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大人になれば

「将来は、教師か公務員に」
それが両親の口ぐせでした。

良かれと思って言ってくれてるのでしょう。ですが、親の理想が強すぎたり高すぎたりすると、親は親で意地になってしまい、理想だけがエスカレートします。

わたしの家も例外ではありませんでした。

「○○しろ」
とあまりにも言われるので、
「そんなに言うならお父さん、お母さんがすれば??わたしは興味ない」
と返す、その無駄で苦しいやりとりを何百万回と繰り返してきたような気がします。

大人になれば。

早く大人になりたいと思っていました。

大人になる漠然とした不安もありました、でもそれ以上に、わたしは早く大人になってこの家を出ていきたかったです。

家を出ていって自由になりたかった。

親元にいるのがとても苦しかったです。


大人になって、一人暮らしを始めて何年も経った頃、
「もうわたしは自分で自分を育てていこう。大人だからもう自分ひとりでどこにでも行ける、自分のことは自分で決めていい。読みたい本も食べたいごはんもぜんぶ自分で選ぶんだ」
そう思って泣きました。

希望の光が見えたのです。


自分の心の中にいる小さな小さな天使が、「うん、それでいいんだよ!!」と、にっこり笑った瞬間でした。

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