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具体的な計画の立て方 ポンコツと呼ばれた男の勉強法 ~戦略を練る③~

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勉強法の全体の流れ

正しい武器を持つという記事でやるべきことについて書いた。
どんな参考書を読み、どんな問題集を解いていき、どんな模擬問題を
するのか?わかってきた。

そうすると次に考えるのは、それらをどのようなスケジュールを組んで実行に移していくかだ。

ここではそれについての具体的な計画の立て方を4つのステップで述べる。
また、より具体的なイメージができるように
ここでは試験日まで6カ月があり、3冊の参考書と3冊の問題集、
1冊の模擬問題を進めると想定して、スケジュールの方法を具体的に述べていく。

立て方4ステップ
①全ての量を把握する
②各期間の想定をする
③全体スケジュールを組む・調整する
④短期スケジュールを組む・改善する

①全ての量を把握する
②各期間の想定をする
③全体スケジュールを組む・調整する
④短期スケジュールを組む・改善する


第1ステップはすべての量を把握することだ。
どの参考書、問題集を進めていくのか決まったら
黙々と問題を解くのではなく
まずは、全体の量の把握をするべきだ
参考書なら何章あるのか? 問題集なら何問あるのか?
模擬問題集なら何回分が収録されているのか?
図①のようにすべて洗い出す。


図① 全体の量を把握する

さて、すべての量が把握できたら、次は1冊1冊の終わる期間の想定をしていく。

①全ての量を把握する
②各期間の想定をする
③全体スケジュールを組む・調整する
④短期スケジュールを組む・改善する


まずは一冊ずつ一日だいたいどのくらいできそうか考える。
僕なら日中の仕事があるため、参考書なら1日1章、問題集なら4問くらいが
限界だろうと仮定して、洗い出す。


図② 1日当たりの量を仮定する

そうするとおのずと1冊終えるのに必要な期間が決まってくる。
10章ある参考書なら1日1章ずつ読み進めると10日間。
100問ある問題集なら1日4問ずつ解くので100÷4で25日間。といった具合に。


図③ 必要な期間が判明

ただ、ここで気を付けたいのは
バッファを持たせることを忘れないことだ。
バッファを持たせるパートの記事で書いたが
長期的なスケジュールを立てる際には
バッファを持たせることが大事だ
僕の場合、復習も兼ねることや
やる気にムラがあることを考えて
必要期間の2倍の期間で1冊が終わる想定にしている。

参考書の必要期間が10日間ならその倍の20日間で終わらせる想定にする。

図④ バッファを持たせる

さあ、1冊に対しどのくらいの期間か想定できたら、次はスケジュールに当てはめる。

①全ての量を把握する
②各期間の想定をする
③全体スケジュールを組む・調整する
④短期スケジュールを組む・改善する

図⑤ 試験までの全体のスケジュール

図⑤のように
参考書、問題集、模擬問題と言う風にスケジュールに当てはめていく。
ここではちょうど6カ月間で収まったが、収まらない場合は調整をしていく。

例えば、試験が6カ月ではなく5か月後だったとしよう。
その場合は、問題集の問題を解くペースを変えてみる。
4問/日⇒5問/日と言う風に。
そうすると、問題集は1冊50日で終わる想定だったの40日想定となり
1冊あたり10日間短縮される。これが3冊あるので、ちょうど1か月分短縮されることになる。

ここの調整フェーズではウンウンうなるより
だいたいこのくらいなら頑張れそうかな
といった具合でさらっと決めてしまう。
あとでどんどん修正がかかるため、ここで悩まないようにしたい。
全体スケジュールを立てることができた。
そうすると次は短期的なスケジュールを立てる。

①全ての量を把握する
②各期間の想定をする
③全体スケジュールを組む・調整する
④短期スケジュールを組む・改善する


図⑥ 短期間スケジュール

短期的なスケジュールを立てる際には、バッファは持たせない。
そうすることで、緊張感をもって取り組むことができるからだ。
そして、1週間ごとに必ず振り返りの時間を取る。

なぜ毎日できなかったのか?どうしたらできるようになるのか?
当初の予定より遅れていないだろうか?
遅れている場合は、短期的なスケジュールを少しずらし、全体スケジュール
には影響がでていないだろうかなど検討する。
(具体的には改善編で書く予定)

そうして、振り返り⇒実行⇒振り返りを
1週間単位で行っていくことによって
自分の勉強習慣がおのずと身についていき
ゴールまで計画通り行きつくことができる。

以上が具体的なスケジュールの立て方4ステップである。

初めは計画を立てるだけでも一苦労かもしれない
慣れれば1日で計画が立てれるようになるはず。
活用できるようならエクセルなどのツール活用も
してみてもいいかもしれない。
ただ、気を付けないといけないのは計画を緻密に立てすぎないこと。
サクッと立てて実行し、振り返るというサイクルを高速で回す。
その意識が非常に大切である。

まとめ
①全ての量を把握する
ー参考書は章の数、問題集は問題の数、模擬試験集は収録されている試験の回数
②各期間の想定をする
ー1日にできるタスクをだいたいで考える
③全体スケジュールを組む・調整する
ー全体スケジュールではバッファを持たせる
④短期スケジュールを組む・改善する
ー短期間はバッファを持たせず緊張感を持たせる


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