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2023年 建設・建築業界 転職トレンド

今日、誕生日の方、おめでとうございます!
「建設・不動産業界の転職ならLHH転職エージェント」
お馴染みの栗栖です。

今回は、「2023年度 建設・建築業界の転職トレンド」について
旬な状況をお伝えしていきます。


◆建設・建築業界における2023求人状況

・求人数は過去最高レベルで活況!

建設・建築業界における求人数は過去最高レベルで、採用状況は活況です。

2020年のコロナ初期の時は、緊急事態宣言による工事のストップや、ホテル業界・飲食業界の不況に伴う案件の激減などの影響で一部の求人が止まりましたが、2021年から順調に求人も回復し、堅調な求人状況が継続し、質・量ともに現在も過去最高レベルの求人がございます。

有効求人倍率は6倍前後で推移しており、採用したい企業の立場からすると経験や採用したい年齢など妥協したとしても、6社中5社は採用できない超売り手市場といえます。

・課題だらけの建設業界。求人増加の背景!

過去に例がないレベルの建設資材の高騰・品不足に伴う価格上昇・工期延伸等により、ゼネコンや工務店が得られる利益は減少し、上場企業各社の業績を見ていても軒並み厳しい企業が多いのは事実です。

ただ、それ以上に最も深刻な問題が人手不足です
建設業就業者数は、1997年:685万人をピークに、
2022年:479万人(うち建設技能者305万人)と25年で
200万人以上就業者が減った恐ろしい業界です。
これからも無くなる事のない重要な業界だけに残念でなりません。。。

また、ただでさえ深刻な人手不足に加え、建設業界における2024年問題が控えています。
NEWSなどでは物流業界の2024年問題ばかりが話題にあがっておりますが、
建設業界でも2024年4月より時間外労働に罰則付きの上限が設けられます。

この未来に備えて、現状の人員体制では残業の条件をクリアできないと判断している企業が多く、人員を増加することで一人当たりの残業時間を削減するしかないという背景が、求人数が増加している一番の背景となります。

従業員500名規模の中堅ゼネコンで、今年中に50名の施工管理の採用目標で動いている企業などもあり、2024年の前年である今年の求人状況はベストな状況です。経験豊富な即戦力はもちろんですが、未経験者を採用し育てていく姿勢の企業も増加しております

◆建設・建築業界の転職トレンド

・施工管理職は、50代・60代でも良い転職を叶えられる

今に始まったことでないですが、技術職で最も人手不足なのは施工管理職です。
建築・土木問わず業界トップ企業ですら積極採用の手を緩めません。
採用側の本音で言うと、長期目線で見た時には30代・40代の人材獲得が一番望ましいものの、20年先の事よりも、目先の事業存続や2024年問題に立ち向かうためにはそうは言ってはおけない状況にあるため、年齢問わずウェルカムな企業が増えております。
また60代の方向けの身体に負担の少ない残業時間ゼロ・完全土日祝休みの求人で、年収は下がっても70歳まで健康的に働く求人もトレンドとして増えてきております。

・発注者側やPM/CM企業に移れるボーナスタイムも継続中!

労働環境の改善がなかなか進まないゼネコンからディベロッパーなど発注者側への転職や、設計事務所からPMCM企業への転職が叶う状況も続いています。
これらの転職は、年収が下がるケースもありますが、働く環境が劇的に改善されることケースがほとんどなので、実質的に1時間あたりの労働単価は向上できるとはいえます。

・ホテル業界・飲食業界まわりの案件も活況!

コロナの影響を最も受けたホテル業界や飲食業界関連の求人は一時ストップしておりましたが、ホテルの需要も回復し建設が再開され、ホテル関連の設計や施工管理、また飲食周りの新規出店も元気を取り戻しそれに伴い、設計や内装周りの求人も活況となっています。

・大阪万博に向けて関西圏では特に積極募集中!

これからの日本で近々における一大イベントといえば、2025年大阪万博。
関西圏では大阪万博に向けて、建設需要も特に活況なエリアといえるでしょう。上記で記載したホテル建設の需要も特に高く、また鉄道回り、
大阪周辺の大規模開発もあり、人財の争奪戦が巻き起こっております。
大阪の設計事務所や、地場ゼネコンなどでも年収ベースがあがったな~という感覚を持っております。

・リモートワーク可能な求人もジワジワ。。。

他業界に比べればまだまだですが、建設業界でもリモートワーク可能な求人が少しずつ増えてきました。
設計職や、建設コンサル職、流行りのBIMオペレーターなどで、東京の会社でも全国どこからでも応募ができる求人などもございます。

とはいえリモートワークを求める求職者を満足できるほどの求人はまだまだ少ない実情ですので、エージェントとして募集企業にも積極的に推奨していきます。

◆求人が山ほどあるからこそ、エージェント利用が有効!

求人数は多数ございますが、残念ながらまだまだブラック企業の比率が高いのが建設業界です。
エージェントの立場から見れば、ホワイトに向かっている企業とブラックのまま居続ける企業が2極化しております。
真摯に働き方改革を進める企業もあれば、「残業削減など到底無理だ!」と
社長が既に諦めてる企業もあります。
エージェントとして、もちろんお勧めしたい企業は前者です。

求人サイトだけではわからない、本当の内情や社風を把握している私たちのような転職エージェントを是非有効活用してください。
できれば、建設不動産業界の転職に強いLHH転職エージェントをご利用ください。

・キャリアアップ
・働き甲斐の向上
・年収アップ
・労働環境改善など、
ライフ・キャリア共に向上を目指すのがLHH転職エージェントです。

最後までお読みいただき有難うございました!!
それでは、「本日もご安全に!!」

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この記事を書いた人

栗栖 啓(くりす ひろし)
LHH JAPAN
建設不動産紹介部 部長 
https://www.linkedin.com/in/hiroshi-kurisu-949a1a97/

大学卒業後、リテール営業を経て、
アデコ株式会社に入社。人材ビジネス歴15年目で、
現在は建設不動産業界に特化した人材紹介/転職支援に従事。

建設不動産業界を人気業界に変える使命を持ちながら、
日々精進しております!

家族:妻・娘・息子・犬 
趣味:キャンプ・バイク・サウナ・お酒
座右の銘:人生は経験の合計!


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