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【NO断捨離】雑誌恋し。雑誌はアルバム。

雑誌が恋しくなりました。

こんなデジタル化したところで。

でもあえて言う。

雑誌恋し。

https://www.lmagazine.jp/no-meets/post07/

雑誌は時代のアルバム
みたいなもの。
今後もそんな雑誌を
世に送り続けたい。

カジカジ編集部/編集長 高松 直

私は雑誌が大好きだった。

特にこの記事にもあるように

スナップ写真が大好きだった。

場所、季節、時代によって

ああ、こんなにもこの街にはこんな人たちが生きてるんだ

そんな気持ちになってワクワクと

何を自分に取り入れようかどんな自分になりたいか

可能性は無限にあるように感じた。

「流行りはこれだよ、だからこれを買え」

当時の懐かしい雑誌はこんな言葉を言わなかったのだ。

時は流れて

私が地方の情報誌に昔、働いていたことがあって

衝撃だった。絶望だった。その時は印刷物がとても

「忖度によって作られた広告物」

という印象を受けて。

編集に編集を重ね

ただの編集物と化したナマモノが全て排除された

添加物たっぷりの加工食品のよう。

これを読んだところで栄養分はほとんどない。

憧れていた広告業界は、

こんなにハリボテなのかと

なんだか嫌な気持ちになったのを覚えている。

で、断捨離したのだが

最近は雑誌が恋しいと思ってる

なぜなら


みんなほとんど同じ格好だからだ

母親になってから思ったが

同じリュックだし

どこかの何かで見た何かを身に纏って

それは誰かが昨日着ていて

それは誰かが明日着る予定の

同じもの

同じものだよ。


あなたたち、私たちの行動、思考、

コントロールされているかのよう。


私はその服、全然いいと思わない

なんなら去年の服だって。

それもあれも、

だってみんなそれを気に入って着ているわけではないでしょう??


でしょう???


私たちのアルバムは

横並びでコントロールされたものではないはず

その人にあったその人の好きな

宝箱を覗かせてもらっているような感覚が

雑誌には確かにあった。


そんな作り手が


まだまだいるなら。


私は雑誌を手放したりしないんだ。


雑誌恋しいな。

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