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Week 5 is over! 年齢を聞く人聞かない人 #シドニー留学記

シドニーに来て 1ヶ月が過ぎた、という話は前回の記事で書いたのだが英語力の方は 1ヶ月でどうなったかというと、正直実感として成長はあまり感じられていない
英語に接する機会と英語を勉強する時間は圧倒的に増えたし、英語を話すことに対する心理ブロックは外れたと思っているが、まだまだ言いたいことは言えないしお店の人が話すことは聞き返したりすることもある
ダイエットと同じで 1ヶ月で劇的に変わることはないので、まあこんなもんでしょとは思っているけど
※写真は Circular Quay のすぐ近くにある Customs House という税関庁舎、州遺産に登録されているとか

さて、タイトルに書いた「年齢を聞く人 / 聞かない人」についてだが、私の中でも明確な答えがあるわけではないのでオチのない話で終わってしまう可能性があることを先に記しておく

「年齢なんて数字だから気にしな〜い」という考え方があるのは知っているし概ね賛成なのだが、こうして話題にしている時点で自分自身まだまだ年齢の呪縛からは解放されていないんだなと感じている

シドニーに行く時、「海外では年齢を聞くのはマナー違反だと聞いているし、海外の人たちは年齢を気にしないらしいから聞かれることはないだろ
う」と思っていた

しかし、語学学校には日本人もいるし、私のクラスは半数以上が日本人だ
初日の自己紹介ですでに彼らは「年齢」を自己紹介の項目に入れいて、名前の次に年齢を紹介するというテンプレートで話をしていた
その後、たびたび年齢を聞かれる場面があったが、聞いてくるのは日本人だけだった

自己紹介では名前の次に紹介する項目となり、出会ってまだ初期の段階で聞いてくる「年齢」とは一体なんなのだろうか、なぜ日本人は年齢を知りたがるのだろうか

これは個人の勝手な見解なのだが「目上の者に敬意を払う」という思想が日本では自分たちが意識しないレベルで染み付いているからなのでは?と考えている
多分、家父長制とかとも関連してくることなのだと思うが、それを語るには勉強不足すぎるのでこの見解を掘り下げるのは未来の自分に託す

向き合う相手が自分より年上なのか年下なのか、年上だった場合相手に失礼のない対応をしたいという思いが、年齢を聞くという行動を促しているのだというのが現在のところの私の結論
そこに (ほとんどの場合) 悪意はない、相手に失礼がないようにしたいという気遣いがあるだけなのだ
年下だったら失礼にしていいのかというとそうじゃないと個人的は思っているが、年下だとわかったとたん対応がカジュアルになる人もいるにはいる
敬意を払う基準は年齢じゃないと思うんだよね

一方で、「若さ」の価値もいまだ根強く残っている
この呪縛から解放されていないことが、私が年齢を聞かれたくない最たる理由なのだろう、私はもう若くはないから
この呪縛を思う時いつも、逃げ恥ことドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」で土屋百合を演じた石田ゆり子さんのセリフを思い出す

- 今あなたが価値がないと切り捨てたものは、この先あなたが向かっていく未来でもあるのよ
- 自分に呪いをかけないで、そんな恐ろしい呪いからはさっさと逃げてしまいなさい
※まあまあ長いセリフなので全文を見たい方はググってください

留学に行くと決めた時、もっと若い時に行けばよかったなと思ったことはもちろんあるし、「DIE WITH ZERO」 にも若い時に「経験」をすることでその後の人生でその経験の価値を長く享受することができる (うろ覚えなので詳しくは本書を読むことをオススメします) と書いてあった
実際に留学に来てみると、年を経て知識と経験を重ねてきたからこそ理解できること実行できることもたくさんあるなぁと思えたのも事実である

もっと若い時に留学に行っておけばそれはそれでよかったと思う
でも、今のこの私だからこそできていることをもっと褒めたり認めたり自信を持ったりしてもいいのかな
今日はこんなところで

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