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アサガオの咲く朝に

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日常を題材にした、自分の思う大切なことを伝えたい短編小説を書いています。
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#豊かさ

アサガオの咲く朝に

アサガオの咲く朝に

・私と時間

今日も柊と一緒に学校に向かっている。

お父さんが仕事を探し始めてからもうすでに1カ月経っていた。

最近は、一昔前のウイルスの影響でほとんどの単純作業はAIや機械化されてしまい、主婦や会社をクビになったお父さんの働き口の確保は難航していた。

こんな状況でも、柊はいつも元気で家族の明るさを保ってくれる、家族の和を保ってくれている。

そして、今も柊は隣で元気に笑いながら、今日の学校

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アサガオの咲く朝に

アサガオの咲く朝に

・異常な日常

お父さんのクビが分かった瞬間から”いつも”が”いつも”じゃなくなった。

いつも寝ていたはずのベッドが、他人のベッドのように感じたし、柊との会話も一言一言が鮮明に脳内に書き出されて、気持ち悪かった。

今までの”いつも”の心地良い会話も違和感ばかりで、やけに頭に残った。

異常だ。いつもはなんとなく忘れるものだけど、なぜか忘れられなかった。

柊の寝息。お風呂の時間。夜中の外のコオ

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