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資産と資本に関して

ビジネスに欠かせない「お金について」学んでいきたいと思います。
次は、「資産と資本について」です。

資産と資本とは

個人や企業が所有する財産であり、将来的に企業や個人に収益をもたらす可能性がある有形資産や無形資産をいいます。

要するに、持っていて、将来、お金が増えていくものが「資産」で、お金が減っていくものが「負債」となります。

貯金をしていても、「お金」は貯まりますが、「資産」が増えるわけではありません。

お金持ちになりたければ、貯金をし続けてもダメで、持っていてお金が増える「資産」を増やしていくことが重要となります。

また、資産を増やしていくためには、その元手となる「資本」が必要となります。

資本を集めることが重要

フランスの経済学者トマ・ピケティ氏が書いた『21世紀の資本』によると、18世紀から20世紀にかけての資本蓄積と分配、そして格差の歴史を分析したところ、資本収益率(r)が経済成長率(g)を上回ると、資本の蓄積が加速し、富の集中が進みます。

この不等式は、資本収益率(r)>経済成長率(g)と呼ばれています。

資本主義では、
資本の所有者は、その所有から利益を得ることができます。
労働者は、その労働から賃金を得ることができます。

重要なポイントは、資本の所有者の利益率は、労働者の賃金率よりも高い傾向があるということです。そして、資本の蓄積が進むと、富の集中は加速します。

要するに、お金が増える元手(資本)を増やして、資産を生むほうが、労働者の賃金よりも高く、資本の蓄積が進むと、富の集中が加速するということです。

つまり、お金が増える元手となる資本を増やし続けることがお金持ちになるポイントとなります。

すべてが資本となる

資産と資本について説明しました。

資産は、持っていてお金が増えていくもの
資本は、お金が増える資産のための元手

資産を生むほうが、労働者の賃金よりも高く、資本を集めると富が集中するという状況になることが分かったと思います。

「資本なんて持っていません」とか「株を買う話でしょうか?」と感じる方も多いと思いますが、とらえ方次第で、様々な物が資本になるというのがポイントです。

例えば、
家を持っていたとして、住んでいるだけであれば、ローンを返し続けるだけですが、AirBnBで部屋を貸し出せば、お金が増えるので家は資本となります。

その他にも、現代では、車や、家電、衣類までも、「個人間レンタルサービス」というものが存在しますので、なんでも貸し出すことで「資本」としてお金を得ることができます。

少し前であれば、不動産として高いマンションを買って貸し出すイメージでしたが、現代では、様々な方法でお金を稼ぐ手段が用意されており、「すべてが資本」と考えても良いと思います。

最終的には、「何もしないでお金が増える仕組みを作る」ことが、資本主義社会では重要となります。世の中、それでは殺伐としてしまいますが、自分の時間や労力に対する経済的価値を意識して、資本を集め、資産を増やしていきましょう!!

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