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自己研鑽のために資格試験に挑戦することを趣味にしています。 その試行錯誤や紆余曲折のな…

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自己研鑽のために資格試験に挑戦することを趣味にしています。 その試行錯誤や紆余曲折のなかで得られた、学習のためのちょっとした工夫のようなものをお伝えできたらと思います。 コマンドや簡単なプログラムについてもふれています。

最近の記事

tiny11builder 実行編

まず、「Win11_23H2_Japanese_x64v2.iso」のような正規のOSイメージをエクスプローラで実行、 または、Daemonのようなツールでマウントといった方法で、 CD(DVD)として読み込みます。 コマンドプロンプトを管理者として実行します。 cd C:\tiny11builder-main と打ち、ツールのあるフォルダに移動します。 (「C:」の後は半角の「¥」です。) 「tiny11 creator.bat」の拡張子「.bat」を「.txt」に

    • tiny11 builder

      windows11 の軽量版として有名な tiny11。 ただ、改変したOSのイメージを直接配布することも法的によくない上に、 ライセンスが「Windows 11 PRO」ベースのため、「HOME」しか持たない人には本来つかえません。 そんな場合には、「tiny11 "builder"」というものがあります。 これは、正規の windows11 の iso イメージから、不要なものを削って自分用のインストールイメージを作成するためのツールです。 作成の過程で「HOME」や「

      • win10 update KB5028997 でエラー

        何度やってもエラーなのは、 回復パーティションの容量が足りないことが理由のようです。 解決策はコマンドラインでの操作が提示されていて評判はよろしくないとのこと。 操作は現行OSであるwin10の領域を削り、現存の回復パーティションをいったん削除し、新たに増量した回復パーティションを作成するという手順です。 私の環境を例に、その流れを説明します。 まず、管理者権限でコマンドプロンプトを開きます。 まず、 reagentc /info と打ち、「WinRE」の情報を確かめてか

        • 音声ファイルの複製

          単語や文、暗記事項など最小の単位に切り分けた音声ファイルを一つのフォルダに集めます。 このような反復して聞くべきファイルを、繰り返したい数だけコピーするのが今回の作業です。 たとえば、「anki01.mp3」というファイルがあったとして、これが存在するフォルダでコマンドプロンプトを開き、 copy anki01.mp3 anki01_x1.mp3 と打つと、 「anki01.mp3」が「anki01_x1.mp3」という名前でコピーされます。 さらに、 copy anki01

        tiny11builder 実行編

          音声ファイル分割の実行

          各ファイルを同名のフォルダに配置できたら、いよいよ分割の実行です。 分割ソフトには、MP3 形式なら、「MP3DirectCut」、WAV 形式なら「WaveSplitter」といったフリーウェアがあります。 ここでは、「MP3DirectCut」を例に進めていきます。 まず、「MP3DirectCut」で分割したいファイルを開きます。 音声ファイルの波形が表示されるはずです。 メニューの「Special」から「Pause detection」を選ぶと、 いろいろ値を設定

          音声ファイル分割の実行

          桃のむきかた

          みずみずしくておいしいモモ。 ただ、いざ切って食べようとすると面倒、 種もろともかぶりついて筋が歯に挟まるのも困る、 包丁だけで切ろうとすると可食部が激減する、 切る段階で満身創痍でおいしそうに見えなくなる、 などというあなたにとっておきの方法をお教えします。 用意するのは、計量スプーンです。 薄手のステンレスのアレです。 5㏄くらいの小さ目でいいでしょう。 まず、モモの頂上から線にそって包丁を入れ、種にあてつつ一回転。 (ごくまれにここで種ごと一刀両断できてしまうこ

          mkdirとmove

          音声ファイルを分割する際には、ファイルごとに別のフォルダに入れておくと便利です。 どれを残すか吟味したり、分割する位置や何分割にするかを試行錯誤する場合にわかりやすいからです。 また、音声分割ソフトによっては、処理後の音声ファイルを固定の連番で出力するものもあり、その場合はファイルごとにフォルダを分けていないと容赦なく上書きされてしまいます。 そんなときにつかえるコマンドが、mkdirとmoveです。 mkdirは、新しいフォルダを作成するもので、引数はそのフォルダ名です

          正規表現のキャプチャ

          大雑把に言ってしまうと、正規表現とは、特殊な文字列の指定の仕方によって検索や置換を行う方法のことで、 キャプチャとは、マッチした検索文字列のうち対象ごとに異なる部分を保持して置換文字列に使うことを指します。 たとえば、 01 トラック 1.mp3 02 トラック 2.mp3 03 トラック 3.mp3 となっている各行に置換をほどこす場合に、 先頭の数字2文字を保持して置換後の文字列にそれぞれつかうといった用途があります。 正規表現では、 行頭は「^」、 行末は「$」

          正規表現のキャプチャ

          テキストファイルとタブとExcel

          前回まででふれたように、 dir /b *.mp3 > list.txt によって、例えば、 01 トラック 1.mp3 02 トラック 2.mp3 03 トラック 3.mp3 といった内容のテキストファイル「list.txt」ができますが、 その各行を、 ren "01 トラック 1.mp3" track01.mp3 ren "02 トラック 2.mp3" track02.mp3 ren "03 トラック 3.mp3" track03.mp3 といったように一括して

          テキストファイルとタブとExcel

          ren

          ファイル名というのは意外に重要です。 音声ファイルの再生の順序にも関わってきますし、そもそも名前が同じであると同じファルダに入れられません。 そんな場合に使うことになる「ren」とは、「rename」を縮めたかたちのコマンドで、ファイルの名前を変えるためのものです。 引数(ひきすう)として、もともとのファイル名、新しいファイル名の二つを取ります。 この引数というのは、コマンドを英語の動詞にたとえるならばその目的語のようなものです。 「old.mp3」というファイルがある

          dir

          はじめに解説するコマンドは「dir」です。 カレントディレクトリにあるファイルを一覧表示するものですが、 拡張子を指定することで、特定の音声ファイルだけを限定して表示することができます。 (なお、エクスプローラの設定で拡張子を表示するようにしておいて下さい) 音声ファイルの入っているフォルダをエクスプローラで表示した状態で、 アドレスバーに「cmd」と打ってリターンキーを押してみてください。 コマンドウィンドウが開くはずです。 音声ファイルがMP3の場合そこに、 dir

          準備

          反復学習用の音声ファイルを作成していくにはいくつか環境やツールの準備が必要です。 なお、 Windows 環境を前提に述べていきますが、多少アレンジすれば Linux でも可能です。 最新のスペックが必要なわけではないので、Windows のバージョンにしても、XP以降(あるいはそれ以前でもツールがそろえばOK)なら問題ないはずです。 ツールやソフトもほぼフリーウェアをつかいます。 (Microsoft Excel についてはふれますが必須ではありません) ・コマンド実行

          「作業」の全体像

          具体的な作業の細部について述べる前に、 音声ファイル繰り返し教材の作り方の大まかな流れを示しておきます。 市販の英語教材の付録CDを利用する場合を想定します。 1.CDをPCに取り込む Windows Media Player や iTunes などを使います。ネット経由でのファイル名取得はしないようにしてください。かえってやっかいです。 2.取り込んだファイルの名前を変える 空白やカタカナの入った既定のファイル名を、英数字と(_)アンダーバーだけからなるものにかえておき

          「作業」の全体像

          音声ファイルを用いた学習

          あらゆる学びに暗記事項はつきものです。 例えば ・英単語 ・歴史の年号 ・法律の条文 ・用語の定義 などのように、どんな分野であれ、ある程度の水準に達するには問答無用の丸暗記が必要な部分が存在します。 こうしたものは、ひたすら念仏のように唱えて覚えるというのも一法ではありますが、なかなか人前で行うには強靭なメンタルが必要になるでしょう。 しかし、個々の事項ごとに短い音声ファイルを作成して繰り返して聞けるようにすれば、人目を気にすることなくほぼ同様の効果を得られます。 「○

          音声ファイルを用いた学習

          はじめに

          タイトル画像のとおり、英語や情報処理を中心に資格を取得してきました。 しかし、私が伝えたいのは個々の資格に特化した学習法ではありません。 あらゆる試験に有効な汎用的な学習のテクニックをテーマに書いていきたいと考えています。 学びに励む方々にとりわけ有用と思われる、PCを存分に活用した教材の加工術を当面の主たるコンテンツにする予定です。 教材を加工する過程では、多少PCでの込み入った作業が必要になります。 とくに、コマンドラインツールやスクリプト、正規表現といったものを多用しま