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zephyrの日記

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#zephyrの手帳

ひっそりと息を吐く

ひっそりと息を吐く

いつも、をどうのりこえてきたのか

ときどきわからなくなります

たぶん、わたしのいつもは
つよがること

さみしさ かなしさ

てのひらに
ひっそりとかくした
あわいきたいとよぎるしつぼう

こんいろのよるにまぎれて
ひっそりといきをはくように
いつも、をすごす

まいにちとか
にちじょうとか
それっぽく、なんて
いちばんきらったこともあったの

よるにおぼれて
もどれなくなりそうでこわいから

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生まれゆく色彩に心奪われたまま

生まれゆく色彩に心奪われたまま

十月の金木犀の香り

奥ゆかしくふんわりとした漂いに反して
はっきりとした橙の実の色は
そうー
貴婦人の様な品格と
堂々たる佇まいさえ感じるほどです

短い命なのは初めからの運命であるから
終わりまでの日々を
愛おしく
そして大切に過ごさなければと

彼等のお陰で
私はいつも秋の訪れを
穏やかに迎えることができるのだから

そうして見守られ
日々体温に触れられることが
どんなに恵まれていることか

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いつのまにか

いつのまにか

いつのまにか
風は優しくて
火照った私の頬を
冷ますようにして
横切る

ばたばたとして
落ち着きのない我が子を
おちつかせる自然の母に
今宵もまた
見守られている様で

忙しなく訪れる日々には
ひとつ星を
ひとつ花を
心に添える

その心くばりが
大切で
そして
重ねられた小さな歓びは
やがて
黄金の朝を迎える

日記 09.28

日記 09.28

あざやかな その はなやかさは
わたしには もったいなくて

それでも
らっきからーは ぴんくだからと

わたしに はなをおくる あなたは
やさしさのいろ
そのもの でした

はっとする こいいろ から
やわらかな みるくいろ へ

つつんだあたたかさの なかにも
しっかりとある 
あなたの いしある そのつよさは

わたしを
わたしを
うけいれてくれるのだと

おおらかな あいが
そこにはあって

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