適度なラインの使い方と人間関係に与える満足度
こんにちは、Mimiです。
Audible(オーディブル)は「ながら聴き」ができるので便利ですね。
今回は、『適正なラインの使い方と人間関係に与える満足度』について書きます。
これを読んでくださっているあなたは、どれくらいが適正なメッセージの長さかわかりますか?
または、他人からの返信が早すぎてプレッシャーを感じたり、遅すぎてイライラすることはありますでしょうか?
海外では、ラインよりもWhatsappというアプリをよく使います。
ラインのようなスタンプはありませんが絵文字でサラッとメッセージをやり取りする同じ機能です。
このラインやWhatsappはここ数年で増えたコミュニケーション方法なので、人によって使い方や向き合い方が様々です。
タイプとしては
①ラインはほぼ自分の生命線
②ラインはたまに見る程度
③ラインはまだ生活の一部になってません
なんて人もいると思います。
年齢やスマホの導入時期にもよりますし、周りの友人がどれくらい使うかにもよりますね。
それと同じくらい、メッセージの長さや返信までの時間も人によってかなり異なるのではないでしょうか。
例えば①タイプの人にとっては即読即レスは当然ですが、③の人からすると2,3日後に返事するのが『ちょうどよいペース』になりそうですよね。
よく、『既読無視』と言われる言葉がありますが、
①の人は当日に返事がないと
『既読無視された・・・』
と思いがちですが、
③の人は
『え、無視じゃないよ?まだ返事してないだけ』
となります。
海外でもその人によってチャットとの向き合い方は異なります。
即レスができる器用な人もいますが、例えばヨーロッパでは、チャットに人生をコントロールされることに意識的に嫌悪感を抱く人も多く、あえて『自分が見たい時に見る』という姿勢を貫く人も多くいます。
例えば、友人の分析をします。
私自身の周りの友人のレスポンスの速さとメッセージの長さを一覧にしてみるとこんな感じになります。
A子: 5−6時間後, 2−3行
B子:1日後、長文
C子:2−3日後または1週間後、3−5行
D子:1−2時間後、1−2行
E子: 30分、長文(1回で完結型)
G男: 5 分, 1−2行
F男:1週間に1度、1−2行
B子とのやり取りは、内容が調べ物が多いので、お互い1−2日後ごとに長文になりがちです。
一方でG男とのやり取りは、すぐ返事も来て短いメッセージなので気軽ですが、How are you? I'm good!などと、生存確認にとどまるくらいで、ほぼ中身はないといえます。
C子とのやり取りはかなり不規則で、ほぼC子の忙しさや気分に依存すると言えます。
F男とのやり取りはほぼ忘れた頃に・・程度のものです。
かなりまちまちです。
このように様々な向き合い方があるにも関わらず、相手のコメントの長さや返信の時間によってイライラさせられる、という声も多くあります。
例えば、
『A子とのラインはイライラする、返事遅いんだもん』というコメントはたまに聞きますが、そのコメント自体ではその人がどのくらいの速さでレスポンスをし、A子はどのくらいのスピードなのかがわからないですよね。
自分の時間軸が中心になっている
コメントになります。
一方で
『B子は返信早いんだけど返事が長くてうっとおしいなあ、プレッシャーも感じるし』というのも
自分のテキスト量が中心になっている
コメントになります。
その時その時のトレンドや芸能人がメディアで発する「ちょうどよいスピードと量」というのが、社会的な風潮として作られている時もありますが、社風や友達関係やグループによって必要なスピードや情報量もまちまちなので、どれがベストとは言えないですよね。
ビジネス関連の話をラインでするのに1行1行打っていたら、大変な数になりそうですし。
そして、自分の返信のスピードと長さはどの程度なのか?というのも分析する必要があります。
結局は比較の問題であり、絶対値がない、
というのが前提だからです。
上記の友人の例えであると、私自身は5−6時間後に2−3行を書くのが心地よいので、自然とA子とのチャットに心地よさを感じるようになります。
A子: 5−6時間後, 2−3行
B子:1日後、長文
C子:2−3日後または1習慣後、3−5行
D子:1−2時間後、1−2行
E子: 15−30分、長文(1回で完結型)
G男: 5 分, 1−2行
F男:1週間に1度、1−2行
自分:5−6時間後, 2−3行
他の人は自分にとっては返事が早すぎる、遅すぎる、短すぎる、長すぎる、という感覚になるんですね。
このように、
自分と似たチャットパターンを持つ人に心地よさを感じる
という現象がでてきます。
海外の研究では、これは
Text compatibility(テキストの互換性)
=テキストとの相性が問題である、
と言われています。
関係性の満足度に影響を与える要素として、自分自身が何をどのように書くか、または相手が何をどのように書いてくるかということが満足感を与えるのではなく、Text compatibility(テキストの互換性)が満足度に関係している、というものです。
つまり、
お互いのチャットへの向き合い方が同じである場合に
満足度が高まりやすい
という研究です。
もし、自分が心地よさを感じたいのであれば、自分とパターンが似た人を見つけてチャットするとよいわけです。
一方で、相手に自分とのラインで心地よさを感じてほしいのであれば、徹底的に相手のペースに合わせるとよいでしょう。
もし、ラインにまつわることで相手にイライラすることがあれば、
『自分とはパターンが違うのね』
くらいに考えておくとよいでしょう。
今日はこれで終わりです。
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