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グライダーからの応答
はじめは、わけもわからず飛び出したよなあ。
飛び出していたこともわからなかった。
自分が飛んでいるのか、堕ちているのか。
進んでいるのか、止まっているのか。
時間だけが過ぎていく。
大抵、期待した答えは返ってこないし、
褒めてくれなければ、止めてもくれない。
誰のためなのか、自分のためなのか、自分が誰なのかもわからない。
たくさん迷って、たくさん諦めてきた。
それでも頭はいつも考えている。休
いつもと違う、いつもと同じそら
名前のない空の色.
変わり続ける雲の手触り.
見えない太陽との距離.
言葉の網に絡めとられぬように.
言葉にならない質感を,ずっと見つめていたい.
元旦の,いつもと違う,いつもと同じそらを眺める. 静かな決意.