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Rome Wasn't Built in a Day_出軍篇

#ローザンヌ に来てからずっと

フィジカルとメンタルの健康維持のために

週1回以上のランニングを継続していて

特にレマン湖畔沿いのコースは、景色が最高で

まるで迫ってくるようなアルプスの嶺峰と

キラキラ揺れながら遠くまで水面に輝く光線の美しさに

挫けそうな背中を押してもらっています

僕の #英語学習 もそういえば、

一喜一憂の繰り返しでした

1. Listening_リスニング

最も苦手意識の強かった #リスニング は、最も時間を費やさなければならないモデュールでした。ブリティッシュ・カウンシルに通っていた頃、先生にリスニング強化のアドバイスを尋ねた際、リスニングスキルの確立は最も時間がかかるから、毎日の積み重ねを怠らぬように念を押されました

リスニング強化に必要なことは

英語を絶やさず聞き続けること

これに尽きます

ただし、 #IELTS のリスニング攻略にフォーカスすると、それに特化したテクニックが必要なことも事実です

リスニングは試験全体の最初に実施され、問題は40問(4場面×10問)、時間は40分、その内リスニング時間そのものは30分で終了し、残りの10分でメモした内容を解答用紙に記述する時間が設けられています。このリスニングで躓いてしまうと、後に続く試験でのモチベーションや集中力にも影響が出てしまうので、なんとしても手応えを感じて終らせたいモデュールでもあるのです

また、リスニングの音声は一度しか流れませんので、設問を理解しながら回答が出てきそうなタイミングを予想し、放送にひたすら傾聴します。時には回答のタイミングが間髪入らず連続する場合もありますので、一つ目を聞きとれたからと言ってメモに集中していたら、二つ目の回答を聞き逃すという、意表を突いてくるケースもあります

会話の展開を推測しつつ、確実な回答を聞き取って、即座にメモに残す。しかも、設問は大きく4場面に別れますので、最後の10分間に、自分で分かるようにきちんと記録しておかないと、「最初の話題、なんだったっけ?」と思い出すことに必死になって、焦りに繋がることにもなるのです

それから、必ずしも聞いた単語がそのまま正解になるとも限りません。例えば、会話で”Strategic”_形容詞という正解を聞き出したとしても、問題文のブランクでは形容詞が文法的に正しくないことを見抜いて、”Strategically”_副詞に直した回答を求められる場合もあります。言い換えると、リスニングのテストをしながら、文法力と語彙力の幅広さも試されているのです

僕がIELTS受験を準備していた2017年は、IELTS日本語参考書の黎明期で、大きな書店の英語コーナーでも取り扱いがなく、参考書のほとんどがTOEICで占領され、 #TOEFL でさえ1段も並んでいないような状況でした。そんななか、出版されたばかりの各モデュールに特化したテキストをインターネットで見つけて、これを #朝活 の教材として毎週取り組んでいました

本番同様に40分のタイムを測って、問題を解いて、メモを取り、回答を書き写すという練習をしました。ハイスコアの出来に驚く日もあれば、「やっぱり、リスニング苦手だな。。。」と落ち込むほどひどい点数の日もありました。採点後は、間違った箇所を中心に、もう一度音声を聞きなおして、会話の内容を理解し、きちんと聞き取れるようになるまで、何度も反復して口に出しながら聞き返していました。こうして、ネィティブスピーカーならではの発音や言い回しを、耳と口で覚えていきました。別記事で詳述しますが、この特訓は #スピーキング にも役立ちます

回答から復習までの一連の学習は、朝活の2時間では終らないことがほとんどでしたので、音声データをスマホに取り込んで、通勤の電車内で繰り返し聞いたり、ランチ後の昼休みに朝活の続きをしたりしていました。とにかく、翌朝には別のモデュールの予定が控えていましたので、その日の学習はその日のうちに完結するように心がけていました

おすすめリスニングツール

とにかく苦手意識の強いリスニングでしたので、これを克服するために英語の音声や会話を毎日聞き続けるということを実践していました。特に、通勤中の時間と空間はリスニングを勉強するのに最適で、前段のブリティッシュ・カウンシルの先生に勧められた #BBC#ポッドキャスト をよく聞いていました

BBCの英語ラーナー向けポッドキャストにはいろいろなチャンネルがあり、どれも毎週更新されますので、これだけでもネタ不足になることはありません。僕の場合、"BBC Global News" というポッドキャストにもチャレンジしていたのですが、最新の世界のニュースを聴ける有意義な内容である一方、あまりに難しすぎて断念したことを覚えています。その代わりに、不定期更新ですが、最新版がリリースされるとすぐに聴いていた、お気に入りでおすすめのコンテンツが "BBC News Review"です

このポッドキャストでは、2人のスピーカーが最新ニュースのヘッドラインを取り上げて、英語ニュースを読む上で知っておくべき表現や単語について解説してくれる10分程度のコンテンツです。毎回、3つの単語やイディオムなどについて意味や使い方を、日常会話における例文つきで説明してくれますので、知らない表現や単語が取り上げられれば、リスニング力だけでなく語彙力と表現力向上にも繋がるのです。BBCニュースの一部を英語学習者向けに掘り下げているような内容ですので、IELTSラーナーにはちょうどいいレベルです。また、毎日続けるためにも、ある程度は聞き取れて、少し難しいレベルくらいの教材の方が、よりスキルアップを見込めます

ポッドキャスト以外にも、自分の興味がもてる内容の英語圏YouTube動画もおすすめです

僕の場合、”America's Got Talent”という番組が大好きで、審査員の辛口コメントがとても面白いのです。彼らのコメントが聞き取れず、その後に観客の笑いなどがあると、何を言って笑わせていたのかどうしても知りたくなるので、その箇所をリピートして、表現方法や言い回しを繰り返し聞いて、理解するようにしていました。しかも、面白い場面を凝縮して、10分程度のハイライトにまとまっていますので、負担にならない時間で毎度異なる内容を見ることができますし、自動生成字幕機能も使えば、全く聞き取れない時でもこの機能をONにして、音声と字幕の両方から理解することもできます

それから、”The Ellen DeGeneres Show”もおすすめです。番組の司会者であるEllenのクリアでアメリカンな発音は、とても聞きやすいですし、ネイティブスピーカーが日常的に交わすであろうイディオム表現で溢れています。番組自体も、有名人はもちろんのこと、人前での喋りに慣れていない一般人まで招いてトークを繰り広げていますので、トピックが幅広いうえ、いろいろな発音に触れられますし、なにより楽しみながら英語学習できる点でも、継続性の高いコンテンツです

IELTSのリスニングテストでは、イギリス人やアメリカ人、時にはオーストラリア人など、ネイティブスピーカーの中でも国によって異なるアクセントやスペリングを万遍なく出題に取り入れていますので、様々な発音や言い回しに慣れておくことも必要です

イギリスの ”The Graham Norton Show” では、英国だけなく、世界中のセレブリティをゲストに招いてトークが展開されますので、様々なアクセントに触れることができ、またバラエティ番組らしく、内容も面白いですので、こちらも非常におすすめです

以上のように、ひとつのチャンネルやツールに固執せず、様々なプラットフォームを活用しながら、その日の気分で教材を選んで、なにより自分が積極的かつ楽しみながら、日々途切れることなく英語の音声を聞くことができるように工夫してしました。特にYouTubeでは、見たいものリストを作って、通勤中などのスキマ時間に毎日動画や音声を繰り返し視聴しては、会話の流れやネイティブ独特の言い回しをマスターできるように努めていました

継続は力なり、まずは3ヶ月

上述のリスニング学習を3ヶ月も続けると、不思議なもので僅かながらですが、聞き取る力が上達したことを実感できるようになりました

10代の頃から、英語を習得するためには「3ヶ月」の継続がキーになるということを頻繁に耳にしていましたが、これについては本当にそうだと思います。1日30分、忙しい時は15分だけでもいいので、3ヶ月の間休むことなく続けることが大切です。これが簡単そうで、いざ実践となると、とても難しいのです

それでも、毎日の学習を継続して、3ヶ月の最終日を迎えたら、少し勉強量をボリュームダウンしても、英会話がさらっと耳に入ってくるようになり、苦手意識を少しは軽減できるようになりました

今こうして #スイス で暮らしている中でも、リスニングの訓練をほぼ毎日、耳が空いていれば必ず何かしら聞くようにしています。移動中や家事をする間など、ポッドキャストやYouTube動画、最近はiPhoneの読み上げ機能を使ってスポーツやローカルニュースなどを可能な限り聞くようにしています。なぜなら、自分のリスニングスキルにまだまだ満足できていないからです

IELTSの必要スコアを獲得しても、それは #海外大学院 申請のための一要件を満たしたまでで、 #国際スポーツ組織 で働くとなると、より流暢な表現力や、より確実なコミュニケーション力を必要とされますので、もっと上を目指して学習を続ける必要があるのです

語学習得は日々の積み重ねが重要で、それはまるでゴールの見えないマラソンのようでもあります

今想えば、あの頃の僕はひょっとしたら、物凄く戦っているようで、本当の敵も目的も分かっていない、名も無き戦士だったのかもしれません

僕の戦いは、あの頃から今日まで、

明日もきっと、

まだまだ続いています


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