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転職会社選びのポイントは”シャケ(鮭)の川のぼり方式” 川の上流には澄んだ水=超ホワイト企業がある

偏差値35のFラン卒、ブラック企業から転職してGAFAレベルのスーパーホワイト企業に転職したレガさんです。会社名は明かせませんが、ウチの会社を知らない人は100人に一人くらいだと思います。

今日は転職の業界選び、職種選びの基準をお話します。

3分で読めます。

仕事を川に例えると

転職といえば仕事選びが重要ですよね。

前からやりたかった仕事、興味がある分野の仕事…

ところで仕事って何でしょうか。理解している人はすでに仕事の本質をつかんでいます。

仕事とは「業種」と「業界」と「職種」の分類で成り立ちます。

■「業種とはサービス業、製造業など”大分類”
■「業界
とはサービス業の人材派遣業など”中分類”
職種は人材派遣業の給与管理、営業など”小分類”

これが「仕事」と呼ばれるものの正体です。

まずは「業種」と「業界」と「職種」というそれぞれの言葉の意味をしっかり理解するのがポイントです。

なぜなら「業種」と「業界」と「職種」の選択が転職先選びの運命を決めるから。

ホテルのフロント業務をしている人は、違うホテルのフロントに転職することを望むことが多いと思います。これが①「同業種」「同業界」「同職種」での転職です。

医療業界の営業から日用消費材の営業に転職するのは②「同業種」「異業界」「同種型」の転職。

医療業界の営業から海運業界のエンジニア、というように③「異業種」「異業界」「異職種」などガラっと変わる転職もあります。

ややこしいので、それぞれの「業種」「業界」「職種」を”川”に例えて解説します。それぞれが別々の流れる「川」だと思ってください。 

①”同じ川”転職

同業種 同業界 同職種=”同じ川”での転職です。

最もスタンダードな転職ですので転職前の成果をアピールしやすく、即戦力として採用ハードルが低いため、業界知識や経験を活かせるのがメリットです。

ただし転職するときの注意点もあります。

・勤務年数が短い場合や退職理由次第で不利になる
・前職よりレベルの高い会社への転職はハードルが高い
・業務の進め方が異なる場合があり困惑する

一業界の経験が長い方や、スキルと経験豊富な40代以上の方は”同じ川”転職がオススメです。

業界自体がブラックの方は同業界から思い切って足を洗い、違う業界に転職する、「異業界」「同職種」=”隣の川”転職にチャレンジすることをオススメします。


②”隣の川”転職

同業種、異業界、同職種=”隣の川”での転職です。
私がブラック企業からホワイト企業に転職できた最も大きな要因がこの同業種、異業界、同種型で転職をしたからです。


短大卒のホームセンターでのレジ打ちからキャリアを重ね、副業年収1億円まで登り詰めた転職アンテナを運営する、moto氏が提唱する”軸ズラし転職”を大きく参考にしました。

年収水準の高い業界や職種に「ずらして」転職していくというものです。僕は年収というものが「業界×職種」で決まると考えています。そのため、このどちらかを(業界や業種の)隣接している分野にずらして転職していくのです。
moto氏 MONEY PLUSインタビュー

ブラック企業は同じ業界に集まります。

業界が持つ構造に要因がありブラックにならざるを得ないのです。そのため業界を少しだけズラして”隣の川”に転職すると年収アップやホワイト企業度がアップします。

例えばゲストハウスという業界があります。相部屋であれば2,000円台から泊まれる場合もあり外国人旅行者や節約派、田舎を旅したい旅行者に人気です。しかし、働いている方は薄給どころか無給の場合もあります。

ヘルパーと呼ばれる清掃スタッフは泊まり込みの宿泊費を無料にしてもらう代わりにタダ働きをしています。2020年にもなってタダ働きですよ!?信じられません。

ゲストハウスは古いテナントや古民家で開業する事が多く、ほとんどは個人事業主です。

また売上はベッドの数で決まっているので収入には限界があります。結果スタッフはタダ働きになるのです。

私はこのような構造をとっている限りゲストハウス業界は発展することはないと考えています。いずれ民泊や体験型ホテルに駆逐されていくでしょう。

極端な例ですが、ゲストハウス業界からゲストハウス業界に転職しても状況は変りません。

ゲストハウス経営で培った田舎の村起こしの手腕を買われて、ゲストハウス業界から軸をズラして市役所の地域振興課に転職した友人は年収アップと手堅い福利厚生をゲットして幸せそうです。

建築、不動産、飲食、人材、金融、旅行業界は同業界に転職してもブラックな場合が多いです。

飲食業界や不動産業界も会社が変わっても、労働集約型や上前をはねるビジネスである以上、利益率が低く人材が流動的な上、参入障壁も低いのでブラックになりがちです。

そのため同業種、異業界、同職種の転職がオススメなのです。ただし、異なる業界でチャレンジすることには企業分析とエネルギーが必要になります。

もしあなたが20代後半、30代前半であれば異業界=”隣の川”にチャレンジし、ホワイト企業への切符を手に入れるべきです。

③”別の川”転職

異業種、異業界、異職種=”別の川”での転職です。
ハイリスクな転職です。特に20代の人などは


「この仕事向いていないのかなぁ」
「一生営業職でいいのかなぁ」
「子供のころから○○になるのが夢だった」


などと思ったことがあるでしょう。

あなたが30歳以下で大きな熱意があればチャレンジ可能です。あなたがもし35歳以上であれば残酷なことを言いますが、諦めた方が良いです。②”隣の川”転職に狙いを定めましょう。夢を追うのが10年遅かったです。


異業界、異職種にチャレンジしたいという事であれば、現時点ではブラックが多い業界ですが、これから社会が大きく変革するタイミングでニーズが最大化しそうな介護、物流、宅配業界にチャンスがありそうです。

”シャケ(鮭)の川のぼり方式”転職とは

私が新しく提唱したい最もオススメの転職方法が”シャケ(鮭)の川のぼり方式”転職です。

業種、業界、職種はどこでも構いません。”シャケ(鮭)の川のぼり方式”で仕事を決定しましょう。

川上とはそれぞれの川の上流、ヒト、モノ、カネの源流をさします。

物流、商流の流れをイメージしてください。

製造業界であれば小売りよりも卸、卸よりもメーカー
不動産業界であれば不動産屋より仲介会社、仲介会社よりデベロッパー
映像制作業界であれば映像制作より広告代理店、広告代理店よりテレビ局

という具合です。

流れの上流に転職すると待遇のよいホワイト企業が多く、現場を知っていることから重宝されることもあります。

同じ業界=同じ川で上流を目指すもよし。

違う業界=隣の川を登ってもよいでしょう。

違う職種=まったく新しい別の川を目指しても構いません。

いずれにしても必ずシャケ(鮭)のように上流を目指してください。

くれぐれも待遇や自分の好きなことだけを目指して下流を目指さないようにしてください。

▼好きなことを仕事にしてはいけない理由

上流には必ず澄んだ水=ホワイト企業があります。決して諦めずにより澄んだ水を求めて逆流してください。


さて転職したい業界=のぼりたい川は決まりましたでしょうか。

次回は10年後のキャリアプランを考える…いえ、キャリアプランなんて考える必要なんてまったく無い、というお話です。


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