桃のむきかた

みずみずしくておいしいモモ。

ただ、いざ切って食べようとすると面倒、
種もろともかぶりついて筋が歯に挟まるのも困る、
包丁だけで切ろうとすると可食部が激減する、
切る段階で満身創痍でおいしそうに見えなくなる、

などというあなたにとっておきの方法をお教えします。

用意するのは、計量スプーンです。
薄手のステンレスのアレです。
5㏄くらいの小さ目でいいでしょう。

まず、モモの頂上から線にそって包丁を入れ、種にあてつつ一回転。
(ごくまれにここで種ごと一刀両断できてしまうことがありますが、
その場合は種を計量スプーンでくりぬいて皮をむいてどうぞ)
続いて、ヘタの部分(枝についていた部分)から種にむかって計量スプーンを差し入れます。
スプーンのへこみを種にフィットさせてから、そこを中心にしてスプーンの柄を、包丁で入れた切れ目にそってやはり一回転、

これで、モモの半分が分離できたことと思われます。
種のついているもう半分のほうは計量スプーンで種をくりぬきます。
ヘタも計量スプーンでえぐればいいでしょう。
皮は指先で実(み)に微妙な力をくわえつつむいでいけばキレイにとれます。

小さく切ってもいいですが、半分の大きさのまま食べるのが果汁を失うことなく楽しめるのでお勧めです。

丁寧にやれば断面もシャープにできるので、
種をくりぬいた後に桃太郎でも入れて張り合わせることもできます。


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