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軟禁生活に感謝が溢れた日。人生には恵みしか存在しない

そもそも私がこのnoteを書き始めたのは、大学時代からの大親友、コマキに勧められたからだった。
病める時も、健やかなる時も。
シラフの時も、泥酔の時も。
楽しい時も、悲しい時も。
彼女はいつも隣にいてくれた。かれこれもう、20年以上。
(改めて書くと時の速さに驚く。ついこの間、大学を卒業した気分なのに。)

当然と言うべきか、彼女は、私の黒歴史も、墓場まで持っていくべき秘密も、ぜーんぶ知っている。
そんな彼女は、アメリカに来てからの私をいつも気にかけてくれていた。そして数週間前、久々にどん底の鬱状態になっていた私を察知し、仕事に子育てに忙しい中、私のために朝5時に早起きし、電話をかけてくれた。
それは日本の日曜の朝で、子供の世話や旦那さんとの時間があるだろうに、「まだ大丈夫。まだ平気」と言って、結局その日、私たちは4時間も話をした。どれほどあの時間に救われたことか。
その電話の中でコマキが言ったのだ。
「フルネームの本名を出さずにブログを書いたらどう?誰かの役に立つ為でも、誰かから褒めてもらう為でも、ましてやお金を得る為でもなく。ただただ、自分のためだけに」。
さすが、私を私以上によく理解している。
自分では全く思いつかなかったアイディアだが、このささやかなnoteを書き出してから、私はプクプクと、静かに、ゆっくり、深海の底から浮上しはじめた。
そんな彼女から数日前、新たなお題(?)が出された。
「感謝ワークをやってみたらどうかな?超いいと思うよ!」

感謝ワークには、人生を変える力がある

私は、尊敬する人や信頼する人からの情報は、素直に受け入れ、試すことにしている。感謝ワークについてもすぐにネットで調べ、数日前からやり始めた。

ちなみに「感謝ワーク」というのは、要するに、その日の中で感謝できること、恵みをリストアップすること。
ポイントは、何か大きなことである必要はなく、「インターネットが使えるから、こうして日本ともやり取りができる!本当にありがたい。感謝🙏」というように、普段、当たり前と捉えてスルーしてしまっているようなことも入れること。
むしろ、「普段、当たり前とスルーしてしまっている、しかしよく考えてみるとすごく大事なこと」に気づき、書くことが大事。
あとは、頭だけで考え、タスク的に書き出すのではなく、「あぁ、本当にありがたいなぁ・・・」と、ありがたさを体で感じながら書き出すこと

このワークを数日(というか厳密にはまだ2日目)やった結果、書きながら涙が浮かぶほど、感謝が溢れてきた。
特に目から鱗の衝撃だったのは、「軟禁生活、すなわちまだアメリカで働けるステータスではないがゆえに、堂々と、日中の時間を好きなことだけに使える」という事実(恵み)に気づいたこと。
「お金のためだけの労働はしたくない。自分の好きなことだけして暮らす」
というのは、私の理想の生活の1つだった。
場所こそ、大好きなヨーロッパではなく、嫌いなアメリカ、と異なるが、生活スタイルとしては、私の理想の状況じゃないか!
なぜ今までこの恵みに気づかなかったのか!?
それは、「大好きなヨーロッパじゃない!」「大嫌いなアメリカにいる!」と、不満なこと、無いものに目が向いていたから。

今回痛感したが、無いもの、不満なことに意識を向け続けることは、今与えられている幸せや恵みを味わえないこと、受け取れないこと。つまり、「幸せの受取拒否」=「自ら不幸ウェルカムモード」になることなのだ。
よく、コップに水が半分入っている様子を、「半分しかない」と見るか、「半分もある」と見るか?という話を聞くが、これは、「ポジティブ・シンキングをしましょう」なんて生ぬるい次元の話ではなかったのだ
現実世界においては、「半分しかない」と、空いたグラスの部分ばかり見続けていると、気づいた時には、あったはずの半分の水は蒸発し、消えているのだ!
なんと恐ろしい!!
逆に、「あるもの探しメガネ」で、今すでにある幸せ、恵みに目を向け始めると、あれも、これも、それも、と、どんどん、今ある幸せや恵みに気が付く。
気づかないもの、認識していないものは、その人にとって、存在しないことと同じ。つまり裏返すと、意識しているもの(認識しているもの)は存在する。
だから、今ある幸せや恵みにどんどん気づくということは、自分の人生にある幸せや恵みの量がどんどん増えることなのだ。

人生には、”恵み”しか存在しない

実際、感謝ワークを始めてからまだ数日しか経っていないが、すでに、パートナー氏に対する感謝、気にかけて連絡をくれる友達がいることへの心からの感謝など、周りにいる大切な愛する人たちへの感謝を筆頭に、Appleへの感謝や、中学受験で第一志望校に落ちたことへの感謝まで、色んな感謝がどんどん湧き上がってきている。(私がコマキと出会ったご縁を辿ってゆくと、中学受験で第一志望校に失敗したおかげに行き着く。)

今、こうして深く自己対話をできること、自分を縛っている不要な思考に向き合えることも、なんと大きな恵みであることかと感じられる。
そして、「好きではない国アメリカで軟禁生活」という、超ストレスフルな今の状況に追い詰められなかったら、ここまで本気で真剣に自己対話をすることはなかったワケで、そう考えると、「好きではない国アメリカで軟禁生活」も、とても大きな恵みなのだと気づけた。
そのことに気づいた時、本当に、この世界には、良い、悪いは存在せず、すべては天の恵みであり、人生には恵みしか存在しないのだと、目から鱗がボロボロ落ちた。

改めて、目に見えるもの、目に見えないもの、すべてに、感謝。
大親友のコマキを筆頭に、私の人生を面白く楽しく、幸せに、豊かにしてくれる大切な親友&友達&仲間達に、心からの感謝。
いつも本当に、ありがとう🙏。
そして、感情丸ごと全部出しまくりの長めの私のnoteをここまで読んでくださったあなたに、どうもありがとう🙏。


参考記事

感謝ワークについては、以下さとうみかさんの記事が私にはとても分かりやすかったです。(さとうみかさんにも、感謝🙏)

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