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初めてのスポーツ、剣道を好きになったきっかけ  ~私のスポーツ遍歴

 テレビドラマです。今から50年程前、11才の頃。
主人公が剣道部の主将で、何か凛とした、大人の匂いがする砂浜での素振り、剣道の練習·試合が小学生の私の心を掴みました。

 その番組とは、「おれは男だ!」です。

 1971〜1972年に放映されたテレビドラマです。昭和の高度経済成長が10年以上続いていて、大阪万博も有り、とても明るい時代。平成バブルの退廃的な面は、この時代には感じられませんでした。小学生だったからかも知れませんが。

 私には、背伸びして高校生の世界に入り込んでドラマを楽しむことが快感でした。文武両道、沈思黙考などの生き方のスタイルや、ウーマン・リブ(女性解放運動)といった新しい海外の流れを、身近な高校生がその身の丈で取り込む姿が、古典的な剣道と対称的で面白く感じられました。

 そう、きっかけはテレビでした。

蛇足
 当時は、通学していた小学校の講堂兼体育館で、日曜日に小中学生対象の剣道教室が開催されていました。直ぐに参加。親に、本格的に学びたいと、防具、手ぬぐい、竹刀、剣道着を揃えてもらいました。
 
 当時の練習は、先ず雑巾掛けで、小中学生には広大な床を30分ぐらいかけて、拭き上げていました。その後、講師の初老の方々からお話が有りました。そして練習開始。面と胴の練習が主で小手は、殆ど練習せず、突きは禁止されていました。
 また、練習試合も有り、中学生の先輩との試合が特にレベルが高く、負けてしまうもののチャレンジしがいがあって、楽しかったことが、印象に残っています。
 練習後に、片付けをした後、再度講師の方々からお話があるのですが、ある講師の方は、詩吟を教えて下さいました。「人間到る処青山(お墓)有り」
 これは後に、海外畑を歩むことになる私の心の支えとなりました。勿論、当時は単に暗記しただけで、真意は全く心に入ってきていませんでしたが。(笑)

 とても懐かしい、初めて本格的にスポーツに取組んだ記憶です。

 



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