自分の人生に主導権を
みなさんは人が一日に何回決断をしているかご存じでしょうか?
決断回数に関する研究については諸説ありますが、平均的な成人の一日の決断回数はなんと、”35,000回”にのぼるとことです。
こんなに決断しているんだと驚いた方、本当にこんな回数なのかと疑われる方、様々いらっしゃるかと思います。
これを書いている私自身も、一日の中でこれだけの回数決断しているとはなかなか思えませんが、
目が覚めてもう一度寝ようとか、もうさすがに起きようとか、お昼何食べようとか、トイレに行こうとか、、、
些細なことまでカウントに入れても少し大げさな数字である感覚はぬぐえませんが、無意識下で判断しているものも含めればこのくらいの回数の決断はきっとしているのだろうといったん納得することにします。
一日の中での決断の数はさておき、決断の中にも”小さな決断”と”大きな決断”があると思います。ここでは決断が与えるインパクトの大きさによって、小さな決断と大きな決断を分けるものとします。
小さな決断については、先ほど述べたとおり、日常生活における些細な、Aを選ぼうとも、Bを選ぼうともその後の人生においてそこまで大きなインパクトをもたらさない決断、
一日の中でかなりの数を処理している決断で、こちらについてじっくり悩んだり、考えたりすることは多くないと思います。
一方で、人生の中で特に大きな決断を迫られるタイミングがあると思います。人によって多少の差はあれど、進学、就職、転職、結婚、出産、マイホーム購入など―。
この辺りのイベントはいわゆる”ライフイベント”と呼ばれ、一般的に多くの人が通る道だと思いますが、これらに関する決断は”大きな決断”にあたるものと考えています。
これらはその後の人生を大きく左右する可能性を多分に含んでいるがゆえに、実際に直面すると相当に迷い、悩むことと思います。
迷い、悩み、周りからの押しつぶされるようなプレッシャー、押し寄せる不安の波にのまれそうになり、時には決断を放棄したくなることもあると思います。
みなさんはこのような大きな決断をするとき、誰を頼りますか?
自分一人で決めるのはなかなか難しく、誰かを頼りたくなる時もあると思います。親、友達、パートナー、先生など―。
色んな人に話をし、相談し、意見を求める。客観的な視点を得て、決断していく。もちろん良いことだと思います。
”本当にこれでいいのか?”
”後悔しないだろうか?”
何度も何度も自分に問いを立てて、投げかける。正解、不正解はなく自分の本心のみが答えを持っている。
決断をすることはすごく勇気のいること。
進む道を決めること。
決断の結果に責任を持つこと。
―つまり、決断をすることは自分の人生の主導権を握ることと同義だと思います。
誰かに決断をゆだねる生き方ももちろんあると思います。
人生の歩み方は人それぞれだと思います。
ただ、納得いく人生、少しでも後悔の少ない人生を送りたいと思うのであれば、最後に決めるのは”自分”であってほしい、そう強く思います。
たった一度きりの人生、自信を持って思い切って舵を切っていきましょう。
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