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ともしび
2024年5月5日 03:06
任意捜査の限界の際に、犯罪の性質や捜査対象の事件の性質を検討することがあると思う。 この時、以下のような記述が多い。 「詐欺罪という重大な事件」「住居侵入窃盗という重い事件」という評価である。これは、何を基準に、どうして重たいのか?という点があいまいである。そもそも、犯罪であり、被害者がいる以上、一般類型的に重大な被害が出ているはずである。 そうだとすれば、このような評価では評価となってい
2023年12月18日 20:20
会社法の論点、というよりも条文の適用として利益相反(356条1項2号3号)について、よく見落としてしまうという話を聞きます私自身も現役のころはよく見落としており、その対策としてどうしたのか?という点を、今までの指導経験を踏まえて説明します。1 利益相反とはどのような状態なのか?を実体的に理解する まず、利益相反とは、読んで字のごとく、「利益」が「相反」すること、利益が相反する状態であるこ
2023年8月22日 22:39
司法試験・予備試験・法科大学院入試すべての受験生から、憲法の答案がかけないという質問をかなり受けます。また、答案を見ていても、具体的な自由に対する制約の認定がない、条文の文言や趣旨・歴史的背景から権利性(保護範囲)を確定していない、制約の程度の評価がない(事前規制なら強力、刑罰なら強力とか程度のものでもOK)等、基本的な枠組みがない答案が多く見受けられます。とはいえ、憲法の勉強方法はたしか
2020年10月10日 13:16
今日は勉強の話しです。 憲法では違憲審査基準の定立までが大事ですよね。あと手段審査。そうすると目的手段審査における目的はどうなるの?って方が多いはずです。手段審査については関連性とか色々と判例分析してこうだ!みたいな話しが結構ありますが、じゃあ目的は?特に必要不可欠、重要、正当の違いは?ってなりませんか。 答案戦略的には目的審査で切ると、手段が審査できず特点にならないから、あっさり評価せず
2021年11月19日 03:19
1 そもそも憲法とは国家権力の発動を縛る法⇒名宛人=国家※法律は国家が国民の権利を創設し義務を課し制限することで,一定の目的をはかるもの法律は民主的な手段で作成され,官僚による審査を経ているので基本的には合理的なもの⇒それでも,それがゆえに,多数派に従い,あるいは一部の利権のために法律及びその執行が誤ることはある。それを防ぐ,特に個人の権利として手厚く保護すべき者が人権カタログに記載されて