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国語科系社会科教師またはその逆

大学で教員免許を取りました。

社会科の教師になりたくて、特に世界史が好きなので将来の世界史ファン仲間を増やしたいというイマイチ崇高とは言えない同期で教員を目指し、中学社会、高校地歴公民の免許を取って卒業しました。

さてそこでそのまま教員になったかというとそうではありません。

社会科を教えるのに社会を知らずしてなんとする。

などと考え、一度民間企業に就職しました。

5年は務める予定でしたが、3年目にしてこのまま2年他職についているよりは、受からなくても非常勤の経験を積んだ方が良いのではと考え、2年切り上げて退職。

現在も非常勤のまま、計画通りであれば書店員だったはずの2年を間も無く終えようとしています。


社会科の研鑽は忘れずに、関連書籍を漁ることは続けているのですが、肝心の授業実践がままなりません。

というのもそもそも世界史は需要のわりに供給過多の傾向があるようで、現在の非常勤受け持ちも倫理、掛け持ちの塾バイトでは国語と英語のみ。

別勤務先では数学と作文の授業補助的立ち位置にいます。

授業実践の経験値が、世界史以外のものばかり積み重なっていき、特に国語や英語に関しては無免許で偉そうに持論を振りかざしているような状態です。

国語英語などは自分の大学受験時の経験と知識をもとになんとかやりくりしている状態で、個人的にはこれが不満でした。

正直塾のバイトは大学生が大半で、専門知識は学んでいる途中から学んでいなくても担当は可能とされているものなので、そこまで考える必要は無いのかと思います。

しかし、個人の心情としては、どんな仕事でも給料以上の働きができる状態にはなっておきたい。


ではどうするべきか。

正規職員ではなく、フリーター化している今、何ができるか。



そうだ、免許取ろう。

今ある高等学校地歴公民免許。

これにより、専門科目の単位さえ取れば地歴で使った実習の単位などと合わせて新たに別科目の免許が取れます。

単位の取得は科目等履修生の制度を使います。

母校に通っても良いが、現状の働き方的に難しそうです。

なので必然取る手段としては通信制となりますを

検索で出てきた某大通信課程に申し込み、20万ほどを支払ってテキストの到着を待ちます。

狙うは高等学校国語科。

思えば高校時代、文芸部に所属し、本を読むのが好きだったからという簡単な理由で、国語科系社会科教師を目指したいなどと変な造語を作って語っていたことがありますを(口に出してはいなかったと思いますが、ブログかTwitterには書いた気がします)。

これを今真剣に狙っていくのです。

国語の読解や文法、作品解釈の手法を理解したうえで、歴史学のものの捉え方も組み合わせた思考を巡らせる。

そしてその手段を簡潔にでも授業内で生徒に伝達をする。

実践方法として難しく、正直不可能なことでは無いかとも思いますが、撃つ前から撃てないというほどのものでは無いでしょう。

テキストの到着、web履修のためのシステム確認は済みました。

あとは自学自習の戦いです。

計画を立て、テキストの読解を進め、オンラインでリポートを出していく。

今や不本意ながら通信制では無いのに似たような生活を送っているであろう大学生と同じような生活を送らなければなりません。

片足を突っ込んだ状態ではありますが、数年ぶりの学生生活です。

経過報告などこれからしていきたいと思います。

一年以内の単位取得を目指して。

それではまた。





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