れもこ

大学院生です。村上春樹さんが好きです。

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最近の記事

電車で隣に座ったインド人が結婚した

私は人生で一度インド旅行に行ったことがあります。 インドへなんのツテもなかった私は、 どうしてもインドに行きたくて、行きたすぎて、 電車で隣に座ったインド人に、インドへ連れて行ってくれないかと頼んでいました。 そして本物の幸運にも、一緒に旅をしてきて、 無事帰れて、それから今まで彼とたまに遊んだりしていて、 その彼がついに結婚しました。 彼から、インドの結婚というものについて教わり、日本の結婚圧について悩んでいる私にかなりのカルチャーショックだった為、ここで共有

    • 毎日いろんな人とお話しする

      タイトルの通り、毎日いろんな人とお話ししている。 沢山の人とお話しさせてもらっている。 職場に来る人、の時点でもう既にサンプルに偏りがあると思いつつも、 色んな人生があるなあと思っている。 おもしろい。 非常におもしろい。 絵を描くじいちゃんからは継続が大切なことを教わった。 人当たりが良いおじいちゃんからは、自然体の大切さを教えてもらった。 高校の仲間が好きなじいちゃんからは、戦争はだめだと教わった。 木が好きなおじいちゃんからは、木を使った家造りが人間に

      • かがり縫いができる人

        小さい頃、かがり縫いというものになぜかひどく惹かれた。 時を経て、この事実がわたしの中に深く入り込むため記録として残します。 かがり縫いとは、縦に掘りながら横に向かって縫っていく手法で、零れ落ちる布端を拾って、布全体を丈夫にする編む手法です。 かがり縫い、並大抵ではない大そうなテクニックを拵えている人みたいで、当時の小学生の私にとっては理想な響きだった。 2024年の今日、仕事から帰る電車の中、唐突に気分が落ち込んだ。よく考えてから、それは通りすがりのビジネスマン達に

        • どうせひとり

          最近恋人ができました。 あまり恋愛ができない人生を送ってきた私は、修論、就活、院試、奨学金とめちゃめちゃ忙しい時期に、なぜか人生のオプション要素である恋愛を追加していました。 太古昔から数多くの人間が行ってきた愛を育むと言う行為を、たった一人の自分は出来ないのか、、辛あ、、と半ば絶望していた自分に 恋人ができる時は、とても気まぐれにやってくるものだ、と言いたいです。 あとは、恋人ができてもどうせひとりだと。 どうせひとりだし、ひとりを慈しまなければ、他の人も自分も楽

        電車で隣に座ったインド人が結婚した

          春のゆらめき、研究の一番星

          これは人から教えてもらった言葉で、皆さんにシェアをします。 私は、この言葉が、人間が創造する全てのものに当てはまると思います。 研究だけでなく、芸術然り、文学然り、1人の人間が行う行動しかり。 もちろん、命以上とは比喩であり、 実際に、事故に遭うくらいの実験や研究を推奨するわけではないと思います。 ですが、自分の命を燃やしてでも、何かをやり遂げたい、人に届けたいと思う所業は、全て『善い』作品、行為に昇華するのではないでしょうか。 私は色々あって、新年度から、博士課程

          春のゆらめき、研究の一番星

          アーモンドミルクを飲む為だけに生きているのかもしれない

          アーモンドミルクが美味しい 最近そのことに気がついた 美味しすぎて10分に3本飲んだこともある アーモンド味のピノみたいな感じ 突然の雨が降った秋の夜 涼しい帰りに1人で飲んだ 美しい乳白色をした飲み物が美味しい 食欲と性欲と睡眠欲の中 睡眠は死んでることとあまり変わらないし 性欲は相手がいなければできない 食欲のみが生きていることの楽しさを教えてくれる割と簡単なこと のような気がした これからも私はアーモンドミルクを飲み続けようと思う Bye〜

          アーモンドミルクを飲む為だけに生きているのかもしれない

          君たちはどう生きるかを見たルンルン帰りに道に迷って死にそうになった話

          こんにちは。 この前、話題の君たちはどう生きるかを見てきました。 あのお話は、私の中でマーブル状になって深く心の中に入りました。つまり、とてもグッドでした。 さて、本題です。 私は自転車で池袋の東宝映画館まで行ったので、自宅まで自転車で帰ります。 凄く良い映画だったなあ〜と余韻に浸りながら、サドルに跨り、すっかり夜になった池袋の街を帰路に向かって進んでいたのですが、 ふと道を外したのか、普段見慣れない所に来ていることに気付きました。隣にはお墓がびっしり。 その時

          君たちはどう生きるかを見たルンルン帰りに道に迷って死にそうになった話

          本は薬、症状に合わせて本を読む

          ふと思いました。 本って薬だなあと。 体調悪い時とか、何か足りないなあと感じる時とか、そう言う時に対処する方法が私の中で本です。 自分の感覚に合わせて、積まれている本棚の中から慎重に本を選びます。 慎重に。丁寧に。自分の体や心の具合をしっかりと聞き取って選びます。 自分で自分の体調を管理してあげるのは大切です。 本で自分を深い治療室に連れて行きます。 奥にどっぷりとした液体が待っています。 その中へ手と足からゆっくりと入ります。 液体の中に完全に沈んだら、後

          本は薬、症状に合わせて本を読む

          トビタテに受からなかった話

          ふと,noteをみて,トビタテに受かった話というのが目に入ってきました。 デデーン!私はトビタテに受からなかった!! 就職活動より,なんなり,トビタテに一番力を入れていたのにも関わらず, トビタテ合格者の人とかにも何度も添削を受けて,絶対に大丈夫と思っていたのにも関わらず, 二次審査までは絶対に行くだろうと思っていたのにも関わらず, 沢山留学支援センターの人にお世話になり,これからもお世話になると思って,「引き続きよろしくお願いいたします」と言っていたさなかにもかかわらず

          トビタテに受からなかった話

          滝行をしたら赤ちゃんになった話

          おととい滝行をしました。 私の友達がめちゃめちゃ滝行を誘ってきたのです。 色々計画を決めてやっと滝行!っとなったのですが、台風直撃、、、! 沈む私。このことを友達に報告したら、、 滝行をすると決めた場所は静岡県の油山寺。 滝行相場(なんだこれ)は8千円くらい…。その中で油山寺は破格の2千円だったため、即決定。 レッツ滝行! ①前日 前日は、車中泊と快活クラブのコンボで俗世を満喫し、滝行のしがいが強くなるよう過ごします。 ②当日 中に濡れても良い衣服を着て、白い衣

          滝行をしたら赤ちゃんになった話

          所持金足りず野宿寸前だった私に1万円差し出したイケメン大学生を逆ナンした話

          あれは2019年の夏ー ねぶた祭りがどうしても見たくて、友人にアタックするも誰1人つれず、ねぶた発作、ねぶたせん妄、ねぶた喘息のトリプルパンチに見舞われた私は、結局1人で青森へ行くことにしました。 初めての一人旅。たくさん準備しました。大学生のため、乗り物はもちろん夜行バス。 ただ弱い私は、夜行バスで行く→ねぶた見て青森に夜までいる→宿泊せず夜行バスで帰る という極力すぐ帰る一人旅にしました。一人旅の意味。 しかしこれが悪夢の始まりでした____ 青森夜行バスに揺

          所持金足りず野宿寸前だった私に1万円差し出したイケメン大学生を逆ナンした話

          インドに呼ばれることについて

          インドに呼ばれてインドへ行きました。 今日、POPEYEを立ち読みしていたら、横尾忠則が「三島由紀夫に『インドに呼ばれる人とインドに呼ばれない人がいる』と言われた」と書いてありました。 たしかに、去年のインドに行った当時のことを振り返ってみると、インドに呼ばれてたかも…? というのも、たまたまインドを研究している人に出会ったり、たまたま2週間の休みが勝手に取れたり、たまたまインドに行きたい友達を見つけたり、たまたま電車の隣に座って話しかけてきた人がインド人だったり…。

          インドに呼ばれることについて

          毎年変な年賀状が来る

          私には、毎年変な年賀状がきます。 それは2019年から始まりました。 相手は誰かわかっています。 それまで、私の中の年賀状のイメージは、その年の干支が書いてあって、大きなフォントであけましておめでとうって書いてあって、右横とかにちょろちょろっと差し障りのないメッセージが添えてある…。 そんなイメージでした。 ですが、2019年、もらった年賀状がコレ。 …異様です。 ですが、私は割とコレを気に入っています。 そんな私の思いが通じてか、それは毎年来るのでした。

          毎年変な年賀状が来る

          インド旅行を通して残った思い出9つのこと

          インド旅から3ヶ月経とうとしています。 それと同時に今年も終わろうとしています。 その間に、良いのか悪いのか、様々な物が私の身体を通過して、その分インドの詳細な記憶が、私の中から抜け落ちていきました。 それは悲しいことだけれど、同時にしぶとく残ったものも分かりました。 それを今回は記していこうかなと思います。 きむらさん 死んだ人を通る レモンティーを配る青年 靴磨きの青年 ゲイの男 清廉な目をした物乞いの子 タクシーでの喧嘩 優しさの循環  友人の

          インド旅行を通して残った思い出9つのこと

          私の愛しい休日紹介【亀戸編】

          ハローワールド。 食中毒、治りました。 そして、今回の休日もまた素敵な休日にしちゃった〜と思ったので、記念にnoteに記します。 ぜひ休日の過ごし方の参考になれば嬉しいです。 編み物するなら今 久々に編み物してみたいな〜と思いました。 編み物なんて小学生の時の“いちにっとさん”でやったぶり。 というのも最初は、行きつけの近所の百均で、編み物コーナーが目に入り、立ち止まっていました。そしたら隣にいたオバハマ方が とおっしゃっていたのを盗み聞きし、 すぐに友達T

          私の愛しい休日紹介【亀戸編】

          インドにどうしても行きたくて、電車で隣に座ったインド人に頼み込んで一緒に旅をしてきた話

          夏休みの最後、インド旅行をしてきました。 暑い暑いインドが待ちわびてるかと思いきや全部雨。でも、インドの人は雨が好きなんだそう。雨が降ってきたら、それを「良い天気だ」と、みんな言うらしいです。 ※この話は、昔自分がnoteに書いた記事と話が被っていたので、リンクを載せておきます。 インド旅行では、色々と考えることが沢山あったので、それをnoteに書き記したいなあと思います。今回は、まず【インド旅行に行くまで】を。 そもそも、なんでインドに行きたかったのかと言うと、高校時

          インドにどうしても行きたくて、電車で隣に座ったインド人に頼み込んで一緒に旅をしてきた話