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離婚して子どもを引き取れなかった母の奮闘記

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3人の子ども(男2女1)と会えなくなるも、長女の家出がきっかけで一緒に暮らすようになった。今では長男、長女と暮らし、次男とも連絡を取れるようになった。 「子どもが会いたくなる人に…
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#子どもと離れて暮らす親の思い

11年かかって次男と再会~今までごめんねへの返事が「もう時効だよ」

11年かかって次男と再会~今までごめんねへの返事が「もう時効だよ」

長女、長男と一緒に暮らし始めましたが、次男とは会うことさえできていませんでした。
次男は末っ子という事で、上の子2人を育てていた時より、子育てに余裕もあり、とにかく可愛くて、孫のような感覚でした。

次男が3歳の時に離婚し、5歳までは会っていましたが、それっきりでした。
たまに次男の夢を見ます。夢の中の次男は5歳の頃のままで、「ごめんね、ごめんね」と次男を私が抱きしめていて、目が覚めた時には切なさ

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長女と長男の大喧嘩~あんたなんか兄だと思ってない

長女と長男の大喧嘩~あんたなんか兄だと思ってない

長男は「俺様」的な態度があり、妹に対しても、「これやれ」、「あれやれ」と命令口調です。
娘にとっては、私との二人の生活は居心地の良い環境でした。
それが、兄は自分よりも後から来たくせに、偉そうに振舞います。
娘からすると居心地の良い環境が兄のせいで一変してしまったと感じることがあったようです。

警察沙汰だの脅迫だのさんざん問題を起こしている兄に対して、娘は呆れていました。
それなのに家で偉そうに

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離れて暮らしていた長男と一緒に暮らすようになるも、不安定な精神状態の長男

離れて暮らしていた長男と一緒に暮らすようになるも、不安定な精神状態の長男

長男がこちらに来た時は16歳で、娘がきた小学6年生の時とは、全く違っていました。
年齢的に思春期ど真ん中、反抗期もあったでしょう。

口では一人前の事は言うけど、まだまだ子どもで 、1人では生きていけない。
弟のことや、父親のこと継母のこと、義理の兄たちのこと、長男の心の中はぐちゃぐちゃだったと思います。

高校の友だちと遊んで帰って来ないことも、しょっちゅうでした。
友達のケンカに巻き込まれて、

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娘との暮らしが始まり、その後、長男とも一緒に暮らすことに

娘との暮らしが始まり、その後、長男とも一緒に暮らすことに

娘との生活では、母親としての自信が全くありませんでした。子どもに対してどうしてあげていいか、どう接したらいいか長く離れていると忘れてしまっていたのです。
娘と一緒に居られることが嬉しい半面、私は、母親としての自信を持てずにいました。

娘は、洗濯物を畳んでおいてくれたり、母の日にはプレゼントをしてくれたり、娘なりに色々と私を喜ばせようとしてくれていました。
会社から仕事は定時で上がれるように配慮を

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父親が娘を呼び戻そうとするも失敗、そして親権者変更

父親が娘を呼び戻そうとするも失敗、そして親権者変更

娘が私のところから交通機関を利用して小学校に通い始めてから、1週間ほど経ったある日の事です。
継母と、祖母(父方)が娘と話をしたいと、小学校の下校時に2人で来たそうです。
そのため、帰宅時間が遅くなると担任の先生から連絡がありました。

私は娘が連れ戻されるのではないかと居ても立っても居られない気持ちでした。

先方は、父親が後悔しているから戻ってきて欲しいと言っている、兄や弟とも離れ離れになり1

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離婚して親権取れず6年間離れていた長女と一緒に暮らすことに

離婚して親権取れず6年間離れていた長女と一緒に暮らすことに

長女と離れて暮らしてからすでに6年が経過していました。
当時6年生の長女とあまりにも突然一緒に暮らす事になり、嬉しい気持ちの半面、独り暮らしが長くなり、仕事や交友関係も家庭にいた頃とは違っていたため、それらをどう調整したらいいか、娘とどう向き合ったらいいか、自分の気持ちの整理も含めてあたふたとしていました。

1人で考えても埒が明かないので、娘のことは区役所の子ども課に相談することにしました。

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離れて暮らす長女の家出から、私と一緒に暮らすようになるまで

離れて暮らす長女の家出から、私と一緒に暮らすようになるまで

家出をした娘(当時5年生)の精神状態が心配だったので、習い事がある日はその場所に行き、娘を見守るようにしました。

ただ、この頃、今まで好意的だったママ友から苦言を呈されました。
「行動を起こした娘に対して、それをどうしてあげる事もできないなら、会うべきではない 」と。
ママ友がそう言うには理由がありました。
家出をした翌日、通常通り学校に行った娘は、家出をして母のことろへ行き、警察が来たことを平

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