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ろくでもない宗教が女をがんじがらめの不幸にするから逃げるっきゃないよね、って映画2本

たまたまネットフリックスで続けて観た近年の映画2本が同じようなテーマを追求してて面白かったので書いておく。別にネタバレする気はないんだけど、とりあえず一緒に観ると面白いかと。

共通点:

*一方は19世紀アイルランドのこてこてカソリックの田舎村、もう一方は現代の南米ボリビアに移住した超保守派のメノナイトのコミュニティーが舞台で、男性による未成年女性への性加害と、それを隠蔽したい男性リーダーグループの間で苦しむ女性(たち)が主人公。

*女性はろくに教育も受けられず、ただ盲目的に神に仕え、男に従え、全てを許せ、じゃないと地獄に落ちるんだぜ、と教え込まれるが故の悲劇。だけど、ストーリー展開の中で、性加害を受けていない年配女性や、聖職者である年寄りの尼さんでさえ、真実を知った上で、ちょっとした言動で精一杯の抵抗を滲ませる。誰も心の底から男なんて信じてないし、所詮ケダモノとわかっている。

*その性加害に対し、WOMEN TALKINGでは、女性たち自らで話し合い、「聖なる証」ではイギリスから来た”他所者”の女性が孤軍奮闘し、娘や少女たちを守るにはどうするか苦悩した挙句、「そこから脱出する」という道を選ぶ。

*被害者女性の気持ちなど微塵も考えない男性リーダー社会にあって、1人だけ、男性だけど、苦境に置かれた女性たちの気持ちを汲み、理解するフェミニスト男性が出てくるが、彼女らの救いになるには至らない。女が行動してナンボ。

*ルーニー・マラ、クレア・フォイ、フローレンス・ピューらとにかく女性陣の演技がすげーのよ。少女たちもよき。

なんだかんだ言って、現代の日本社会も”儒教”で似たような状況になってるよね。性加害訴えるとボコられる。セカンドレイプすごい。そこら中に痴漢がいる。そりゃ、出生率も下がるわ。国外に逃げるの大変だから、「産まねーよ」ってだけで。さらに、今は男性だって性的犯罪の被害者になるんだぜ、ってところで大騒ぎしてるけど。


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