水無月十六

趣味で小説を書きつつ、映画を観て、本を読んで、アニメを観て、YouTubeを観て、ゲー…

水無月十六

趣味で小説を書きつつ、映画を観て、本を読んで、アニメを観て、YouTubeを観て、ゲームをして、弓を引いて、絵を描いて……趣味と名のつくものならなんでも興味を持っていきたい。フリーランス同志計画準備中。

最近の記事

新知識は視界が開ける

 知識が増えると今まで特に見えていなかったものが見えるようになり、それが苦しみにもなり楽しみにもなります。  以前似たような話を書きました。  今回もそれに近い話として、「知識を増やすこと」について書こうとしています。  知識が増えると何を言っているのかわからなかった専門家同士の会話や、ある分野のいわゆるオタク同士が楽しそうに話している内容が理解できるようになります。  こんな経験はあるでしょうか。  今までろくに興味がなく、無意味な雑音であった会話が、その周辺知識

    • 無いものは作れ!創意工夫の漂流記。

       所さんの世田谷ベースというテレビ番組が好きです。  創意工夫をテーマに様々な工作が披露されるだけでなく、菜園について、音楽作り、他愛もない雑談など台本の無さそうな、その場その場で展開されているような内容で構成され、趣味に生きる生活に憧れる人はかなりツボにハマる番組でしょう。  この世田谷ベースに限らず、TOKIOのDASH村、YouTubeなどでの山を買ってそこに秘密基地を作る動画、キャンプ特集、サバイバル動画など、世の中には創意工夫がテーマになる企画や特集が多々ありま

      • 三日坊主躍動

         何日以来書いてないのだろうと思ったら最後の投稿が4日前のものでした。  3日保たなかったわけではありませんが、どうも三日坊主が働いたようです。  そもそも三日坊主はどのような状況での出現が想定されるでしょうか。  感情、環境、体力など様々な要因が考えられます。  まず何の理由もなくやる気が出ないとき。  いきなりかなり厄介なやつの話です。  こいつはそもそもなぜやる気が出ないのか自分では自覚できないところが厄介です。  一度なってしまっては厄介だ厄介だというし

        • 寒ぅなってまいりました。

           今朝、寒すぎて目が覚めました。  昨晩のちょっとした蒸し暑さに付けていた冷房の切るタイマーを設定し忘れていたせいかもしれませんが、実際今日から気温は下がり始める予報のようで、いよいよ秋から冬への移行期に入ってきたなぁと感じます。  秋から冬といえば高校、大学受験が佳境、追い込みです。  推薦系や就職系は進路が決まるところも増えてきました。  塾と学校非常勤で高3生を担当しているのですが、受験する本人でなくとも重圧を感じています。  あまり焦りが感じられない人、全然

        新知識は視界が開ける

          アンドリュー・ナマエスキー 物語編

           「名前」を眺めているのが好きです。  音の響きはもとより、そこに名付けの物語があって、名前に付随する物語があって、名前が残されていく物語があるところが好きです。  創作作品にせよ現実にせよ、ある組織のメンバーであったり、参加者などの名前一覧を眺めている時が1番楽しいと言っても過言ではありません。  どんな理由でこの名前を持っているのか、この名前でどんな物語を紡いできたのか、この名前は今後どのような物語として語り継がれていくのか。  記された名前からさまざまに想像した

          アンドリュー・ナマエスキー 物語編

          趣味が増えると言葉が増える

           日々好奇心の赴くままに生きていく。  YouTubeでよく見る好きなことで生きていくを自分に当てはめてもじるとこうなります。  そしてこの好奇心には制限を設けていません。  知った上で自分には合わないなとか、自分はしないなとか思うことはあっても、知ろうとすることはやめないようにしています。  理由としては知れば知るほど世界の解像度が上がり、理解できることが増える面白さがあるからです。  その中でも最も楽しいのは、その界隈に身を置く人同士にしか通じないようなやり取り

          趣味が増えると言葉が増える

          私的戦争論②悲惨は大前提。単純にコスパが悪い

           「戦争」というものをテーマに自分が普段考えていることをまとめるシリーズ第二弾です  第一弾では自分の生活行動は全て戦闘行為として捉えているというような話を書きました。  第二回である今回は、「戦争の是非」について書いてみます。  さて、これは聴き方が難しいなと感じるのですが、皆さんは手段としてとしての「戦争」が存在することはありでしょうか。無しでしょうか。  もっと厳密にいうと、「防衛戦争」は容認しますか?しませんか?  かなりざっくりいうと、「撃たれるまでは撃た

          私的戦争論②悲惨は大前提。単純にコスパが悪い

          火が出れば 身体に尾が出てヒレが出る 高額転売炎上によせて

           今日も何かが燃えている。  現実はさておき、インターネットでは特に定期的に何かが燃えています。  今回、「商売」に関わる炎上案件がありました。  簡単に言うと同人誌の「購入代行」をビジネスとして行ったことが記事になった結果、その行為は転売ではないか?という指摘が上がり、記事削除、企画の運営元が謝罪という経緯です。  元記事が消えている上、既に界隈ではかなりの炎上気味で様々な論点が上がっているため全貌が把握しにくいのですが、一応現状のまとめ記事を貼っておきます。  

          火が出れば 身体に尾が出てヒレが出る 高額転売炎上によせて

          無理をしても無茶するな

           無理をしても無茶するな。  これは大学生の時に確立したスローガンの一つです。  そもそも無理と無茶ってどう違うのでしょうか。  もう調べたのがずいぶん前なので、どのサイトか忘れてしまったのですが、無理矢理と無茶苦茶という言葉を考えてみると良いという説明に、目から鱗が落ちました。  無茶苦茶なことをしていると何も為し得ないのです。  しかし多少の無理矢理は必要な時があります。  ここぞというときに無理しても頑張る。  それが大切なことだと思っていました。  し

          無理をしても無茶するな

          閃光のハサウェイ そこに兵器があった

           数日前、特別上映が続いている劇場にて、「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」を鑑賞しました。  まだ観てない人には配慮しつつ筆を進めたいと思います。  さて、ガンダムシリーズといえば富野由悠季監督の初代ガンダムから始まり、今なお様々な作品が作られているSFアニメシリーズです。  その派生作品は多岐に渡り、漫画版、小説版で異なる展開をしているものがあるなど、もはや全貌を把握するのに苦労するコンテンツとなっています。  今回の「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」は、そ

          閃光のハサウェイ そこに兵器があった

          混沌は考え事に向いてない

           頭の中がモヤモヤする。  考え事が巡り巡って落ち着かず、仕事や勉強が手につかないやることが多すぎて頭が爆発するすべてやりおえたとおもったらやりのこしがあった……。  こういうことはよくあることではないでしょうか。僕はよくあります。  頭の中で何かをこねくり回すのはどうも脳に良くなさそうです。  脳内だけで悩み事や考え事を処理しようとしてうまくいった記憶がありません。  生涯の敵である杞憂と疑心暗鬼もここから生まれます。杞憂と疑心暗鬼については以前ちょこっと書きまし

          混沌は考え事に向いてない

          車窓に忍者を走らせる。

           電車に乗っている時はどこを見ているでしょう。  窓の外、スマホの画面、新聞の記事、本のページ、吊り広告、壁の広告、人の頭、人のカバン、どこと無い虚空……。さまざまなところに目線があると思います。  世界の車窓からという番組があります。  僕は観たことがない(記憶違いで少しだけは観たことあるかもしれません)のですが、電車の窓を流れゆく景色を放送する番組です。  幼い頃は窓の外を見るのが好きでした。  今は専ら読書一択ですが、ここに至るまでに携帯の画面を挟んで車窓からの景

          車窓に忍者を走らせる。

          新聞諜報のススメ

           スパイに憧れがあります。  もっというと、各地に送り込んだ諜報員からの情報をまとめ上げ、分析し、所属する組織の戦略に生かすための報告書をまとめる分析官に憧れています。  各諜報員の報告書を読み、情勢を分析する。  それっぽい気分が手軽に味わえる方法はないものでしょうか……。  世界各地の情報を集め、概要をまとめた記事が集約されている手頃なもの……。  ネットニュース?Twitter?  できれば現実で手に触れられるものがいい……。電子画面は目がチカチカしてしまう

          新聞諜報のススメ

          歩け!名曲とともに!

           定期利用の駐輪場を解約してから歩きで最寄駅に行ったり、駅を出てから歩きで勤務先に行ったり、歩き移動の割合が増えました。  歩くのは好きとはいえ、短い距離なら問題ありませんが、長い距離になってくると環境音だけだとどうも寂しくなってきます。  そこで活躍するのが歩行ペースに合わせて脳内で奏でると元気が出てくる名曲たち。  行進曲といえば有名な曲は様々ありますが、今回その中でも自分がとりわけ好きで、歩くのに似合うと思う曲について、テーマ通り熱く語りたいと思います。  さて

          歩け!名曲とともに!

          我、育成厨なり

           〇〇厨という表現があります。  厳密には蔑称なのですが、派生して中毒者の意味も持ちます。  いわゆるネットスラングで、小説の設定に拘る設定厨、ニコニコ動画の中毒者としてニコ厨という言葉があったり、〇〇の部分に相手の分野を入れ込んで罵倒するのに使われたりします。  罵倒で使われるなどあまり良く無い意味で使われていることもあります。  ところで僕は端くれながら教育業界に身を置いているのですが、この業界に入りたいと思った理由は次のようなものです。 「人物、生物が、関わる

          我、育成厨なり

          国語科系社会科教師またはその逆

          大学で教員免許を取りました。 社会科の教師になりたくて、特に世界史が好きなので将来の世界史ファン仲間を増やしたいというイマイチ崇高とは言えない同期で教員を目指し、中学社会、高校地歴公民の免許を取って卒業しました。 さてそこでそのまま教員になったかというとそうではありません。 社会科を教えるのに社会を知らずしてなんとする。 などと考え、一度民間企業に就職しました。 5年は務める予定でしたが、3年目にしてこのまま2年他職についているよりは、受からなくても非常勤の経験を積

          国語科系社会科教師またはその逆