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『シリコンバレー事情やアメリカの文化について』~CEO西本のカリフォルニア滞在記~

みなさんお疲れ様です。広報担当です。

いよいよ8月に突入しましたね!👀
30℃超えの猛暑日が続く暑さの本番はこれからなので、熱中症予防や日頃の体調管理に気をつけていきましょう!

今回のnoteの内容は、事業拡大のためにカリフォルニア州に滞在中のCEO西本が感じたことや、シリコンバレーの現状についてです。
(カリフォルニア行きの詳細はこちらから‼↓)

自ら現地のエンジニアや有識者に積極的にコンタクトをとり、最新の情報をキャッチアップしているCEO西本にお話を聞いていきます!

  (現在カリフォルニア州に滞在中のCEO西本)



ー日本とのカルチャーの違い

西本:「自己主張の重要さ」の考え方が違います。
アメリカでは、小さい頃から自己主張をすることを教えられていて、自己主張をしないとそもそも土俵に上がることが出来ません。
一方日本では、自己主張よりも集団的な要素が強くなるべく輪を乱さないようにという教育を受け、周りと同じであることが正しいとされています。
「個」なのか「集団」なのかという考え方の違いを大きく感じました。

特にこの考えを顕著に感じたのが、サンフランシスコで現地の人と話した時です。アメリカは、仕事の場においても自分が主張するところは主張する、自分で成果や経験を主張することで評価されもちろん業務をしっかりやっているかもあります。
1つのプロジェクト担当は各々が責任を持って意思決定していきます。

また、現地の起業家曰く会議では打ち合わせの議題について有意義に意見が交換出来るように、事前にアジェンダを用意しておくことが多いようです。
しかし、アジェンダを用意しなかった際には先方に「アジェンダがないならこの会議は無し。何のために打ち合わせをするのか、会議の時間もお金が発生している」と言われたとのこと。
つまり、相手の時間を使って打ち合わせをするわけなので、必ず相手に何かを提供するということを意識することです。
ビジネスで人と話す時に意識するべきは「Give」という精神が根付いています。お互いに情報をGiveし合うことでwin-winな関係になれますね。

働き方も日本とは大きく違います
アメリカは残業することが少なく、なるべく定時に帰ります。
彼らはプライベートと仕事を明確に分けてプライベートの時間を大事にしていますね。日本の居酒屋文化の様に、アメリカでは会社の人とは朝食やランチでコミュニケーションをとっていたりします。ハッピーアワーやパーティなどもありますが強制ではないそうです。
仕事の生産性の高さや仕事とプライベートの線引きをしっかりもっています。

アメリカ企業は基本的に人の出入りが激しいです。
日本の場合は1社で長く働くという文化がありますが、アメリカは年収や自分のスキルアップのためにどんどんと職を変えるジョブホッパーという働き方も多いです。企業としては、良い人材を引き留めることやマネジメントすることがなかなか難しそうだなと思います。その為ベネフィットを大事にしていたりフレキシブルな働き方が多いのかもしれません。

日本という国についてフォーカスすると、海外から見るとかなり特殊な国に見えているようで、日本人にとっては当たり前のことでも海外から見ると当たり前ではないこともその逆も然りです。

ビジネスの観点からみると、日本の場合は同じ人種が多いからこそ海外のものを取り入れると上手くいき広まりやすいです。
しかし海外は移民が多く文化が混ざり合っているため、今あるものを広めるとなった時の考え方は0→1、つまり何かを生み出して広めるという意識があります。多様性の社会だからこそ、問題を発見することを重要視しているようです。


ーシリコンバレーの現状

西本:シリコンバレーで働いている大手企業のエンジニアの年収は2,000万円超えも多く存在します。単価や年収は日本と全く違い、エンジニアとしてのスキルが高い人も多い印象。エンジニアのスキル以前にも、現地の起業家とのアジェンダの話やgiveの話の部分で感じたように、ビジネスマインドや働くことへの意識が全体的に強いですね。

エンジニア言語は世界共通なので、アメリカだからといって特別な言語を使用するわけではないのですが、技術のキャッチアップやスピード感がとても早いです。今あるほとんどのプログラミング言語は海外で作られているもので、比較的最近トレンドのnode.jsやReactは日本よりも早く伝わっています。

シリコンバレーの企業では、常に新しいIT情報をキャッチし、その情報を社内に共有する仕組みが出来ています。エンジニア個人の努力やスキルのほか、企業として情報をいち早く手に入れる努力も必要とされていま

アメリカは終身雇用の概念がない上にリストラは当たり前にあるので、各々の主張や競争力が激しいです。競争力があるからこそシリコンバレーは伸びているのではないでしょうか。


ーIT業界でビジネスを行う上で持つべき3つの視点

①イシュー
西本:シリコンバレー界隈の人達はイシューを大切にしています。企業として最終的なゴールをしっかり持つことが大切です。ゴールがぶれてしまうと、企業を成長させるフェーズで問題が生じてきます。自分自身、話しの中で最終的に企業をどうしたいのかをよく聞かれました。会社がどれくらいの規模で今後はどこを目指すのか?小さい規模のままでいるのか、上場を目指すのか?経営陣をはじめとした会社全体のゴールの意識づけが大切です。

②投資の観点
西本:エンジニアのスキルアップには、会社が積極的に支援していくことも必要不可欠です。知識的な部分のほか、機材などのハード面でのサポートもあると働く環境も更に良くなるので成長意欲にも繋がるのでは。
会社のメンバー1人1人が成長すると、企業も更に成長速度が加速していきます。何か投資するとなると採用費用だったりとありますが、教育の部分に投資することも疎かにしてはいけませんね。

③エンジニアファーストの取り組み
西本:そもそも会社側がエンジニアについて勉強しなければいけません。
言語の勉強ではなく、エンジニアとしての働き方の部分です。リモート制度の導入や評価制度の確立など。現場の話をヒアリングすることで、エンジニアがより働きやすい環境は何がいいのか、今ある仕組みにヒアリング内容や情報を落とし込んで、より良い制度づくりに取り組まなければいけないなと思います。


ー西本さんありがとうございました!

  

(カリフォルニア州の様子)


(カリフォルニア州の様子)

                  

日本とシリコンバレーでは働き方やマインドにも大きく差があるように感じました。一概にどちらが良いとは言えませんが、参考になる取り組みは積極的に自社に取り入れていけたら他企業との差別化にも繋がると思います。
IT産業が盛んなシリコンバレーでの情報を知ることが出来るのは、刺激になりますね!

来月帰国された際には、カリフォルニアでのアクションや、今後の会社の方向性などより詳しい内容をインタビューしてお届けします!

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