空が怒っている 雨が落ちて 傘を叩いている 風が吹いて 背中を押している 暗い雲の中で 頭を抱え込んでいる 人ではない空も 感情を出している まるで 誰かの真似をし…
リリアンあのね 私はずっとあなたのこと リリアン だと思っていたの。 あなたの名前は リリヤン だったのね。 でもね 私の中であなたは リリアン だから これからも…
君に会いに行く 思い出の場所に行こう? バタースコッチをなめながら歩こう? 猫じゃらしを摘んで、指を切らないように隣の草も摘もうか。 踏切で電車を待とう? カンカ…
今日もおしまい ひとり遠くへ 誰も知らない場所に行きたくて でも 知っている道しか歩けない ゆっくり過ごすの ブランデーバック 旅立つ合図に ジンジャーエール 慣れ…
さあ 檻から逃げだそう 私は巨大なスライドパズルの一枚じゃない 自分の力で進む 決められた道だけが未来じゃない 日々無理やり動かされる そんなの苦しいだけ 私は生き…
頭で撫でる トントンとリズムを打つ ゆっくりとした心臓の音を借りているよう こどもを宥めるように優しく 真面目で 無邪気な 表情で 貴方から 腕に 手に 指に 体温…
コンコン と音が聞こえる 「こんにちは,お客様。」 日が沈みかけて 空を染め上げる の色になる 梅雨が明け 夏が始まる 少し蒸し暑い 晴れた日のこと 家を出て…
部屋にシャワー音と口笛が響く この環境が居心地よくなってしまった ベッドの上で本を読み BGMは貴方の浴びるシャワー音 そして 貴方のメロディー 音たちにつられて つ…
子犬のような 大型犬のような 可愛らしい貴方へ 誰でも複数の自分がいる 環境によって増えたり混ざったりしている 混ざって 濁って 沈殿していた そんな私を受け入れて…
葉っぱから零れ落ちる雫たちは 微笑みながら零れ落ちていく涙と同じくらい 透き通っていて 色鮮やかな音色を奏でている 朝の訪れを喜んでいるみたい 白い空に差し込む朝…
今日こそは頑張る日 そう言い聞かせ続けている 最終決定権の無い私は モノゴトの重要性を理解できていないと言われる 自分で決めていないモノゴトの重要性なんか知るか …
隣のあの子は演劇部 パンが好きな優しい子 英語が上手で ビー玉みたいにコロコロ笑う子 私の好きな子 愛しい子 一緒にいたいと思った子 わたしの視線は 一方通行 …
カタンカタン コトンコトン シャクシャク 時計たちが話している ここは懐かしの国 手作りのメニュー表に 想いで詰まった雑貨たち 私は懐かしの国に足を踏み入れてしまっ…
安心するもの 落ち着くもの 淋しいもの 悲しいもの 好きなもの 嫌いなもの 見えない傷をつけるもの 家族のものだったもの 貴方のものはわからなかった だって同じ…
空からのおくりもの 誰かへのおくりもの 空からこぼれたもの あふれてしまったもの 空からの言葉たち 声色を変えてはずんでいる 空からの小さな粒 私をつらぬいてい…
お手紙屋さんのさんぽみち
2024年2月5日 18:55
はじめましてのつぶやきですが、とある人の裏話を少しづつ綴れたらと思います。・・・ねぇ、ちょっと聞いてよ。去年のクリスマスの話なんだけどさ?あの人が思い出たちをエッセイにしたんだって。でも、その思い出たちには裏話があってね?こっそり教えてもらったの…
2023年9月27日 15:24
空が怒っている雨が落ちて 傘を叩いている風が吹いて 背中を押している暗い雲の中で 頭を抱え込んでいる人ではない空も 感情を出しているまるで 誰かの真似をしているように空はなぜ怒っているのだろう洗い流したいものがあるのだろうか拭き消し去りたいものがあるのだろうか空は恵まれている感情を出すことができるから感情を殺すことがないから環境によって 表情を変えなくていいから人は
2023年9月22日 23:54
リリアンあのね私はずっとあなたのこと リリアン だと思っていたの。あなたの名前は リリヤン だったのね。でもね 私の中であなたは リリアン だからこれからも リリアン って呼ばせてね。リリアンあのね私はずっとあなたのこと 羨ましい と思っていたの。だってね ひぃおばあちゃんがあなたを優しくなでるのだもの。でもね きれいになるあなたをみて幸せな気持ちになるの。これからはひぃおばあ
2023年9月8日 15:29
君に会いに行く思い出の場所に行こう?バタースコッチをなめながら歩こう?猫じゃらしを摘んで、指を切らないように隣の草も摘もうか。踏切で電車を待とう?カンカンカンと鳴り響く踏切のリズムに乗りながら。朝は苦手だけど、君のためなら全然苦じゃない。一緒に散歩に行けることがすごく楽しいから。事故が起きて、家に置いてきぼりにされたよね。君が載っている写真集をママが見つけてきた。その
2023年7月27日 21:57
今日もおしまいひとり遠くへ誰も知らない場所に行きたくてでも 知っている道しか歩けないゆっくり過ごすの ブランデーバック旅立つ合図に ジンジャーエール慣れない刺激に クラクラしてこの痛みが貴方にもひとりが寂しいと 誘い文句いくつも紡いで 消し去ってひとりでも 大丈夫よだって 生きてきたんだから慣れない刺激で 心地よくおかしいほどの 勘違いこっちを向いてくれ
2023年7月25日 17:07
さあ 檻から逃げだそう私は巨大なスライドパズルの一枚じゃない自分の力で進む 決められた道だけが未来じゃない日々無理やり動かされる そんなの苦しいだけ私は生きたいように生きる本を読み 歌を歌い 遠くへ どこまでも自分の時間を 自分でつくる周りと違っていい 自分らしくそばにいてくれる 仲間 がいるからやりたいことをやっていく「いつでも帰っておいで」その言葉を信じて 大海原へ風に
2023年7月20日 11:13
頭で撫でるトントンとリズムを打つゆっくりとした心臓の音を借りているようこどもを宥めるように優しく真面目で 無邪気な 表情で貴方から 腕に 手に 指に体温が 想いが 移っていく貴方の想いを 体温を 移す貴方と誰かを繋げることができる貴方の 鉛筆 は 幸せな道具
2023年7月12日 22:00
コンコン と音が聞こえる「こんにちは,お客様。」日が沈みかけて 空を染め上げる の色になる梅雨が明け 夏が始まる少し蒸し暑い 晴れた日のこと家を出て それぞれの道を行く離れることが寂しくて とぼとぼ歩く今日も一日 頑張ろうか帰り道 ほんの少しのご褒美をうきうき気分のまま 帰りましょうゆっくり 過ごしましょうそうしましょう コンコン窓からのお客様 どちら様?
2023年7月4日 22:59
部屋にシャワー音と口笛が響くこの環境が居心地よくなってしまったベッドの上で本を読みBGMは貴方の浴びるシャワー音そして 貴方のメロディー音たちにつられてつい身体が揺れてしまうこの環境が何度もあればと願う実際はすぐに訪れてくれた同じ時間 同じ空間を勝手に共用させてもらっていますシャンプーの香りで指揮棒が止まって今度は同じ香りに包まれた空間に変化する幸せな時間に 素
2023年6月30日 22:23
子犬のような 大型犬のような可愛らしい貴方へ誰でも複数の自分がいる環境によって増えたり混ざったりしている混ざって 濁って 沈殿していたそんな私を受け入れてくれてありがとうすくってくれてありがとう貴方は子犬のように明るく元気で社交的多くの人から愛を受け取っている貴方は大型犬のように優しさで包み込み多くの人に愛を渡している素敵な音を奏でて繋がっていく貴方と関わる人のほと
2023年6月28日 02:55
葉っぱから零れ落ちる雫たちは微笑みながら零れ落ちていく涙と同じくらい 透き通っていて色鮮やかな音色を奏でている朝の訪れを喜んでいるみたい白い空に差し込む朝の光は微笑みながら覗いてくる瞳と同じくらい 透き通っていてあなたの前では嘘をつけませんそれでも夜の訪れを拒めないわたし音を飲み込んだ夜は微笑み合うふたりの体温が伝わるくらい 透き通っていて名前のないコードが響き渡り 溶けて
2023年6月25日 04:06
今日こそは頑張る日 そう言い聞かせ続けている最終決定権の無い私は モノゴトの重要性を理解できていないと言われる自分で決めていないモノゴトの重要性なんか知るか誰かの期待に応えるため 命令通りに動くロボット急に 好きなコトしていいよ と言われてもマニュアルが無ければ コマンドが無ければ 動けませんいきたかった道は 道案内と同時に 街灯を消されてしまった整備されていたはずの道は 灯りと共
2023年6月24日 08:44
隣のあの子は演劇部 パンが好きな優しい子英語が上手で ビー玉みたいにコロコロ笑う子私の好きな子 愛しい子 一緒にいたいと思った子わたしの視線は 一方通行あなたの視線の先に 私はいないあなたの微笑みを 作り出しているのは私じゃない「あの人のこと 気になっているんだよね」そういうあなたの表情は 見たことないほど素敵だったあなたのその表情を 作り出しているのは私じゃない
2023年6月22日 19:39
カタンカタンコトンコトンシャクシャク時計たちが話しているここは懐かしの国手作りのメニュー表に想いで詰まった雑貨たち私は懐かしの国に足を踏み入れてしまった漂う珈琲の香りほんのり甘いクッキーとセットここにいる時は時間が止まったかのよう外がやけに騒がしく感じる王様から隠れた仕切られた場所私はかくれんぼをしている懐かしのものたちに囲まれながら珈琲とクッキーが
2023年6月20日 16:06
安心するもの落ち着くもの淋しいもの悲しいもの好きなもの嫌いなもの見えない傷をつけるもの家族のものだったもの貴方のものはわからなかっただって同じものになっていたから最後まで記録されるもの
2023年6月19日 13:08
空からのおくりもの 誰かへのおくりもの空からこぼれたもの あふれてしまったもの空からの言葉たち 声色を変えてはずんでいる空からの小さな粒 私をつらぬいていく誰かが欲しかったもの 受け取りたかったもの囲まれたかったもの 包まれたかったもの優しいはずの あたたかいものがつめたくて かたくて するどくて穴だらけの身体に 染み込んでいく優しい声で やわらかくてここち