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みんなのストーリー。な話し。


閲覧ありがとうございます。
今日は、この前、コンビニに行き、ある場面を目撃したことにより、思い出したことを書いておこうかなと思います。(ややこしい)


わたしは、夕方、コンビニに行き、のど飴を選んで、レジに並びました。
わたしの前には中学生?小学校高学年の少年が並んでいました。その少年は、片手に、光熱費かなにかの支払い書を持っていたので、親御さんのおつかいだろうなと思いました。

その少年の番になり、店員の30代くらいの方がピッと読み取ったのですが、、
普通、「表示金額がよろしければ、OKボタンを押してください」と、言いますよね。

しかし、その店員は、少年に言わず、無言で、台の向こうから身を乗りだし、自分で画面のOKボタンを押すという荒業を披露しました。

「え!」

私の後ろにいた女性も声を漏らすほど、びっくりしました。少年の表情はわかりません。

(この人、全員に同じことをするのかな。)

気になった私ですが、時間が無かったのでその日は帰り、違う日に、また、支払い書を出した人への対応を見る機会がありましたが、その時は、普通にお客様にボタンを押してもらってました。

(少年だから、イレギュラーなことをしても良いと思ったのだろうか、、)

少年でも、保護者が「一人で大丈夫」と、認めたから、支払いに来たのであろうに、雑な対応をしたら、失礼じゃないかと、一人でモンモンとしました。

その少年を見たとき、春に電車で乗り合わせた少年を思い出しました。

春に、わたしは、祖母の家におつかいに行くため、郊外に行く電車を待っていました。

わたしが、並んでいると、前を三人の小さな子供ちゃんを連れた若いお父さんが通りました。
「テニスの王子さま」に出てくるナンとかキャプテンに似ていて、素敵だなぁと思いました。


ナンとかキャプテン。

電車が来て、同じ車輌に乗り込み、二人の子供ちゃんは座り、大きい女の子は立ち、お父さんは、つり革につかまりました。

「あっ!ここ!どうぞ!」

反対側の座席に座っていた少年が、お父さんに言いました。

「あ?いや、いい!いい!」

お父さんは、手で、払いのけるみたいなジェスチャーを少年にしました。なんだか、学校の先生が
「おとなしく座っておきなさーい!」と、注意する感じです。

(ん?)

わたしは、少し、もやっとしました。

そして、小さな子供ちゃんの隣のご婦人が、「座ったら?」と、席を詰め、立っていた女の子に言いました。

「お前、座りたいか?なら、座れ」と、お父さんは
女の子に言いました。

このお父さん、何か、足りませんよね。あの言葉が足りません。


「ありがとうございます。」


が、無いんですよね。

少年には、「いや、構いません。ありがとうね」で
いいし、ご婦人には、「すみません、ありがとうございます。」が必要だと思うんですが。。

この時点で、わたしは、このお父さんは、ナンとかキャプテンから「魔太郎がくる!」の魔太郎にイメージチェンジしました。


見て味噌!魔太郎はこんなキャラ!

魔太郎は、同じ駅で、降りましたが、違う方向に歩いていったので、その時は、忘れました。


おばあちゃんと用事をすませ、お昼はおソバにしたいという、おばあちゃんに、マクドナルドをごり押ししたわたしです。
孫なら、祖母孝行をせねばなりませんが、その日は、マックに行かねばなりませんでした。

そう!ドラえもんの「ハッピーセット」狙いです!
「はっぴセット」なんか要らないと、お祭りはっぴと勘違いしたおばあちゃんには、好きなチーズ入りのバーガーを頼み、わたしは、もちろん、ハッピーセットにしました。


席を探すと、なんと、あの魔太郎一家がいました!
わたしは、背中合わせの席につき、ハッピーセットのおもちゃを剥き、目当ての竹コプターバージョンじゃなかったんで、ガックンしました。

「なんでも、いいじゃん!」

(いや、良くねぇよ!)と、返しそうになりましたが、その低いハスキーな通る声は、魔太郎の隣に座る女性から聞こえました。

「なんでも、いいじゃん。短い時間でも、いいし」

魔太郎「…うん。」

「あしたも、ハロワ行きなよ」

魔太郎「うん。」

「帰りに好きなもの、食べたら?たまにはいいし」

魔太郎「……。」

「千円越えてもいいよ!」

魔太郎「ありがとう。」

魔太郎がとうとう、「ありがとう」と力強く、言ってましたが、後ろで聞いた限りでは、

決して、順調な感じな道のりを歩いてないんだな。わたしは、この人のマナーにもやっとしたけど、
この人も、心の余裕が無かったからかもしれないなと思いました。


わたしもだけど、毎日、順調には行かないことの方が多いし、せっかくできた仕事をダメ出しされたら、上司の名前をDEATH NOTEに書きたくもなるし、黒い感情は、絶対、無いことは無いと思う。


自分が沈んでいる時は、じっと目をつむり、自分の中を見つめるエネルギーしか無いかもしれません。
パワーは最小限に使わないと、自分を保つだけで
いっぱいいっぱいになりますから。


魔太郎は、頑張って、三人の子供ちゃんを連れて、電車に乗ったのかもしれません。ほんとは、引きこもっていたかったかもですが。。


人には、人の数だけ、違うストーリーがある。
そのストーリーが、必ずしも、めちゃハッピーにならなくても、時々は外食する余裕があり、自分んちでゆっくり眠れ、穏やかで平和でありさえすれば、わたしは、
幸せだなと思いました。



ドラちゃん、いいこと言う。

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