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14th Door 支援の『コンセプト』❽ー1

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 支援の『コンセプト』の10回目は、いよいよ最後の8番目のコンセプト

目標に照らして連続性と一貫性のある『実践』が継続できること

その対となる

その場の状況に応じた反射的な『実践』と『実践』の抑制ができること

についてです。

 では早速始めましょう。と言いたいところですが、最後のコンセプトでは『行動』というものをより深く理解し、付き合っていくために、私が以前からまとめたいと思っていた『行動』と『意識』との関係性から見ていきたいと思います。
 
 今回を含めて第1部と第2部ではその『行動』と『意識』との関係性についてを、そして第3部では『行動』をより早く習得するための、そして『行動』をより適切に調節するための要素について取り上げていきたいと思います。

 それではまずこのコンセプトにある『実践』について。
 
 この言葉を定義するならば、“環境に直接関与している『行動』”ということになります。

 (『思考』などの精神機能の働きも、行動科学では『行動』に含まれますが、エスパーでもない限りは環境に直接関与していませんので、ここでは『実践』に含みません。)

 あなたは普段、この定義にあるような『行動』を新たに覚えたり、そして必要な『行動』を実行したり、あるいは不要な『行動』を抑制したりということを、自身で意識して行うことが出来ているでしょうか?

 …実はこれは少し意地悪な質問です。

 なぜなら最近の脳神経科学や行動科学の研究によると、ヒトを含めた動物の『行動』は『意識』によってはコントロールされていないことがわかってきているからです。

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