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やさしい手ほどき~On Elegance

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エレガンスに憧れて30年余り。気づいて学んで会得できたこと、できなかったことをこちらでシェアしたいと思います。お役に立てるかな。そうだといいな。
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やさしい手ほどき On Elegance⑩    フランスの家庭料理、ケーキのレシピ

やさしい手ほどき On Elegance⑩    フランスの家庭料理、ケーキのレシピ

パリに住む方々をベルサイユにお招きして「大人のエレガンスについて座談会」をしたシリーズの最終章です。
第一回はこちら↓

このは、典型的はフランスのお手軽ランチメニューである、キッシュ&サラダをお出ししました。サラダはカリフラワーとローストしたひよこ豆というちょっと珍しいもの、キッシュもカレー風味というひねりあり。レシピも書いたので、良かったら試して下さい。美味しいですよ~。

今回のnoteでは

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やさしい手ほどき On Elegance⑨   フランスの家庭料理、キッシュのレシピ

やさしい手ほどき On Elegance⑨   フランスの家庭料理、キッシュのレシピ

……前回の続きです。

今回はカレー風味のチキンキッシュのレシピをご紹介いたします。

こちらもレシピは8名分となります。
タルト皿は直径28センチ、日本のものよりきっと大きいですよね。お作りになるときは、分量は調整して下さいませ。
・パイシート(市販のもの)
・鶏の胸肉4つ、約500g
・鶏ブイヨンスープ(顆粒のでも)
・玉子4つ、
・カレー粉、大さじ1+1/2
・レーズン、70g(軽く刻む)

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やさしい手ほどき On Elegance⑧    テーブルでのエレガンス (レシピ付き)

やさしい手ほどき On Elegance⑧    テーブルでのエレガンス (レシピ付き)

パリにお住まいの方達をベルサイユにお招きしたのは、5月半ばのことでした。その時のルポルタージュ、食卓編です。
ベルサイユ左岸駅から、街、宮殿公園を通り抜け、拙宅にいらしていただきました。フランス式会話術について話し合った様子については、前回の通り。

調度お昼時ですので、まずはクレマンで喉を潤していただきます。

実は、テーブルの写真を撮り忘れたという、大ボケのわたし。もしよろしければ、こちらの動

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やさしい手ほどき、On Elegance ⑦    フランス家庭に招かれたら

やさしい手ほどき、On Elegance ⑦    フランス家庭に招かれたら

緑が眩しいベルサイユよりボンジュール!
大きな青い空が広がる初夏が到来しました。

晩秋の、ショールに頬を埋めたくなる憂い空のベルサイユも、霜が降りて粉砂糖を振ったような真冬のベルサイユも好きですが、やはりベストシーズンは、陽が長くなる初夏から晩夏でしょう。

今日は前回の続き。
先日は、パリにお住まいのマダム達をベルサイユの拙宅にお招きし、「フランスのサヴォアフェール」についてお話しする機会に恵

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やさしい手ほどき~On Elegance ⑥  初夏の装い編

やさしい手ほどき~On Elegance ⑥  初夏の装い編

ベルサイユよりボンジュール!
上の写真、長閑でしょう?これは先日ベルサイユ宮殿の領内公園で撮ったものです。
ベルサイユ宮殿というと、あのきらびやかなお城と、幾何学模様の花壇の庭園を彷彿されるかもしれませんが、領内公園は、800ヘクタールもあるんですよ。一ヘクタールは100m×100m。その800倍ですから壮大ですよね。

ただ、宮殿自体も壮大なので、せっかくベルサイユまで観光に見えても、領内公園を

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やさしい手ほどき~On Elegance⑤    スーツの着こなし方、フランス編

やさしい手ほどき~On Elegance⑤    スーツの着こなし方、フランス編

フランスは、あと2か月で大統領選を迎えます。政治ウォッチャーの息子達が食卓でああだこうだと賑やかなこと。直近では極右のゼムール氏がグングン追い上げているとか。ネットニュースでもゼムール氏の姿を見ない日はありません。
ゼムール氏への支持の伸び、実は予測していました。今のフランスではポリコレよりも極右が正論に聞こえてしまうのでしょう。
でも、予測外だったのは、ゼムール氏の「見た目」の変化。ぐっと良くな

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やさしい手ほどき~On elegance③  装いは思想、スーツ編

やさしい手ほどき~On elegance③  装いは思想、スーツ編

前回は、装いのエレガンスが危機に瀕している、という話をしました。「危機だなんて、大げさな」と思われたかもしれませんが、今回もまた大仰な副タイトルで行きます。「装いは思想」。思想ですよ、思想。
でも、ふざけているのではありません。

先日、男性のスーツの歴史に関する書籍「The Suit」を読んで、そう思ったのです。装いは自己表現、とはよく言われることですが、それ以上。文化を、歴史を、教養を、そして

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やさしい手ほどき~On Elegance④   装いは思想、「わたし」編

やさしい手ほどき~On Elegance④   装いは思想、「わたし」編

前回では、スーツ道について語りました。「装いっていうのは、思想を纏うってことなのよ」という大仰な話だったかと。
偉そうなことを書いてしまったなぁ、と思いながら、クローゼットの中を片付けていた今朝。パンタロン類を整理していると、ジーンズがやたらに出てきます。そこで思わず額を手で叩く。「ああ、わたしの『思想』はジーンズに詰まっているのね」と。

家にいるとき、田舎に行くとき、旧知の友達と会うとき……大

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やさしい手ほどき ~On Elegance①

やさしい手ほどき ~On Elegance①

バスルームのヒヤシンスがあまりにも芳しくて、パチリと撮ったのですが、香り、届くでしょうか。

ヒヤシンス、白は初めてかも。
肉感的な花弁が艶めかしくもあり、でもやはり白だけが持つエレガンスも湛えています。香りも、白い花は格別に強いと聞きますが、本当ですね。満開の花弁からは、蜜のように甘く、それでいて清涼な香りが漂ってきて、姿同様、センシュアルでいて気品高くて……。

そんな白いヒヤシンス。ぼんやり

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やさしい手ほどき~On Elegance②  エレガンスの危機?

やさしい手ほどき~On Elegance②  エレガンスの危機?

昨夜は久しぶりに日本のドラマを視聴しました。ネットフリックスの「新聞記者」です。初回から、ズブズブと政治のタブーに切り込んでいて、興奮してしまいました。日本もこういうドラマが作れるのですね。そのことにほっとしています。主演の米倉涼子さんの抑えめな演技も悪くない。それに、いいお顔になられましたね。美しいだけでなく迫力があって。

こちらの画像は https://spice.eplus.jp/arti

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