りんがる aka 大原ケイ

最近は東京ベースの文芸エージェント。日本の著作品を欧米マーケットに売り込むべく孤軍奮闘中。Hon.jp、文化通信にて海外の出版ニュースやコラムを提供中。

りんがる aka 大原ケイ

最近は東京ベースの文芸エージェント。日本の著作品を欧米マーケットに売り込むべく孤軍奮闘中。Hon.jp、文化通信にて海外の出版ニュースやコラムを提供中。

    最近の記事

    アマゾン(Books&Devices)の解雇キター!

    つい先日のJEPAのセミナーで「アマゾンのリアル店舗閉店は特にニュースバリューはないけれど、ジェフ・ベゾスがCEOの座を去った後のこれからのアマゾンでは、Booksは他の商品と同じカテゴリーでしかない」ってなことを言ったんだけど、早速、Devices and Books部門でレイオフが発表された。

    有料
    100
      • ファクトチェッキング団体ってそもそも何?って人にとりあえずアメリカのを紹介してみる

        日本にもようやくファクトチェッキングの団体ができたようで、そのこと自体は悪いことではないとは思うものの、早速ツイートに「2022年の大統領選挙では〜」みたいなまつがいがあったみたいで、どうなることやら。 アメリカでも、テレビや新聞などの大手メディアの偏向報道が激しく、保守とリベラルじゃ異次元か?ってくらい伝えられている情報世界が違うし、SNSではQアノンやロシア発の陰謀論が渦巻いている状態なので、果たしてファクトチェックをやってる団体があったからって何かが良くなっているとい

        • アマゾンの流通倉庫で北米初の労働組合ができたことの意味

          (結局、長い文章になったんで、小見出しをつけました。興味のない部分は飛ばしてもらっても結構です。私もずいぶん成長したなw) 4月1日に流れてきたこのニュース、最初はエイプリルフールかと思ったよね。 いや〜、ニューヨークのニュースだったから気にはなってたんだけど、昨年アラバマ州でも労組結成運動が盛り上がってた時も結局ダメだったし、今回も無理だろうなぁと思っていたので投票日のことも忘れていたんだけど。なもんで従業員の過半数が賛成票を投じたと知って「なんと天晴れな!」とビックラ

          • ブームになってるWordle、3回で当てるコツ

            ニューヨーク・タイムズ紙のクロスワードパズルはずっとやっているので、今さらSUDOKUなんてできないぜ、と思ってきたし、黄色と緑のWordleのタイルがSNSで上がってきても、これ以上毎日のルーティンを増やしてもなぁ、と思っていたが、やっぱり始めてしまった。 コツを掴んだらだいたい毎回3行でできるようになったので、そのコツを伝授しとく。基本、英語の語彙がそこそこあるのを前提にしてます。SNS見てると、答え出しときながら、意味知らねーとか言ってる人も結構いて、こっちが驚く。私

            有料
            100

            ハニヤ・ヤナギハラの新作は相変わらず長くてくどくて一気読みするしかないTo Paradise

            ハニヤ・ヤナギハラの新作、To Paradise、読み終わりました。相変わらずヤナギハラ節全開です。 つまり、長いんですよ。(3部構成、700ページ) くどいんですよw でも読み始めるとやめられない。あんなに先が長いと思ってたのに、いざページ数が残り少なくなってくると、終わっちゃうのが惜しくなってくる。そして今回の作品は題名の通り、主人公が「もしかして幸せになれるかも?」って新天地を求めて出発するところでイキナリ終わるんですよ。それが3連発。その先ハッピーエンドなのかも

            ラーム・エマニュエル駐日大使はなかなかのやり手で曲者で食わせ者だぞ、楽しみなことに

            去年の話で申し訳ないが、ラーム・エマニュエルが結局、駐日大使に無事に承認されたと聞いて、思わず「うぎぇ!」とか「んぐ!」みたいな音をたててしかめっ面をしてしまいました。誰も欲しがらない花いちもんめなジャイアンが隣に引っ越してきたのび太とでも言いましょうか、これは日本側の外交担当者も苦労するだろうなw 日本のマスゴミは彼のキャラなんぞ理解してないだろうから、過去の親日あるいは嫌日エピソードを探し出して、一方的に何の意味もない期待したり、警戒したりするのが今から目に見えるようだ

            日本の選挙は諦めがついてたりもするのに、バージニア州の州知事選で胃がキリキリ

            まさかこんなことでトニ・モリソンを再読しようかな、という気になるなんて…ちょっとそれはそれで情けないんだけど。 アメリカの赤い州、青い州ってよく分けて呼んでるでしょ? でもその境目ってどうなってるのか、例えば州境のあたりを旅するとどういう感覚なのかわかんないよね? 目の周りの景色が赤かったり青かったり、色がついてるわけじゃないんだから。ハロウィーンといえども赤鬼みたいな人やアバターみたいな人が歩いているわけじゃないんだから。 で、その昔、東海岸をニューヨーク(真っ青)から

            経歴詐称とか、ロン毛がどうとかでネチネチイヂめてんじゃねーよ、みっともねーな

            小室とかいう御仁のことは全く知らないし、興味もない。若い2人が結婚したい、って言ってるんだから勝手にさせとけばいーだろ。 何としても彼のことを叩きたいマスゴミが多いようで、文春砲も「経歴詐称」とかって言ってて、アメリカの就職事情なにも知らないんだな、って笑った。日本の履歴書って学歴とか、資格とか、写真(つまりは見た目)がどうとか、誤魔化せない細かいところにうるさいけど、それって「仕事ができる」ことの保証にはならないよね。 英文のレジュメってのは、どう自分の能力を文章で表現

            Personal Grievances of 9-11 ー20年経っても収まらない怒りがあってだな

            なんだかんだ言ってもう20年も経つんですね、9-11のあの日から。これまでにも何度か節目にあれこれ書いてきたはずなんだけど、やっぱり薄れない記憶というのはあって。でも生々しい歴史の証言的な番組はあちこちでやっているので、興味のある人はそっちを見ていただくとして、とりあえず個人的に吐き出したくなったことだけ書いておきます。 私自身はたまたまあの日は数ブロック先のウォール街の高層ビルという、普段は寄り付かない場所にいたわけだけど、歴史に残る大事件といっても、近くで実際に目の当た

            トランプ派議員にもカネ出さんと!と地雷を踏んじゃったトヨタ

            TOYOTAがアメリカでやらかしてしまって、かなりボコられている。ただし、日本のカイシャだから、ではない。 空気が読めなくて、政治献金をやめる潮時を見誤って、今や「アメリカ最悪の反民主主義企業」とマスコミに書かれている。これから東西の都市部でプリウスボイコットなどの不買運動が始まり、売り上げ激減、株価どん底〜につながりそうな。 日本の企業に限らず、出版社でもこういう目に遭う危険があることは、4月末にHon.jpに書いた。 つまりはこれ↓ ...これからはBLM運動の高

            少子化は女に負担かけたおまいらのせいとしか聞こえないNYタイムズポッドキャスト

            ニューヨークタイムズのポッドキャストは以前からほとんど毎日のように夜寝る前に聞いているのだが(現地時間で早朝に更新されるので)、今回のポッドキャストには打ちのめされた感じ。その後に読んだワシントン・ポスト紙のオリンピックまだやる気でいるの?世界規模で恥かくだけじゃね?みたいな記事もインパクト強かったけど。 このポッドキャストは、要するにアメリカでもここ5〜6年ほど人口がじわじわと減ってきているので、高齢化と少子化の大先輩、みたいな位置づけのジャパーンではどんな感じなのか、何

            ジョーとヨッシー日米首脳会談の深読み

            外交面では、バイデン大統領は今アフガニスタン撤退や、選挙介入ハッキングでの対ロシア制裁や、南アメリカからの難民流入問題や、イランの核武装再開などで、ほんっっと、忙しい。🍊前大統領がたっぷりメンド臭い置き土産を残してくれたせいもあってね。 なにやら日本では、アメリカ大統領が最初に対面で会うリーダーとして選ばれた!みたいに騒がれとったらしいですが、それってバイデンにとっては「1月20日から数えて就任最初の100日で、自分の政権の仕事ぶりに対する最初の評価が出るから、新しく問題を

            コカコーラに聖火ランナーの応援させてる場合なのか?

            あまりにもショボくて観てられないので五輪関係の映像が目に入るとパソをそっ閉じしている。っていうかまだオリンピックやる気で、聖火リレーまで始めちゃったのが「日本すげー」たるところ。 しかし、あのコカコーラのチンドン屋みたいなウェーイ応援団はなんなの?(SNSに写真あげちゃいけないんだってねww だから普通のコカコーラ・トラックを置いてみた)アメリカでは今コカコーラ社がとある重大な決断を迫られてて、一歩間違えると全米でボイコットが起こりそうな問題になってるんだけど、ニュースにも

            暴君ぶりをかばう気はないし、もう支持はできないアンドリュー・クオモ州知事の過去

            ちょうど1年前、全米でも最悪の事態となったCovid-19のパンデミックの渦中にあって、ニューヨークのアンドリュー・クオモ州知事のリーダーシップが頼もしいと評判になったことがあった。 毎日定時に記者会見をして、どんだけヤバイ病気なのか、ニューヨークがどんだけの危機に見舞われているのか、不要不急の用事のために外出るんじゃねーよとか、医療スタッフのマスクが足りねぇんだよとか、毎晩テレビでがなっていたわけです。 そのアンドリュー・クオモの政治生命が今や虫の息。高齢者住宅での死亡

            クララに立ってほしかったよ…って呟くハイジみたいな気持ちになったイシグロ最新作

            世界同時発売と聞いてかえって読む気が削がれて数日キンドルに放り込んだまま放置していたカズオ・イシグロの新刊『クララとお日さま』だったが、読み始めれば相変わらず緻密な筆致であっという間に読了。 まだ読んでない人を気遣って「ネタバレ注意」とかわざわざ書いてある書評を見るとなんだかな〜って思う。別にミステリーじゃないんだし、ストーリー展開を知りたくなければ読まなければいいだけの話だろう。ということで、ここでは思い切りネタバレもあることを覚悟して読んでもらいたい。 私は何を書くに

            Dr. スースの絵本が発禁になったのは日本人としてはむしろ喜んでいい話なのかも

            最初に聞いた時はビックリしたけど、落ち着いて考えてみたら、まぁそうだよな、ぐらいのニュースだったわけだが。 ドクター・スースの絵本といったら、日本でもわりと知られているとは思うけど(追記:思っていたほど翻訳されてなくて、知らない人も多かったというのを発見した)、アメリカの子どもにとっては、必ず一度通る道…しかもハマる子どもはめちゃくちゃハマる不思議な絵本。 地元テキサスが大寒波に襲われ、停電やら水道管の破裂で有権者が凍えている時にカンクーンに行ってたロクデナシ上院議員のテ