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夢のある未来を次の世代に残したい

長男が8月末で仕事を辞めます。

あまりにきつい労働環境だったところに
腰をいため、もう続けられない、と思ったそう。

来月で20才になる彼。
彼が、高校に届いた求人情報から見つけた仕事だったけど、
現実は、本当に厳しい重労働でした。

それでも、1年以上耐えてきたのは、
「もしかして良くなるかも?」
と期待していたからだと思う。

昨今の人手不足、働き方改革、賃金上昇という報道があって、
もしかしたらこの厳しい重労働を
改善しようとする動きがあるんじゃないかと。

でも、
建前ばかりの言葉を並べ、重労働に向き合わない社長と、
社長を恐れて、現場に注意するばかりの上層部という、
労働環境を改善しようとはしない大人たち。
人材不足を嘆くなら、
不足している職場の労働環境を改善することだと、
おサルさんでもわかりそうなものなのに。

そんな姿を見ていると、
やる気も失せてきたんだと思います。
ボーナスが2万円だったとき、
給料が15万円だったとき、
こんな重労働なのに?って心底落ち込んでいました。

ある日、腰が痛くて荷物が持てなくなり、
腰を曲げて少しずつ前に足を進めて歩く姿に。
なのに定時まで働き、
残業はしなくていいよ、と言われたそうだけど、
やっと病院にたどり着き、
診断書を書いてもらって1週間休みたいと
職場に電話をいれたとき、
「○○くんは、仕事、辞めたいのか?」と
聞かれていました。
私もそばにいてその電話を聞いていました。

そのとき、
もう辞めよう、続かない、と思ったそう。
上司から言われたのは
辞めるか続けるかの2択であって、
続けられるような配慮がそこにまったく感じられず、
何かが切れたんだと思います。

こんな職場は、きっと、続かないと思います。
退職者は多く、人手不足で、
一人当たりの負担が年々増えているそうです。

なのに、改善しない。
作業工程を見直さない。
機械化なども考えない、
辞めていく現場の状況を知ろうとしない。
変えようとしない。

夢も希望もない重労働のまま、
がんばろう、的な。


社長はご立派にSDGsって言っているそうです。
稲盛和夫さんを尊敬し、
そのご本を社員に配るそうです。


私の職場でも、辞めていく人がいます。
次にやってみたいことがあって、
今、チャレンジしたい、そんな退職はいいのですが、
「市役所がいやで辞めます」
そんな退職には胸が痛みます。


若い人ががっかりすること。
それって、本当に不幸せなことだと思う。

幸せを感じて生き続けたい。
未来はよくなるという希望を持って今を生きたい、よね。
若ければ若いほど、そうあるものでしょう。


どうすれば良くなるのか、
答えがすぐになければ考えればいい。
それでもなければ、誰かに聞いてみればいい。
それでもわからなければ、
もっと誰かと一緒に考えるしかない。
少しでもいいアイディアを探して。

好奇心
変化
チャレンジ
正直
誠実


本当は何がしたいのか、
本当は何がしたくないのか、
違う考え方、違うやり方、
やめたっていいんじゃないか、
変えればいいんじゃないか、
そんなことを自問自答し、掘り下げるのは、
誰かと話すことじゃないかなと思う。

↓ 先日、この方に「対話」について、
自問自答し、口に出し、耳を傾ける機会をいただきました。
山口氏のようには動けませんが、
自分に正直に、人にやさしく、
一緒に変わっていこうとする姿勢は、
心から共感するところです。


未来に、
「良くなる」という可能性を感じること、
「変わっていく」という可能性を感じること、
希望を持って生きて、
仕事をしていくって、
幸せなことなんじゃないかなと思う。

私に何ができるのかしら。


このものすごい猛暑の夏に、未来が心配になります。
外の空気の殺人的なこと。
流れる水道水の温かいこと。

エアコンの電気代が払えなくなったら、
故障したエアコンの修理に来てくれなくなったら、
エアコンを買い換えるお金がなくなったら、
うちの息子たちは生きていけないかもしれません。

なので、今日、こちらの団体に寄附しました。
↓ 若者を含むホームレスの支援団体です。


カッサータとアイスティ

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