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「BRICSがドル支配からの脱却へと結束」


予想通り、BRICSは結束どころかお互いの綱引きで自己利益しか考えていないのが露呈してます。

インドのモディ首相が卓越です。
インドは常に中立の独自路線を歩んでます。
長らく支配中の支配である大英帝国に支配されていたのだから、肝心なことを理解してるようです。

イギリス人とインド人はアーリア人という共通の人種です。コーカサスで生まれたアーリア人が、南と北に分かれて、4,000年かけて肌の色が変わりました。
同じルーツでありながら支配と被支配の関係になり、被支配の子孫が支配の政治の中枢にいる(スナク首相)。
不思議な因縁で、アーリア家の一族の骨肉の争いのようです。


話をBRICSに戻します。
ロシアは経済制裁でドル決済が行われません。
ロシアの天然ガスをインドが買ってくれます。西欧諸国に対抗しBRICS結束とニュースで取り上げますが、実態は違います。
インドルピーの決済なので、ロシアは外に持ち出せません。人民元同様、資本対外規制というものがあって、インドと取引するとこれも問題があるのです。もらったお金を外に出せません。難癖付けられてロシアにとっては天然ガスの現物だけ渡して利益になりません。

インドはBRICSの経済協力するとしながら、西欧諸国と軍事協力の体制は変えてません。したたかな外交戦略です。
そもそもインドの核兵器は隣国パキスタン向けというのは表向きで、実態は対中国です。インドと中国は常に国境緩衝地帯で軍事的緊張が続いております。

先のG20でプーチンも習近平も出席できませんでした。それをいいことにインドのモディ首相は自国の都合の良いようにどんどん進めていきました。
プーチンも習近平も築いた独裁政治が、危機的状況が深まっています。
したたかなインドが、崩壊するリスク国と本気で協力するわけなく、むしろどうやって飲み込もうかと考えてるはずです。


陰謀論者は、BRICSがドル支配からの脱却へと結束したと、むしろ情報に翻弄されてます。
支配の大元である通貨は、裏の裏のそのまた裏で動いているだろうから、ネット情報で判断せず、状況から自分の頭で判断しないとなりませんね。

通貨でいえば、南米ですがアルゼンチンが自国通貨を諦めて、ドルの経済にするそうです。自分たちで財政と金融を決められないとの批判もありますが、私はむしろ、国際金融のトリレンマの固定相場制が功を奏する可能性を感じます。
BRICSの一角ブラジルも、左翼化したり欧米資本を受け入れたり、したたかに動いてます。産業と資源がある国ですから、むしろ中国からするとうらやましいのでしょう。
中国は結局産業も育たず資源化しようとしてうまくいかず、中国元も広がらず、米国の下請けから消費大国になったまま中央集権の私利私欲に翻弄されちゃってますね。

その遠い親戚のような、スナク首相もモディ首相も、たった今は選挙で政権が弱まりそうです。
今歴史的にもどこの国も弱ってる珍しい時代かもしれません。
それを機に世界統一政府を狙ってると言いますが、どうせなら日本が統一政府の大元になるチャンスかもしれませんよ。
出口王仁三郎も「日本の人民さえ改心いたせば、世界は良い世になるのじゃぞよ。」と、日本が世界統一政府を作れと言ってますよ。
嘘です、意味が違います。



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