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打ち合わせの挑み方

こんばんは。
最近は深夜更新が定番になりつつありますTommyです。
2日連続で、本のご紹介をさせていただきます。

この本は、知り合いの紹介で読ませていただきました。ページ数も165ページと読みやすく、すぐに読むことができました。

皆さんは打ち合わせを『なんとなく』していませんか?
私はそのつもりはなかったですが、実際の打ち合わせを思い返したときに、自分の挑む姿勢も打ち合わせの質もまだまだ未熟であることに気付かされました。

佐藤可士和さんは、大きな最終決定を行う場を会議、それ以外のミーティング・会食・上司とのすり合わせなどをすべて打ち合わせと呼びます。その打ち合わせをしている時間が仕事のほとんどの時間を占めていて、その時間の質が仕事の質に直結するということで、いかに打ち合わせの時間を良いものにするにはどうすればいいかということを具体的に話されています。

具体的なことが書かれている本に関して気を付けているのは、それを通して何を伝えたいのか、一度抽象度を上げてみることです。そのまま実践してうまくいくこともあるかもしれません。ですが、全く違うレベルの人の成功例が私に合うとは限りません。抽象的に考えてから自分事として具体的に落とし込むと、私が実践した場合に起こりうることも同時に見えてくるので、それらを整理するためにアウトプットをしています。

ここで言う打ち合わせには「最短時間で、質の高い結果を生み出す」という目的があります。佐藤可士和さんの打ち合わせは、何かを決める、もしくは生み出す真剣勝負の場であり、クリエイティブな場です。貴重な時間を何にどれだけ費やせばいいのかということを全体感を把握して、徹底的にスケジューリングして、逆算できているからこそ、クリエイティブな打ち合わせが成り立ちます。

私も打ち合わせやミーティングが程々にあるので、決める覚悟をもっているかって大事だよなあと、つくづく感じます。あと、決まらないと分かったら早めに打ち切るというのも意外と出来なくてだらだら続けてしまいがちです。悪い癖ですね。

この本で書かれていることは、大きく二つだと思っています。打ち合わせの構造の組み立て方と、細部まで行き渡った気遣いです。

構造の組み立て方に関しては、正直慣れもあると思います。特にファシリテーターなどは、最初は本当に難しい。でも、今からできることもあります。事前に必要な情報は入れてイメージを膨らましておくこと、そして自分の意見を持つことです。なんとなくの打ち合わせにならないように、着地点を最初に共有しておくことも大事ですね。参考にしたい点が多くありましたが、中でもファシリテーターは打ち合わせをデザインせよという項目が個人的にハッとしました。

もう一つは気遣いですが、これは想像力があるかどうかの違いだと思っています。こればかりは、センスとか生い立ちとかも関係あるかもしれませんが、常に考え続け、トライ・エラーの繰り返しで身に付けていくしかないと思っています。意味のない行動をしないこと、常に思考を巡らせておくことを意識していきたいところです。

この本を読んだことで、今後の打ち合わせは少なくとも、詰めが甘い、うまくいかないことはあったとしても、挑み方が変わりそうです。実際に、ちょっと試してみたときの周りの反応がいつもと違って、驚きました。少しでも質の高い打ち合わせとなり、相手にとって充実した時間となるよう準備をしておく。そんなことを考えさせられた一冊でした。

ミーティングに出る機会がある人は、全員見たほうがいい。
おすすめです!!!
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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