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ソースプリンシプル(ソース原理)を学び始めてよかった4つのこと

はじめに

2022年10月に提唱者から直接学び続けているTomNixon氏の著書の和訳本『すべては1人から始まるーービッグアイデアに向かって人と組織が動き出す「ソース原理」の力』が出て数ヶ月が経ちました。

2023年に入ってからマネー現代のwebメディアでソース原理が取り上げられたり、

logmiでMBO(目標管理)とソース原理に関する対談が公開されたりしました。

これらがあったからか、ここ最近SNS上で再びソース原理(プリンシプル)が登場する機会が増えたと感じています。

そんなソース原理(プリンシプル)の提唱者であるピーター・カーニックが今年の春に初来日することが決定し、4月5日(水)にはプレ出版企画という位置づけで約半日のイベントが開催されることになりました。(私も主催チームに入っています)

限られた定員ではありますが、ピンとくる方にはぜひもれなく来て欲しいという想いもあり、何度か関連する投稿をしてきました。(勢いあまって、「探究こんにゃく〜組織と個人のあいだ〜」というラジオ動画の番組:毎週金曜20時〜21時:も始まっちゃいました笑)

そんな中、ふと立ち止まって、ピーターが見出したソースプリンシプル、マネーワークを学び実践することを通じて、自分はどんな影響があったかな?と言語化したくなりまとめてみました。

学び始めてよかったこと

以下は補足ですが、上記の一部について書いています。

(1)自身のお金観がアップグレードでき、よりヘルシーさを感じる

「ソース原理」提唱者のピーターは1984年からお金に関するリサーチをスタートし、93年からお金のセミナーをスタートしました。その理由は、愛に基づいてビジネスを行っていくことの大きな障害となるのが人のお金との関係性だと気づいたからです。

そして、お金との関係を見つめ直し、変えたいなら変える手助けをする道具(マネーワーク)を編み出しました。

マネーワークとは何か?というのは、詳しくは書籍など参照いただきたいですが、私はピーターから直々に学び、自身なりのエッセンスを見出した「WORK WITH SOURCE」著者のTomNixonからオンラインワークショップ及び初来日でのセミナーを通じて体験することができました。

著者であるTomNixonと奥様と
2dayのワークショップを受けた時のもの
マネーゲームで優勝してもらった記念品と共に

その結果、内面的変化だけではなく、それを踏まえたクライアントへの提案などの具体的な行動もでき、今までとは違う自分を体現するという成功体験を積めたのです。おかげで以前よりもお金についてニュートラルかつ健全な関わり方ができていますし、これからもっとそうなっていけるいい予感を持てています。

※このあたりの自身のお金観の変遷は別途こちらのNote記事にまとめ始めています。いいタイミングで出会うべくして出会えたことで変容につながったと捉えています。

(2)個人・チームの創造的なプロセスへの伴走力アップのヒントがたくさん得られて現場で役立っている

ピーターは2009年頃からソースワークをワークショップで伝えることをし始めてきたのですが、書籍化はしてきませんでした。その後、2020年、2021年と彼に学んだ2人がそれぞれ自分なりに見出したソースワークに関する本を出版しました。先にも伝えましたが私はそのうちの1人、TomNixonの書籍「WORK WITH SOURCE」原著をそのまま読む機会及び著者から直接学ぶ機会に恵まれました。

書籍を最初に読んだ時に自身が経験を通じて感じていたことが言語化、整理されていて「よくぞこんな風にまとめてくれました・・・」と感動したことを覚えています。

そういった内容だからこそ、自身の経験の中で客観視できていなかったことが言語化できたり、あるいはまだ至っていなかったことについても知ることができ、総じて自身の専門とする領域についてのさらなる伸びしろを見つけることができています。

また、実務に関しても以前よりも要点を掴んで&精度高く進めるようになったり、この内容を共有することで協働の質の高まりを日々感じています。

Tomが見出したソースワークに効果的なツール
ソースコンパス

これは私の表現になりますが、身体感覚に基づく直感・情熱・想いドリブンで人生や事業を創造している方、していきたい方。そんな方の支援をしている方、したい方にとってピッタリの叡智だと想っています。

(3)提唱者、読んだ本の原著者のスタンスに深く共感&今の自分にはピッタリだったから。

Tom夫妻、企画主催してくれた吉原史郎さん優子さん
通訳の福島ゆみさん
ピーターQA会の時のもの

ピーターとTom、彼らが書いた文章や実際に話している姿に触れることや、リアルで直接会い、交流された吉原史郎さんの話を聴くことを通じて、ソースプリンシプルに対するスタンス(健全な疑いを受け入れる柔軟さなど)、人に伝える際のニュートラルなスタンス、用いる言葉など、それらに大きく共感しました。(あと、あたたかさと情熱を感じるところも素敵だなと)

※一部を紹介
ソースプリンシプル。ピーターはなぜプリンシプルという言葉を選んだのか?(以下の発言はすべてTomNixon)

『ピーターが彼の研究の中で、多くの会社を観察していくにつれて、「ソース」という考え方が”真実”だと思うようになってきた。そして、まるで、重力のように、人が壊すことの出来ない、自然の法則に近いと思うようになってきたんだ。ただ、ピーターが言うには、「まだ、ナチュラルロー(自然の法則)という言葉を使うには、時期尚早だと思う」ということなんだ。現時点での彼の経験に基づくと、ソース・プリンシプルは、真実だと思うけど、100%ではない可能性があるということなんだ。』

『ピーターは、もし、ソース・プリンシプルが当てはまらない事例が世界の中で発見できたら、いつでも、内容を更新していきたいと思っている彼は変更するチャンスが常にあることを大切にしているんだ。プリンシプルという言葉には、「ナチュラルローのような側面」があると同時に、「いつでも変更できる可能性があるという側面」もあるんだ。だから、今は、プリンシプルという言葉をピーターは使っている。』

「内容を更新する可能性が常にある」という考え方をピーターは大切にしているよ。例えば、いわゆる「ドグマ(独断的な説)に基づくコミュニティ」とかだと、唯一の正解があったり、唯一の正解を持っている人がいて、そこに健全な問いを投げられなかったり、周囲も「特定の影響力の高い個人に、健全な問いを投げてはいけないという雰囲気」があったりするよね(ソースの悪用のケース)。』

『だから、ピーターは常々、「ドグマ(独断的な説)になったらダメ」だと思っているんだよ。更新するチャンスが失われてしまうからね。彼はよく、「ソース・プリンシプルに、僕たち自身が”ドグマティック”に、つまり、“固執して他を受け入れない”ようになっちゃダメだよ」って言うんだ。彼自身も、決して、ドグマティックではない人だと思うよ。ソースをドグマティックに解釈しないこと、ドグマティックに使わないことはとても重要だよ。』

こちらの記事から引用

また、彼らの世界の捉え方・言語化に触れることを通じて、自身の感じている世界観などの解像度が高まる感覚がしています。

※一部を紹介
ピーターのビジョンとミッションの捉え方について

ミッション
時間の制限があるもの 共有することが比較的容易

ビジョン
時間の制限が無くて、常に流れているもの
ミッションと違って、人と共有することが難しい。
ソースだけが掴んでいるもの

こちらの記事参照

ですので、今の自分にとって彼らに触れ、学んでいくことは自己理解・自己認識が進むという意味でもぴったりだと感じています。

さいごに

まとめると、提唱者・著者の世界観・価値観が共感・共鳴するものだっただけでなく、方法論としても自身の経験との大きな重なりを感じるものだったので、そんな対象と出会えて嬉しい!楽しい!有難い!そして、私のように合う方が必ずいるはず、その人たちにちゃんと届くようにしたい。そんな想いで今動いています。

ソースプリンシプルが気になった方はまずはこちらの記事からご覧ください。

また、おそらく最初で最後の機会になるであろうピーター・カーニックの来日イベント。こちら定員80名の中すでに40名が埋まっています。タイミングだと感じた方はぜひご一緒しましょう!

追伸、

4月5日のイベントについて発起人である吉原史郎さんに解説等してもらいました。気になる方はラジオがわりに聴いていただけますので、お気軽にご視聴ください。


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