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ポンコツと呼ばれた男の勉強法 ~欲望のままに~


勉強法の全体的な流れ


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勉強する理由はなんだろうか?

これにもし答えられない場合はまず理由を明確化してほしい。

明確にする理由は二つあると考えている。

一つは、勉強と他のタスクとの優先順位をつけるためである。
例えば、簿記の勉強を始めたとする。
そして、その理由を考えてみると、職場の人から認められたいという理由だったとする。
確かに簿記資格を取れば、少しは「すごいじゃん」となるかもしれないが、それよりももっと認められる方法はあるはず。
例えば、既存の業務をマクロを活用し自動化することで全員の業務負担を減らしたり、資料作成のクオリティやスピードを向上させ、報告や会議の質を向上させたりすることの方が実は職場での評価は高まるかもしれない。

他の例を挙げてみよう。
例えば、理由がモテたいから勉強するだったとする。
確かに勉強して頑張っている姿は異性の相手にとって素敵な姿に映るかもしれないが相手を思いやる気持ちや身だしなみの方が実はもっと大事だったりすることもあるかもしれない。
そういう僕もITストラテジストの勉強をしているが、勉強をする理由はITストラテジスト試験に合格することではなくデジタル戦略策定の考え方を体系的に学び業務に生かすことにある。
つまり第一優先は現在行っている業務である。
そのため、ITストラテジスト試験の勉強時間確保のために業務をおろそかにすることは決してなく、優先順位をはっきりさせることができる。

二つ目は勉強をする原動力になるからである
僕には2年間の宅浪期間がある。
その期間は孤独で不安で非常につらい2年間だった。
しかし、勉強の手を止めることはなかった。
勉強を続けることができたのは明確な勉強する理由があったからだ。
勉強する理由は最後の最後の踏ん張りに効く
ただ、ひとつだけ気を付けておくべきことがある。
それは、「理由はかっこよくなくてもいい」ということだ

なぜ、大学に行くのか?と問うたときに、無理して「○○の勉強がしたいから」と自分に言い聞かせてはいけない。
なぜなら本当に湧き上がる欲望でないと、原動力にならないからだ。
例えば、僕が旧帝大を目指した理由は馬鹿にしてきた人たち(先生や親族など)を見返したいというただそれだけだった。
2浪目のときは、それが自分を信じてくれている人を裏切りたくないという理由に変わっていったが、決して○○の勉強がしたいという理由ではなかった。
もし、これが「○○の勉強したいからあの大学に行くんだ」と自分に言い聞かせていたなら、きっと勉強に身が入らなかっただろう。
ただ、決して専門分野を深めたいという理由を否定しているわけではないし、面接など志望理由を問われるときはそれ用の理由をしっかりと考えておかなければならない。
ただ、こと勉強を進めるという点でいうと、大事なのは自分から沸き起こる欲求に正直になること
もし専門分野を深めいたいなどの理由が本来の理由であればそれは本当に素晴らしいことだと思う。
欲求に正直である、それが最終的に自分を支える根底になるため、そこに目をそらさないようにするべきだと思う。

まとめ
①勉強する理由を考えることで優先順位をはっきりさせる。
②理由はかっこよくなくてもいい。自分の欲求に正直になる。

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