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世界的な写真フェスティバルを支える Dyson Lightcycle Morph™ライト

KYOTOGRAPHIE(キョウトグラフィー)は、京都の神社仏閣や近代建築などの空間を使用して開催される国際写真祭です。世界的に名高い京都の街を舞台に、写真表現の可能性を追求し、世界の多様性を伝えてきたアートフェスティバルです。

9年目を迎えた2021年は、「ECHO(エコー)」というテーマを掲げ、9月18日から約1ヶ月間にわたり開催。過去と現在が未来にECHO(こだま)する14(※1)のエキシビションが繰り広げられ、多くの方々が訪れています。

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静謐な世界観を映し出す照明(京都文化博物館)

京都の中心部、三条通り。この界隈には近代建築が数多く点在しています。そのランドマークとなるのが「京都文化博物館」、通称「ブンパク」です。京都の歴史や文化を展示するミュージアムですが、今回は別館がKYOTOGRAPHIEの会場になっています。

この建物は明治39(1906)年に建築された「日本銀行京都出張所(京都支店)」で、赤レンガに白い花崗岩を配した美しいデザインで、明治を代表する洋風建築として昭和44(1969)年に国の重要文化財に指定されました。

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一歩中へ入ると、木造のカウンターに高い天井が広がり、往時を偲ばせる洒落たシャンデリアの数々、内部も当時の様子がそのまま保存され、銀行時代の名残があちこちに見られます。

展示されているのは、オランダのファッションフォトグラファー、Erwin Olaf(アーウィン・ オラフ)の写真です。女性や有色人種、LGBTQなどをテーマとした作品を数多く制作しており、2019年には、アムステルダム国立美術館に500点もの作品が収蔵されました。オランダ獅子勲章というナイト(騎士)の称号を受勲した世界的な写真家です。

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今回の出展は静寂なドイツ・バイエルンの森や、気候変動により住む場所を追われた人のポートレート作品で構成された「Im Wald(森の中)」シリーズ。このKYOTOGRAPHIEが、日本で初めての大規模な個展になります。

アーウィン氏の静謐な世界観を損なわないように、会場全体の照明をグッと落とされており、迷路のような空間を進んでいくと次々と作品が現れ、見る人を不思議な世界へと誘っているようです。

受付では、Dyson Lightcycle Morph™ライト(ダイソン ライトサイクル モルフ)の灯りだけで、チケット確認を行っていました。

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2階のシアタールームでは映像作品を上映しており、来場者は椅子に座ってゆっくりと鑑賞でき言葉を発することなく、暗闇に映し出される世界を堪能している様子でした。

室内には換気のためにダイソンの空気清浄機「Dyson Purifier Cool™(ダイソン ピュリファイヤ クール)空気清浄ファン」が設置されており、空気の浄化を行っていました。

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フェスティバル拠点でも活躍するDyson Lightcycle Morph™ライト

KYOTOGRAPHEの総合受付は、京都文化博物館からほど近い、三条両替町ビルにあります。こちらも歴史を感じさせる近代建築の一つです。

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ここはフェスティバルの拠点になっており、パスポートチケットやカタログ、オリジナルグッズを販売しています。連休中とあって、10時のオープンと同時に次々と来場者が訪れ、フェスティバルの盛り上がりを感じました。

受付には、Dyson Lightcycle Morph™ライトが設置されており、来場者はここで必要事項をオンラインに登録しますが、その際ライトが大いに役立っていたようです。「色合いを調節できるところが便利です。朝昼夕と色を変えて、お客さんを迎えています」と女性スタッフは話してくれました。

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1階のフロアでは、出展作家の書籍を販売。2階から4階のギャラリースペースでは、関連イベント「KG+(※2) SELECT」に参加したアーティストの作品を展示しています。4階に上がると「KYOTOGRAPHIE ラウンジ」というスペースがあり、期間中に様々なアートイベントが開催される空間になっています。


祇園の名刹で堪能する東西の文化 (両足院)

舞妓さんが行き交い、観光客で賑わう祇園の花見小路は、ひときわ華やいだ場所です。この花見小路を歩いていくと、辿り着くのが建仁寺。禅宗の一派である臨済宗建仁寺派の大本山です。

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塔頭寺院の一つが両足院。中国文化の影響を色濃く受け、貴重な古籍や漢籍などの文化財を数多く所蔵しています。通常は非公開ですが、KYOTOGRAPHEの会場として特別に境内に入ることができます。

展示されているのは、フランスのThomas Dhellemmes(トマ・デレーム)という写真家の作品です。パリのヴェルサイユ宮殿に古くから「ポタジェ・デュ・ロワ(王の菜園)」という畑があります。そこで栽培される希少な古代種の野菜を撮影した「Légumineux」シリーズが、人気を集めていました。

メイン会場の書院には、麻の紗幕が張り巡らされ、その内部に作品が展示されています。ガラス板で覆われた写真を両側から照らすのが、Dyson Lightcycle Morph™ライトです。作品はポラロイドで撮影されており独特の味わいがあります。生命の儚さや根源的な力を表現しており、静かに訴えかけてくる印象を受けました。闇に浮かび上がるような繊細な写真のため、調光可能なDyson Lightcycle Morph™ライトが写真を引き立てています。

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窓の外に広がるのは、桃山時代の枯山水庭園。その奥には江戸時代の回遊式庭園もあリ、「祇園の奥座敷」という風情です。長い廊下を通り、庭に出ると茶室があり、中をのぞいて見ると、八木夕菜の作品がひっそりと展示されていました。

日本の伝統と西洋の文化が融合された展示に、「過去と現在が未来にECHO」するというKYOTOGRAPHIEのテーマが見事に息づいていると実感しました。


来場者参加型のポップアート(ASPHODELギャラリー)

四条大橋にほど近いASPHODEL(アスフォーデル)ギャラリー。ビルの壁面に描かれたポップなイラストが出迎えてくれました。こちらはイギリスの現代芸術家、David Shrigley(デイヴィッド・シュリグリー)の展示会場になっており、写真だけでなく、ドローイングや彫刻、巨大インスタレーション、アニメーション、絵画、音楽など、幅広い分野で活動しています。

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2階のギャラリーへ上がっていくと、そこにはなんともユーモアあふれるアートが並んでいます。小さなドローイングを虫眼鏡でのぞいたり、郵便ポストがあったり、壁一面が鏡になっており、自分の姿を「作品」として見ることも。

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さらに、デイヴィッド氏のポストカードが置かれていて、会場から誰かに宛ててハガキを送ることもできるとか。

1階はシャンパンの期間限定ショップになっており、世界最古のシャンパーニュ・メゾンであるルイナールの製品が並んでいます。 ちゃめっけたっぷりのアートですが、その奥には自然への思いが満ちていると感じました。KYOTOGRAPHIEは、展示作品を見るだけの一方通行のイベントではなく、来場者も参加することで、一つのアートになる、そんな可能性を秘めています。

今回は、4ヶ所のレポートでしたが、世界遺産・二条城や琵琶湖疏水記念館などを含め、14ヶ所で展示が行われています。会期は10月17日まで。

この秋、京都観光をお考えの方は、ぜひ足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。

※1 展示は予告なしに変更される場合がございます。予めご了承ください。
※2「KG+」はこれから活躍が期待される写真家の支援を目的とした公募型のフェスティバルです。
※ダイソンはこの度KYOTOGRAPHIEのスポンサー企業として Dyson Lightcycle Morph™ライトおよびDyson Purifier Cool™空気清浄ファンを提供し、会場や受付などで活用いただきました。