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人事が語る、TBMが求める人物像と、雇用形態の多様化への新たな挑戦

この記事では、ピープル&カルチャー室の管掌役員である常務執行役員CMO 笹木と、採用チーム 山本、採用の業務委託 梅﨑より、TBMが求める人物像や新たに挑戦している採用手法についてご紹介します。


#1. 非常識に挑戦する仲間とともに、勝つ組織をつくる


-まずは、TBMがどのような組織を目指しているのか教えてください。

笹木:TBMはユニコーン企業の第一世代。そして、GX分野のディープテックスタートアップとして、あらゆる活動でスタートアップのロールモデルを目指しています。
環境や社会課題解決のビジネスは、スモールビジネスやローカルビジネス、収益性の低いビジネスの印象を持っている人も少なくないのですが、ボーングローバル企業のTBMは、サステナビリティ経営を根幹に据えながら、ソーシャルインパクトを最大化できるビジネスを展開し、大きく稼ぎ、ビジネスでも勝つ組織をつくっていきたいです。

-ビジネスで勝ちに行く組織の実現に向けて、どのような人を求めていますか?

梅﨑:企業理念体系TBM Compassに共感している人の中で、各ポジション毎に必要な専門性や高い技能を持った方を求めていますが、特にValuesの一つである「非常識に挑戦しよう」を体現できるかどうかが重要だと個人的に感じています。

私はスタートアップ企業の採用に関わらせていただく中で、「まだ整っていない」と候補者の方に伝えることがありますが、TBMの場合はその言葉の意味が他社と少し異なります。現状に無いものが多いというより、現状の一歩先を見据えた取り組みに挑戦していて、変化や成長できる余白が多いという意味で「まだ整っていない」というイメージです。

私自身も、TBMの採用において難しいテーマに挑戦させてもらっていますが、自身のこれまでの経験だけでは答えが出せないことも多いです。そこで「無理だ」と言ってしまうのではなく、「実現しないといけない」「どうしたら実現できるか」という気持ちを持って動いていくことが求められます。アンラーンしながら、難しいテーマをむしろ楽しめるようなスタンスはTBMで働く中で大事だなと感じています。

ー具体的にはどのような経験をしてきた人を求めていますか?

山本:自身で設定した目標に対して、外部要因ではなく、自身の高い意識と積極的な行動により結果を出してきた経験がある人ですね。また、変化が激しい環境、急成長フェーズで、土台作りを楽しみながら挑戦してきた方も、TBMと相性が良いと感じています。
どんなことにも、「前向きな意味づけ」をして前進していける力のある方を求めています。

TBM Compass


#2. 自ら目標を設定し、前向きに転んで諦めない人が、会社とともに成長し、活躍する


-TBMで実際に活躍している人の特徴を教えてください。

笹木:ミッションや目標を与えられるのではなく、自ら設定できる力がある人。さらにミッションや目標達成に向けて、上長や周囲の人、外部の方に礼節をわきまえて、気持ちの良いコミュニケーションで働きかけられる人が活躍しています。

一般的に、課題解決能力より課題設定能力の方が大事と言われていますが、TBMにも当てはまると思います。適当な課題は、事業や組織をより良くするためにどうしたらいいかを深く考えているからこそ設定できるものです。スタートアップのTBMではどの職種においても、仕事を自分で見出すことができます。

また、自らリスクをテイクして、臆することなく、果敢に挑戦できる人も活躍しています。日本の多くの企業は挑戦する仕事より、与えられる仕事、歯車の中でこなす仕事が多いのが実態ですが、TBMでは高いレベルで、仕事への挑戦が求められます。スタートアップの仕事は、今の日本では稀に見るリスクが取りやすい仕事なのかもしれません。

そして、挑戦とセットで、困難な場面で失敗した際、前向きに転べるかどうかも重要です。前向きな気持ちで転ぶか、他者や環境のせいにして後ろ向きな気持ちになって転ぶか、それは大違いです。TBMでは難しい課題に取り組んでいる中で、前向きに転んだ人には再度チャンスをつくっています。後ろに転んでは後進するだけですが、前に転んでしまっても前進はできる。社長の山﨑は、本田技研工業の創業者である本田宗一郎さんの名言「人間は失敗する権利をもっている。しかし失敗には反省という義務がついてくる。」という言葉を社内で伝播しています。

最後は、いかに諦めないか、逃げないか。GRITですね。難しい挑戦に対して、あらゆる手段で、人の力を借りて何としても達成するという気持ちがある人は活躍しています。これは困難に立ち向かうときのプレッシャーの重さ、ミッションの大きさにどれだけ耐えられるかが肝です。

TBMも今に至るまでにあらゆる面でもっと整っていない時代があり、逃げずに諦めなかったメンバーが乗り越えてくれたことで今があります。

-TBMでは、入社半年以内に目覚ましい活躍をした人に「Best Rookie賞」が贈られます。山本さんはこの賞を受賞しており、まさにTBMで活躍している一人です。TBMでの挑戦のやりがいを教えてください。

山本:私は入社後、部門としても会社としても、新しい取り組みがスタートするなど、環境の変化を体感してきたので、会社が今よりも大きくなろう、挑戦していこうと前に進んでいることを実感しています。そして会社の前進に合わせて、採用の体制やフロー、関連する仕組みについても「今まで、当たり前としていたやり方」に対し、一度立ち止まり、必要に応じて柔軟に変化させるべき状況でもあります。そして変化を起こすということは、関係者の今までのやり方を変えなくてはいけないという作業でもあります。そのように、周囲を巻き込んで変化を起こしていく中で、入社後早期に、私もTBMの歴史や組織をつくっている一人なんだと実感し、やりがいを感じました。

また、TBMは必要だと感じたことを想いをもって提案すれば、トライさせてもらえる環境です。新しいことを周りに相談しながら進めていくことで、自分の成長も実感しながら挑戦できます。

Best Rookie賞 受賞時の様子

笹木:TBMのように急成長が求められるスタートアップで働くことは、成長スピードが遅い、また成長率が低い会社と比較して、会社の成長に合わせて自己成長の速度も早めやすいと思います。「ものづくりのスタートアップで働きたい」、「LIMEXをやりたい」、「資源循環をやりたい」と願うだけでは物足りない。自分で意味づけをして「自分がTBMの歴史をつくるんだ」と、視座を上げて、会社の成長と自己成長を繋げていく力は重要だと思います。

TBMの人事チームは、かつて全員23歳かつ未経験の3人が担い、人事組織のOSを構築してくれました。年齢は関係ない。さらに拡大していく、急成長するユニコーン・スタートアップのTBMで、より多くの人に自身の経験を活かし、腕試ししてもらいたいですね。


#3. 事業フェーズの変化に伴い、雇用形態の多様化に挑む


-組織づくりに向けて、採用で新たに取り組んでいることを教えてください。

梅﨑:新たに取り組みを始めているのは複業人材の活用です。大手企業などで活躍されている方が、TBMへ複業として関わっていただける機会をより広げていきたいと考えています。

例えばピープル&カルチャー室の採用チームは、私含めて業務委託で参画しているメンバーが複数います。それぞれ本業で培ってきたノウハウが異なるため、チーム内でも知見を共有したり、壁にぶつかった際にアドバイスを得られたりするなど、メリットを感じる場面が多々あります。

今後は全社的な取り組みとして、複業人材活用を戦略的なオプションにしていきたいです。

―複業人材活用に至った背景を教えてください。

笹木:背景は二つあります。一つ目は、事業フェーズの変化です。それが正解かどうかは分かりませんが、量産が可能になる時期までは正社員偏重の組織体制でした。理念で繋がる仲間集めに奮闘しました。まだまだ不確実ですが、以前と比べればビジネスモデルが確立してきて、またコーポレートサイドの役割、ガバナンスも安定してきて、雇用形態を多様化できるフェーズになりました。複業研究家で著名な西村創一郎さんにも人事アドバイザーに就任いただいています。

(参考:TBMは、テクノロジー企業成長率ランキング「Technology Fast 50 2022 Japan」にて3位を受賞

二つ目は、TBMグループとしてサステナビリティ領域の事業成長を図るために、既存のアセットを活用して、新規事業にアクセルを踏むことです。これまでの経験を新しい領域で生かしたい、腕試しをしたいと考える人の受け皿を広く用意したいと考えています。

―複業人材活用のメリットは何でしょうか?懸念点があれば併せて教えてください。

山本:複業人材活用は、採用活動におけるコスト低減とリードタイム短縮に加えて、外部知見や専門ノウハウを吸収できるというメリットがあります。

一方で、複業人材が増えることで、受け入れ側の正社員のプロマネ力が問われます。正社員は出社前提の中で、リモートワーク中心の複業人材が入るため、非同期コミュニケーションが必要となってきます。全社向けの対策や研修を準備中です。

笹木:加えて、複業人材の活用を推進する一方で、フルコミットでTBMの成長を担う正社員の力量が問われ、相対的により組織の中で、正社員の役割の重要度が増します。そのため、ストックオプションを含め、正社員の活躍に応じたインセンティブの設計に力を入れ、これまで以上に正社員で働く価値を追求していきます。


#4. 新しい採用手法に挑戦するやりがいと、今後の展望


―P&C室で新しい採用手法に挑戦するやりがいを教えてください。

梅﨑:「複業」という働き方は一般的になってきましたが、企業が戦略的、全社的に複業採用に取り組めている事例はまだ多くないと感じています。事業成長のために、雇用形態に囚われず人材ポートフォリオを組んでいくことができれば、スタートアップやディープテック領域においても一つのモデルになれると考えます。そういった視点でも面白いチャレンジだと思います。

山本:私は入社後すぐに、梅﨑さんと共に採用活動を行ってきたので、複業人材と働く正社員側の立場です。日々、社内の仲間にも助けてもらっていますが、梅﨑さんが社内メンバーとはまた別の視点でアドバイスをくださったり、フォローしてくださることに何度も助けられてきました。そして、採用の専門性がある梅﨑さんとの関わりを通じて得られた知識も多いです。
梅﨑さんとの挑戦を通じて、私自身も良い事例をつくれたと感じているので、やりがいを感じますし、この良い事例を他部門にも広げていきたいです。

ーそんな新しい挑戦に向けて、P&C室としては今後どのような人と挑戦していきたいですか?

山本:先ほどご紹介したTBM Compassのスタンスが身についている人、そして諦めない人と挑戦したいです。

人・組織をつくる部門として、組織の状況、採用の状況が変わり続ける中でも、諦めず一人ひとりと対話をし続けられる人と、より良いチームを作っていきたいと思います。

笹木:「サステナビリティ革命」、「兆のつくビジネスを生み出す」、TBMの進みたい未来に向けて、自ら変えていきたい、実現させたい、と心の底から熱くなれる、一緒に感動できる人と挑戦したいです。

特にTBMの人事は、企業成長を果たしていくビジネスの成長ストーリーを信じる、信念が問われます。ビジネスの理解やお金のありがたみを知っている人、営業の観点で思考できる人が向いています。まだまだ目指す世界の実現に向けて様々な試練が待っていますが、小説家 井上靖氏の言葉である「努力する人は希望を語り、怠ける人は不満を語る」のように、不満ではなく希望を語り続けられる人がマッチしています。

TBMは、ディープテックでユニコーンとしての評価をもらった数少ないスタートアップです。新しい施策も含めて、TBMにしかできない施策を高速に実行しましょう。今までの自分を超えて、攻めまくりたい人のご応募をお待ちしています。