マガジンのカバー画像

離婚して子どもを引き取れなかった母の奮闘記

19
3人の子ども(男2女1)と会えなくなるも、長女の家出がきっかけで一緒に暮らすようになった。今では長男、長女と暮らし、次男とも連絡を取れるようになった。 「子どもが会いたくなる人に…
運営しているクリエイター

#共同親権

離れて暮らしていた長男と一緒に暮らすようになるも、不安定な精神状態の長男

離れて暮らしていた長男と一緒に暮らすようになるも、不安定な精神状態の長男

長男がこちらに来た時は16歳で、娘がきた小学6年生の時とは、全く違っていました。
年齢的に思春期ど真ん中、反抗期もあったでしょう。

口では一人前の事は言うけど、まだまだ子どもで 、1人では生きていけない。
弟のことや、父親のこと継母のこと、義理の兄たちのこと、長男の心の中はぐちゃぐちゃだったと思います。

高校の友だちと遊んで帰って来ないことも、しょっちゅうでした。
友達のケンカに巻き込まれて、

もっとみる
娘との暮らしが始まり、その後、長男とも一緒に暮らすことに

娘との暮らしが始まり、その後、長男とも一緒に暮らすことに

娘との生活では、母親としての自信が全くありませんでした。子どもに対してどうしてあげていいか、どう接したらいいか長く離れていると忘れてしまっていたのです。
娘と一緒に居られることが嬉しい半面、私は、母親としての自信を持てずにいました。

娘は、洗濯物を畳んでおいてくれたり、母の日にはプレゼントをしてくれたり、娘なりに色々と私を喜ばせようとしてくれていました。
会社から仕事は定時で上がれるように配慮を

もっとみる
父親が娘を呼び戻そうとするも失敗、そして親権者変更

父親が娘を呼び戻そうとするも失敗、そして親権者変更

娘が私のところから交通機関を利用して小学校に通い始めてから、1週間ほど経ったある日の事です。
継母と、祖母(父方)が娘と話をしたいと、小学校の下校時に2人で来たそうです。
そのため、帰宅時間が遅くなると担任の先生から連絡がありました。

私は娘が連れ戻されるのではないかと居ても立っても居られない気持ちでした。

先方は、父親が後悔しているから戻ってきて欲しいと言っている、兄や弟とも離れ離れになり1

もっとみる
離婚して親権取れず6年間離れていた長女と一緒に暮らすことに

離婚して親権取れず6年間離れていた長女と一緒に暮らすことに

長女と離れて暮らしてからすでに6年が経過していました。
当時6年生の長女とあまりにも突然一緒に暮らす事になり、嬉しい気持ちの半面、独り暮らしが長くなり、仕事や交友関係も家庭にいた頃とは違っていたため、それらをどう調整したらいいか、娘とどう向き合ったらいいか、自分の気持ちの整理も含めてあたふたとしていました。

1人で考えても埒が明かないので、娘のことは区役所の子ども課に相談することにしました。

もっとみる
離れて暮らす長女の家出から、私と一緒に暮らすようになるまで

離れて暮らす長女の家出から、私と一緒に暮らすようになるまで

家出をした娘(当時5年生)の精神状態が心配だったので、習い事がある日はその場所に行き、娘を見守るようにしました。

ただ、この頃、今まで好意的だったママ友から苦言を呈されました。
「行動を起こした娘に対して、それをどうしてあげる事もできないなら、会うべきではない 」と。
ママ友がそう言うには理由がありました。
家出をした翌日、通常通り学校に行った娘は、家出をして母のことろへ行き、警察が来たことを平

もっとみる
離れて暮らす長女が私のところへ家出してきた日のこと

離れて暮らす長女が私のところへ家出してきた日のこと

娘と会えなくなってから2年が経ち、離婚から4年めに入った頃のことです。様々な勉強会に参加して「子どもに愛してると伝えよう」と意を決して、娘と再会しました。

その後もたまに学校開放日に行ったり、休日の習い事を狙って会いに行きました。

ある日の夕方、唯一のママ友から電話があり、娘が「ママに連絡して」と、ママ友の家に来ていると。
家には帰らないと言っていると。
私は驚いて会社からすぐに帰宅し、車でマ

もっとみる
離れて暮らす長女との再会

離れて暮らす長女との再会

離婚してから4年、子どもに会えなくなってから2年が 経った頃のことです。離婚後の子どものメンタルに関する勉強をしているうちに、子どもは両方の親から愛されていると実感することが健全な成長には必要だと知りました。
思っていても伝わらない、言葉で伝えることが必要だと知り、子どもに会いに行こうと決意しました。

私は、学校の通学路で待つ事にしました。
1回目のチャレンジで中学生の長男には会えたものの、小学

もっとみる
離れて暮らす長男との再会

離れて暮らす長男との再会

子どもにお誕生日プレゼントを送っても、せっかく選んだプレゼントは受け取り拒否で戻ってくる 。元夫のことが心底怖いと思っていたので、子どもに対しては何もできないでいました。
子どもに会えないということを、受け入れてしまっていた自分もいました。

やっぱり子どもに会いたい!
そして、「愛してる」と伝えなきゃ。

色々な勉強会に参加してそう思うようになりました。

私の場合、相手方は結婚当初から住んでい

もっとみる
子どもと会えない期間にやったこと

子どもと会えない期間にやったこと

子ども達と会えなくなり2年が経過したころ、同じ境遇の同級生から、「くにたちの会」という子どもと会えない親の集まりがあるから一緒に行こうと誘われ、行くことにしました。

そこには私と同じような想いをしている人達がいました。
しかも女性もいたことで、自分だけじゃなかったんだと、何とも言えない救われた気持ちになったのを覚えています。

現在も自助会が行われています。

子どもと会えない親の集まりというと

もっとみる