TBM|新素材LIMEXと資源循環 | 日本発スタートアップ

石灰石を主原料とした「LIMEX」、再生材の「CirculeX」など環境配慮型素材事業…

TBM|新素材LIMEXと資源循環 | 日本発スタートアップ

石灰石を主原料とした「LIMEX」、再生材の「CirculeX」など環境配慮型素材事業と、資源循環サービスの「MaaR」やリサイクル工場の運営など資源循環事業を行うスタートアップです。温室効果ガス排出量を可視化する「ScopeX」、環境配慮商品のECサイト「ZAIMA」も。

マガジン

記事一覧

国と企業の架け橋となる。ルールメイキングで新市場を切り拓く、政策渉外部の活動内容

#1 . それぞれの前職経験を活かし、政策渉外に携わるー皆さんの前職や、これまでTBMで取り組んできたことを教えてください。 笹木:以前の職場である電通時代に、新市場…

1年目から託される非常識な挑戦。新卒入社の若手技術者座談会

TBMでは2022年から研究開発職の新卒採用を行っています。 この記事では、2022年、2023年、2024年に新卒入社したメンバーのうち、テクノロジーセンター、プラント事業部で研…

人事が語る、TBMが求める人物像と、雇用形態の多様化への新たな挑戦

この記事では、ピープル&カルチャー室の管掌役員である常務執行役員CMO 笹木と、採用チーム 山本、採用の業務委託 梅﨑より、TBMが求める人物像や新たに挑戦している採用…

主力事業に成長した、新素材スタートアップが挑む資源循環ビジネスの現在地

#1 . 現在の資源循環事業の全体像ーまずは、資源循環事業本部として現在取り組んでいる内容から教えていただけますか? 杉田:現在の資源循環事業本部は、「Maar事業部」…

TBMの事業の中枢を担う、サプライチェーン構築の現在地と今後のビジョン

*TBM VN Co., Ltd(以下 TBM VN)は、ベトナム社会主義共和国のハノイ市にある、TBMにとって初の東南アジア地域における現地法人です。 #1 . 国内外の営業活動を支える、S…

全員レギュラーな組織を目指す。人事評価制度から意思決定プロセス、株式報酬までまるごと解説

#1 . TBMの人事・組織開発の取り組み紹介ー初めに伊藤さんの方から、現在のTBMにおける人事・組織の制度について教えていただけますか? 伊藤:まず成長支援としては、1ヶ…

トップセールスが語る、LIMEX営業の全貌

#1 . 素材メーカーが製品を売る!?LIMEXの営業体制-まず、LIMEX事業本部の営業体制について教えてください。 LIMEX事業本部は、現在、以下の5つのチームに分かれて営業…

営業としてニュースをつくる。LIMEX営業の仕事内容とやりがい

素材の営業に“THE MODEL”型を導入!LIMEX事業本部の営業戦略とは──LIMEX事業本部では、どのような営業戦略を実践しているのでしょうか? LIMEX事業本部では今、営業…

プラ業界で30年。感じたジレンマと LIMEXとの出会い

TBMで働く人たちを知っていただくための社員インタビューシリーズ。今回は2019年5月にジョインし、開発、SCM(サプライチェーン・マネジメント)、海外プロジェクトで活躍…

地球温暖化の歴史と「2050年ネットゼロ目標」への道のり

2020年に菅義偉首相(当時)が、2050年までに温室効果ガス排出量実質ゼロとする宣言をしました。2022年4月には、東証プライム市場上場企業は「気候関連財務情報開示タスク…

TBM創業者、山﨑敦義CEOのインタビュー記事まとめ!

ここではTBMの創業者、そして代表取締役 CEOである山﨑敦義のインタビュー記事や動画をまとめてご紹介します。TBM設立の由来や、社名や企業理念に込められた想い、設立から…

CO2排出量算定・可視化を当たり前に。TBM新規事業部の挑戦

IT企業、再エネ企業からTBMへ!転身の理由──伊藤さんは2022年11月の入社。以前はどんな仕事をされてきたのですか。 伊藤 新卒から9年間はメカエンジニアをしていまし…

TCFDが求める気候変動「シナリオ分析」 もっと詳しく

TCFDで勧められているシナリオ分析とはTCFDって何? 気候変動と財務リスクに関する情報開示「全解説」では、TCFD(Task Force on Climate-related Financial Disclosures…

中小企業もできる!企業の脱炭素目標「SBT認定」のメリットと取得法

最近、環境関連のニュースで時折耳にするSBT。TBMも2022年3月に認定を取得しています。一体何のことで、その取り組みにどんなメリットがあるのか。そして実際に、どんな作…

CSR・環境報告書の第三者認証を依頼するときに押さえておきたいポイント

TBMでは、企業単位の温室効果ガス可視化のサポートをさせていただく中で、温室効果ガスの削減施策を提案して欲しいなどのニーズに応えたり、可視化後のサポートも行ってい…

なぜ企業は温室効果ガス排出量を算定しなければならないのか、その理由と方法

TBMは企業単位で温室効果ガス排出量を可視化し、削減施策までを提案するプラットフォーム「ScopeX」を展開しています。また、LIMEXについても、原材料調達から処分に至るま…

国と企業の架け橋となる。ルールメイキングで新市場を切り拓く、政策渉外部の活動内容

#1. それぞれの前職経験を活かし、政策渉外に携わるー皆さんの前職や、これまでTBMで取り組んできたことを教えてください。 笹木:以前の職場である電通時代に、新市場を形成するために、広告代理店として電通内で新しい組織を立ち上げ、官公庁と連携した活動を行ってきました。その後、2016年にTBMに入社し、今年の4月に政策渉外部を立ち上げましたが、部門ができる前から、自治体とのコンソーシアムの立ち上げや包括連携協定、官公庁と連携した活動など、プロジェクト毎にメンバーをアサイン

1年目から託される非常識な挑戦。新卒入社の若手技術者座談会

TBMでは2022年から研究開発職の新卒採用を行っています。 この記事では、2022年、2023年、2024年に新卒入社したメンバーのうち、テクノロジーセンター、プラント事業部で研究開発、エンジニアを担う6名にインタビューを行いました。 #1. それぞれのルーツから、TBMでの挑戦を決めた理由ー最初に、TBMに入社した理由をお一人ずつ伺っていきたいと思います。学生時代の経験から、なぜスタートアップであるTBMへの入社を決めたのでしょうか。 テクノロジーセンター 堀之内 私

人事が語る、TBMが求める人物像と、雇用形態の多様化への新たな挑戦

この記事では、ピープル&カルチャー室の管掌役員である常務執行役員CMO 笹木と、採用チーム 山本、採用の業務委託 梅﨑より、TBMが求める人物像や新たに挑戦している採用手法についてご紹介します。 #1. 非常識に挑戦する仲間とともに、勝つ組織をつくる-まずは、TBMがどのような組織を目指しているのか教えてください。 笹木:TBMはユニコーン企業の第一世代。そして、GX分野のディープテックスタートアップとして、あらゆる活動でスタートアップのロールモデルを目指しています。 環

主力事業に成長した、新素材スタートアップが挑む資源循環ビジネスの現在地

#1. 現在の資源循環事業の全体像ーまずは、資源循環事業本部として現在取り組んでいる内容から教えていただけますか? 杉田:現在の資源循環事業本部は、「Maar事業部」「プラント事業部」「横須賀サーキュラー工場」の3つの組織で構成され、組織間で連携しながら以下の4つの事業に取り組んでいます。 1つ目は「資源循環プロデュース事業」です。これは排出される廃プラスチックや、市場に流通する再生可能な資源を有価で買い取り、必要とするエンドユーザーやリサイクラーとのマッチングを提案し

TBMの事業の中枢を担う、サプライチェーン構築の現在地と今後のビジョン

*TBM VN Co., Ltd(以下 TBM VN)は、ベトナム社会主義共和国のハノイ市にある、TBMにとって初の東南アジア地域における現地法人です。 #1. 国内外の営業活動を支える、SCM室・TBM VNの業務内容ーまずは小関さんの担当業務について教えてください。 小関:SCM室の業務領域は購買・工場生産計画・原材料調達・物流の4つに大別されます。私が主に担当しているのは海外の購買活動で、特にベトナムからのLIMEX Pelletやインフレーション成形品の調達を行っ

全員レギュラーな組織を目指す。人事評価制度から意思決定プロセス、株式報酬までまるごと解説

#1. TBMの人事・組織開発の取り組み紹介ー初めに伊藤さんの方から、現在のTBMにおける人事・組織の制度について教えていただけますか? 伊藤:まず成長支援としては、1ヶ月間に及ぶ新卒採用入社社員向けの研修、キャリア採用入社社員向けのオンボーディング研修、1on1などを実施しています。 福利厚生としては、住宅手当や家具移転費補助(支給規定有り)、入社後半年間で3日間の有給休暇を使用できる入社時特別休暇などがあります。 組織開発の施策としては、広報・マーケティング部の新入

トップセールスが語る、LIMEX営業の全貌

#1. 素材メーカーが製品を売る!?LIMEXの営業体制-まず、LIMEX事業本部の営業体制について教えてください。 LIMEX事業本部は、現在、以下の5つのチームに分かれて営業活動を行っています。 -具体的にどのような営業活動を行っているのでしょうか? 「素材メーカーの営業」と聞くと、素材を扱う専門商社や製品メーカー、印刷会社など中間商流の企業に販売するイメージが一般的だと思います。しかし、私たちはLIMEX営業の初期から、エンドユーザーに直接最終製品として納品する

営業としてニュースをつくる。LIMEX営業の仕事内容とやりがい

素材の営業に“THE MODEL”型を導入!LIMEX事業本部の営業戦略とは──LIMEX事業本部では、どのような営業戦略を実践しているのでしょうか? LIMEX事業本部では今、営業プロセスを「マーケティング」「インサイドセールス」「フィールドセールス」「カスタマーサクセス」の4段階に分けて、それに関わる情報を可視化・数値化し、営業効率の最大化を図る”THE MODEL”と呼ばれる営業の仕組みの導入を進めています。TBMではこれを「新TBMモデル」と呼び、PDCAを高速に

プラ業界で30年。感じたジレンマと LIMEXとの出会い

TBMで働く人たちを知っていただくための社員インタビューシリーズ。今回は2019年5月にジョインし、開発、SCM(サプライチェーン・マネジメント)、海外プロジェクトで活躍しているSCM本部本部長(2022年2月以降)の川上さんをご紹介します。※所属や業務内容は、インタビュー当時(2020年6月)のものです。 プラスチックのプロフェッショナルとして 前職は富士通グループの中でプラスチックの射出成形を取り扱う会社に在職していました。  入社当初からPMMA(アクリル樹脂)やP

地球温暖化の歴史と「2050年ネットゼロ目標」への道のり

2020年に菅義偉首相(当時)が、2050年までに温室効果ガス排出量実質ゼロとする宣言をしました。2022年4月には、東証プライム市場上場企業は「気候関連財務情報開示タスクフォース(Task Force on Climate-related Financial Disclosures)」の開示が必須になり、ますます気候変動のリスクに関する対策の緊急度が上がってきています。 でも一体なぜこのような対応が必要になったのでしょうか。 これらの気候変動対策の背景を歴史から紐解き、

TBM創業者、山﨑敦義CEOのインタビュー記事まとめ!

ここではTBMの創業者、そして代表取締役 CEOである山﨑敦義のインタビュー記事や動画をまとめてご紹介します。TBM設立の由来や、社名や企業理念に込められた想い、設立から現在までの困難、そしてTBMが実現したい未来について熱く語られている記事・動画を集めていますので、是非ご一読ください! ダボス会議ライブ 2024テレビ東京|山﨑は、2024年1月15~19日にスイスのダボスで開催された世界経済フォーラムの第54回年次総会(ダボス会議)に参加しました。会場からライブ配信に出

CO2排出量算定・可視化を当たり前に。TBM新規事業部の挑戦

IT企業、再エネ企業からTBMへ!転身の理由──伊藤さんは2022年11月の入社。以前はどんな仕事をされてきたのですか。 伊藤 新卒から9年間はメカエンジニアをしていました。1社目は日本のメーカーで5年、2社目はドイツの分析装置のメーカーで4年間働いていました。ドイツの会社は超ニッチな業界ですが、セメントの成分分析装置では世界シェア7割を持っている会社だったので、セメント工場に出向いて修理することもありました。セメントの原料は石灰石ですから、その意味ではTBMに入る以前

TCFDが求める気候変動「シナリオ分析」 もっと詳しく

TCFDで勧められているシナリオ分析とはTCFDって何? 気候変動と財務リスクに関する情報開示「全解説」では、TCFD(Task Force on Climate-related Financial Disclosures:気候関連財務情報開示タスクフォース」が定めているシナリオ分析と情報開示についての方法について解説しました。 気候変動が、今後どの程度私たちの生活に影響を及ぼすのかは正確にはわかりません。また、影響を及ぼしている温室効果ガス排出量がどこまで減らせるのか、

中小企業もできる!企業の脱炭素目標「SBT認定」のメリットと取得法

最近、環境関連のニュースで時折耳にするSBT。TBMも2022年3月に認定を取得しています。一体何のことで、その取り組みにどんなメリットがあるのか。そして実際に、どんな作業が発生するのか。TBM新規事業部のメンバーがお答えします。 SBTって何?SBT(Science Based Targets:科学的根拠に基づく目標)とは、気候科学に基づく温室効果ガスの削減目標のことでパリ協定に定められている世界共通目標です。 目標は具体的に定められており、「世界の平均気温上昇を産業革

CSR・環境報告書の第三者認証を依頼するときに押さえておきたいポイント

TBMでは、企業単位の温室効果ガス可視化のサポートをさせていただく中で、温室効果ガスの削減施策を提案して欲しいなどのニーズに応えたり、可視化後のサポートも行っていますが、意外と多いのが算定の第三者認証を専門機関に頼みたいというニーズです。 新規事業部のメンバーが、第三者認証機関を選定するとき念頭に置いておくポイントについて解説していきます。 第三者認証とは企業のサステナビリティやCSR、ESG報告の重要性が高まっている中、こうした非財務情報の開示情報の正確性や網羅性を第三者

なぜ企業は温室効果ガス排出量を算定しなければならないのか、その理由と方法

TBMは企業単位で温室効果ガス排出量を可視化し、削減施策までを提案するプラットフォーム「ScopeX」を展開しています。また、LIMEXについても、原材料調達から処分に至るまでのライフサイクルを通じた温室効果ガス排出量を詳細に開示しています。なぜ企業は今、温室効果ガス排出量の算定という課題を突き付けられているのか、ScopeX事業を担当する新規事業部のメンバーが、その理由と方法について解説します。 企業が温室効果ガス算定をする背景2015年の第21回気候変動枠組条約締約国会