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【短歌】 人生が薄められた


こんばんは。まりもです。
今日の記事はちょっと鬱々してます……( ;  ; )


月に一回の女性ホルモンが乱れる時期っていうのもあるとは思うんですが…

今日の記事にはわたしの鬱々の思いや
仕事をすることについて書いています。
ちょっと汚い言葉も使ってます。

もし読まれていて
イライラしたり、不快に思ったり、合わないなと思われましたら
すぐにお戻り下さい。

感情が伝染してしまってはいけないので……







今日はこんな短歌を。


人生が薄められた二十八 無味も無臭も生きてる証


人知れず自分を強く抱く夜は他人(ひと)の幸せがバターに見える




わたしは今28歳、休職中です。
つまり無職、ニートです。



こんな身からすると
テレビや街中で見る

「働いている人」

のことが、”すごい、かっこいい“とか“羨ましい”とかそんな風に見えます。

自分が働いていた時は、

「一生ゆっくり過ごしたい!!」


「もう働きたくない!!休みたい!!」

ってずっと思ってたんですけどね。笑

こんな状態になっていざ休むと
働くって本当に有難いことなんだと、身に染みて分かりました。


働きたいけど
またうつが再燃したら元も子もないし、
人生を長い目で見て
今は休む時期なんだと言うことも頭の中で理解はできています。


けれども働きたいです。
病気じゃなければすぐに仕事したい。


今の世はフリーランスの方とか、
Webライターさんや作家さんとか場所を問わずできる仕事もあって、
色々な働き方があるから何が仕事なのか、働くこととは何かと定義するのは難しいんですけども。

本人が誇りを持っていれば
それが仕事といえるんだろうとは思います。

多分この働きたいという感情の中には、


「社会に属してない後ろめたさ」


「働き盛りのこの時に何やってんだろう」とか


「貯金が無くなるヤバイ……」みたいな

そんな色々なものが混じってるんだと思います。


気づいたら歌の中で
「人生が薄められた」と書いてしまったのも、

仕事をしてない劣等感とか
この年齢は仕事をしてることが当たり前とか
どこかで思ってる自分がいるからなんだろうなぁ。


仕事をしている時に比べて、
人に会う回数も会話も減ったし、
仕事はきつかったけど同じ悩みを共有する仲間もいました。
患者さんと話すのも楽しかった。

今はもうそんなことは無い。

そんな視点からだと、
今を「人生が薄められた」と思ってしまう。

夏の日にうっかり薄め過ぎちゃったカルピスの味がする。



いや、病気といえど、「薄めた」のは他でもない自分ですね。
「薄められた〜」なんて、被害者ぶっちゃって。

自分の性格よく知ってたんだから、
鬱にならないように、自分が気をつければ良かっただけじゃん。
言いたいことちゃんと言えば良かったんじゃん。
馬鹿にしてんのかってあいつと喧嘩すれば良かったじゃん。



でも、こぼれたミルクはもうかえりませんもんね。



…………。


ちょっとこのままだと
どんどん考え過ぎて
スーパーウルトラ鬱々モード(?)に突入してしまうので、
視点を変えますね。笑

もうこの感情を乗り越えるには


「今を大切に生きること」


以外に無いような気もします。

仕事が全てだとは思わないけど、
仕事で得られる苦労も生き甲斐も大切だとは思います。

だけど、今のわたしはその時期では無い。

家族や友達、心療内科の先生や看護師さん、自立支援手帳を発行してくれた行政。
自分の生命をわたしに食べさせてくれる動物や魚、野菜たち。

病気になってたくさんの人の優しさや助けに救われてきました。
仕事嫌いだったくせに、
(自分にとって)大切だったという思いに気づかせてくれたのも病気。


たとえ
仕事をしていない今が、働いている時に比べ
「無味無臭」だったとしても、
そう思ってしまう自分がまだ微かにいても
それは今を生きている証なんですよね。


今まで生きてきたから
すごく嬉しいことや嫌なこと、理不尽なことや泣いたことがあって、
つまり「人生の味や匂い」を学んできたように思います。

今は休んでいるから刺激が少ないのは当たり前で、薄い味に思えるかもしれない。
でも今のわたしには薄味がちょうど良い。


鬱病も突然とわたしの人生に登場して舞台の真ん中、
しばらく主演をつとめていましたが、
知らなかった色んな味と匂いを教えてくれます。




今回は、

「仕事をしている/していない」を視点に歌を作ったので
歌では「無味も無臭も」と書いたし
薄め過ぎたカルピスなんて書いたけど、
休んでいる今は今で、別の味と匂いがします。

さっきも書きましたが、

人はとっても優しいことに気づきました。
わたしが甘えてるだけかも知れないけど、
やっぱり人の本質は愛とか優しさなんだと思いました。

どんなにこの令和が
悲しい時代とか
無機質な時代って言われようと
人間のその根底は変わらないと信じています。


それから…
家が山の中にあるから、
季節の移り変わりに今まで以上に目を配れるし、
鳥のおしゃべりにも十分に耳を傾けられます。(何を話してるかは全く理解できないけど。笑)


いつかまた元気に羽ばたける季節が来ると信じて、
その時の準備をしていきたいと思います。

いつか、手帳を発行してくれて通院を支援してくれている大分にも恩返しをしたい。
行政の仕組みと県民の方々のおかげでとっても助かっています。




短歌を作って、ピアノを弾いて、本を読んで、散歩して。
家族と話して、一緒にご飯を食べて、ゆっくりコーヒーを飲む。
大好きなポルノグラフィティのライブも今月末にまた行く。


わたしは何と恵まれているんだろう。
この状況でしかできないことを今は大切に、楽しみたいと思います。


***

長い長いわたしの自分語りを聞いて下さって
本当にありがとうございます。


今まで色んな人に、
考えすぎだよとか真面目すぎるとか言われたけど、
仕様がないんですよね……
わたしは何か色々考えてしまうっていうことが
初期設定で組み込まれているんだと考える他には。

もしかして憐れまれてる?
可哀想とか思われてる?
なんて思ったこともありました。笑

こんなになっても
一丁前の高い自尊心まで発揮する厄介な奴なんです、わたし。

人は素晴らしいと思うくせに自分には全く。
こんな風に自分に自信がないくせして、
なのに自尊心は高い捻くれ者です。

何だか化けの皮が剥がれてしまったように思うけど、
これがわたしの本体かもです。

今の思いを歌にして、
その背景をnoteに書かせてもらうことで
心のバランスが上手く取れているように思います。

最後は明るい言葉で締めようと思ったのに、やっぱり重くなってしまった……

こんなわたしのおしゃべりをいつも聞いてくれて、本当にありがとう。

よろしければまた遊びにきてくださいね。
それでは、おやすみなさい。


22/11/13   まりも

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