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長女と長男の大喧嘩~あんたなんか兄だと思ってない

長男は「俺様」的な態度があり、妹に対しても、「これやれ」、「あれやれ」と命令口調です。
娘にとっては、私との二人の生活は居心地の良い環境でした。
それが、兄は自分よりも後から来たくせに、偉そうに振舞います。
娘からすると居心地の良い環境が兄のせいで一変してしまったと感じることがあったようです。

警察沙汰だの脅迫だのさんざん問題を起こしている兄に対して、娘は呆れていました。
それなのに家で偉そうにして、娘に命令口調で言ってくるので、ある日ちょっとしたことから兄妹喧嘩が勃発しました。

娘が発した「あんたなんか、兄だと思ってない!」という言葉が、長男のプライドをひどく傷つけたようで、長男がすごい剣幕で怒鳴り散らし、殴りかかりそうな勢いです。

すると娘がキッチンから包丁を持ち出したんです。
長男に向けて包丁を突きつけてきました!

長男は包丁ごときに怯みません。「やれるもんならやってみろ!」と更にヒートアップ。
長男は平成生まれなのに昭和気質なので、喧嘩は殴り合いで解決できると思っているタイプです。
包丁を向けている妹に、向かって行こうとします。

まずいと思った私は、長男を抑えようと抱きつき止めようとしました。
ヒートアップしている長男は、とっさに抱きつく私を思いきり払い除けました。
長男の力はそれなりにあったので、私は見事に吹っ飛び、狭い家の中だったのでテレビに頭をぶつけて、一瞬ですが気を失いました。

私が気が付いた時には、長男は冷静さを取り戻していて、心配そうに私を見ていました。
娘も包丁を置いていました。

その後も似たようなことは起こりました。
でも長男は学習したのか、私が抱きついて止めても吹っ飛ばすという事は無くなり、手加減ができるようになりました。
さらに暴力を奮わなくても話し合いで解決できるということを、時折話していたので、ヒートアップした長男に私が抱きついて暴力を静止し、お互いの主張を言い合い解決した経験をしました。
その結果、殴らなくても話す事でお互いが理解でき、さらに殴った後の嫌な気持ちも無かったという事を本人が意識することができたようです。

その時はそう話していましたが、今はきっと忘れてしまっているでしょう。
思春期のころは空白の時代と聞いたことがあります。
忘れちゃうんですよね。

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