「お金というシステムそのものについて、個人の内面世界を踏まえた上で、新しい視座を与えてくれる」という観点でオススメ本3冊
はじめに
昨日こちらの記事を書いた勢いで本日もお金にまつわる記事を。
ちなみに、この「タダの箱庭project」では「お金が消えた世界をつくる!」というキャッチーな表現を使われていますが、発起人の方は既存のお金を否定していません。これは私の解釈ですが、既存のお金が流通している便利で有り難い世界によって、見えにくくなっているが確かに存在しているもう1つの世界に光を当てようとする試みをされています。
今回は、私が2022年に「お金 × 内面」というテーマで多読した際に「お金というシステムについて、個人の内面世界を踏まえた上で、新しい視座をもたらしてくれる」という意味で優れた本を紹介しようと思います。
ちなみにお金を探究する上での観点として4象限で捉えてみたことがあります。こちらで紹介している図を参照することで、自身のお金への探究がどの領域が特に多いのか、少ないのかなど気づきやすいかなと思います。
さて、本の紹介ですが、当時 タイトルや紹介をみて「お金 × 内面」だなと思えた書籍22冊(うち自分で探すのとは別で読んだ本を含む)を読みました。
そこで思ったことは、このテーマの本の9割以上が、"お金持ちになるために"お金に関するメンタルブロックを外す・潜在意識を活用する、というものでした。言い換えれば、既存の経済システムにより適応するためのものである、ということです。もっとも、そもそも商業出版では売れることが大事ですので、そうなって然るべきですよね。
もちろん、それらの取り組みも重要だと認識しつつ、私としてはお金と私の関係について(同時にシステムについて)違った視座に立つことができる本を探していました。
オススメ3冊
22冊読んだうちオススメできると感じた3冊はこちらです。内容的にとっつきやすい順に紹介します。
君は1万円札を破れるか?(苫米地英人著)
(洋書)30 Lies About Money: liberating your life, liberating your money
↑上記の書籍の内容ではありませんが、ピーターの問題意識や探究の軌跡について英文を参照しながら書いた記事はこちらです。
「ザ・マネーゲーム」から脱出する法
(おまけ)読んだ22冊のリスト
さいごに
もともとこの記事を書き始めた時は「お金というシステムそのものについて、個人の内面世界も踏まえた上で、新しい視座を与えてくれる」という本を紹介する軸を見出しておらず、「お金 × 個人の内面」とだけ思っていました。
軸が見出せてから、ミヒャエル・エンデについて書かれた「エンデの遺言 ―根源からお金を問うこと」が浮かびました。お金について探究実践されている方々の中でよく話題にあがっていて知っていたのですが、まだ読んだことがないので手に取ってみようかなぁ。
他にも「お金というシステムそのものについて、個人の内面世界も踏まえた上で、新しい視座を与えてくれる」という観点で本を探すと、もっと他に良書を見つけられる気がするなぁ。
それはまたやってみたいのと、他には例えば「日本人特有のお金観はあるのか?」といった「お金観と文化」といったテーマからも探究してみたいなと思う今日この頃。
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