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27歳男性が語る、友達以上恋人未満のリアルな本音とその先

恋愛スタイルは多様化しており、たとえば複数の人との関係を公にするオープンリレーションシップや、結婚していながら公認でセカンドパートナーを持つケースなどがあります。最近、海外の友達にセックスフレンドとの関係について尋ねる機会がありました。

インタビューに応じてくれたのは、ある国に住む27歳の男性。彼は、過去には深く愛した女性もいたものの、別れを経験し、現在はビジネスに集中して将来の目標を追い求めています。今、彼の周りには「友達以上恋人未満」の関係を持つ友人が3、4人いるといいます。そんな彼自身の恋愛観や、彼女たちとの関係についてどう考えているのか、そのリアルな本音を率直に語ってもらいました。

刹那的な恋愛、生き方

人生には一時的なものが多いと感じている。愛も、豊かさも、困難な時期も、すべて一時的だと思う。強さも弱さも、全ては一時的なもの。人生のすべての側面が儚いものだと感じることがある。

恋についても、人生の一部として大切かもしれないけど、同時に永遠に続く愛があるとは限らないしね。すべてが刹那的に思えるため、たった一人の女性に愛情を注いだり、彼女一人のために多くの時間を使うことをためらってしまう。だからかな。気になる女性がいても、完全に心を開くのは難しいよ。

様々な経験を経て今の考えに

僕も、最初から今のような考え方をしていたわけじゃない。数年前、とても大切な女性がいた。彼女にたった2分会うために、2時間かけて会いに行ったこともある。もちろん移動時間は、ポットキャストを聞いて必要な知識を得るなど時間を有効活用できていたから、無駄な時間だったとは思っていないけどね。結婚など将来の方向性の違いから自分から別れを選んだけど、彼女のことは本当に大切に思っていた。その経験を経て人生観が大きく変わったんだよ。

以前は、もし好きな人が僕のことを愛してくれたら素敵だと思っていた。でも、いろんな経験を経た今は、愛が非常に一時的なものであることがわかってきた。

これは男女問わず言えることだけど、互いに愛し合っていたとしても、翌朝にはその気持ちが変わっているかもしれない。ときには予期せぬ別れもある。別れる可能性があるなら、なぜそこに時間を費やさなければならないのか、もし次に話すのが別れの話題になるなら、なぜ彼女と一緒に過ごすことに時間やお金を投資するべきなのか疑問に思ってしまう。

一人で過ごす時間の価値

僕が一人でいる時は、仕事をしたり、ゲームをしたり、映画やテレビ番組を見たり、本を読んだり、外出したり、YouTubeを見たりすることができる。自分自身に使ったお金と時間は、自分を成長させる糧になるし、そこに投資する意味は大いにあると思う。

こういうと、なかには「朝起きて、誰かにおはようと言ってもらう必要がある」とか、「好きな人と一緒にいて、気持ちを分かち合うことが大切だ」という人もいる。誰かと外出したり、デートしたり、ときには体の関係を持つこともあるけどそれだけで十分。一人での生活を楽しんでいる今は、恋人として誰かと一緒に過ごしたり、気持ちの分かち合いが必要だとは感じてない。

「孤独」を感じるときの過ごし方

人によっては「恋人に別れを切り出した途端、ストーカーのようになるかもしれない」と感じて、恋愛を躊躇してしまうこともあるかもしれない。一人の人を深く愛するのも愛の美しさの一つかもしれない。

俳優のキアヌリーブスは「優れた恋人になることは、まるで巧みな戦士のようなもの」と言ってたけど、もし本当に誰かと関係を持ちたいなら、その愛を守るために戦うべきだと思う。でも、正直、今はそこに時間を費やしたいとは思わない。

今27歳だけど、30歳になるまで恋愛はとくに必要ないと思う。こう思うのは、僕に結婚願望が全くないからかもしれないけどね。ひとりでいても孤独を感じることはないし、仮に孤独を感じたとしても、そんなときはスナックを買ったり、映画を見たり、自分の時間を楽しんだりしているよ。

男女の感じ方の違い

特別な友人がいればそれで十分で、今は彼女が必要だとは感じていない。こんなことをいったら性差別的に聞こえるかもしれないけど、それが僕の本心だよ。ただ、正直いって、体の関係を続けるのは時に難しいこともある。とくに女性にとっては、回数を重ねることで相手に対して恋愛感情が深くなる傾向があるから、「私と彼との関係は?」「だんだん彼のことが好きになってきたけど、彼はこの関係についてどう思っているの?」と感情が混乱を招くこともあるよね。

ただ、最初からお互いに正直であるべきだと知っていれば、多くの問題が解決されると思う。たとえば、3年間も関係を続けながら恋人としてではなく、セックスフレンドとして思っていると伝えるのは、ひどいよね。相手に勘違いさせないためにも、常に正直でいることが大切だと思う。それによっていったんは混乱しかけた関係が改善されることも多い。

嫉妬心とどう向き合うか

セックスフレンドとの関係についていえば、女性側に別の相手がいたり、彼氏がいる女性もいる。その場合、相手の男性に対して嫉妬心を感じることもある。それは普通だと思うよ。ただ、彼女たちの関係を邪魔してやろうとかそこまでは思わない。

結局のところ、セックスフレンドとの関係は、相手との認識のギャップが多く、しっかりとしたコミュニケーションがないと非常に複雑になるというののが僕の実感しているところ。

「彼氏」を望まない女性たち

10年前は、セックスフレンドとの関係を望む場合、一般的には男性が多かった印象だけど、最近は女性でも同じように考える人が増えてきた印象だよ。この間、ある女の子と話したら、彼女は「一緒に遊んだり、お酒を飲んだり、セックスしたりしたいけど、彼氏は欲しくない」と言っていたんだ。時代が変わったと思う。

僕の場合は、以前に比べてセックスフレンドとの関係や回数は減ったかな。というのも、回数を重ねるごとに関係が複雑になることもあるし、それによって感情のもつれも生じやすくなる。話し合ってすぐに解決できることもあるけど、必ずしもうまく解決できるとも限らないからね。

相手の女性に対しては、常に尊敬の念を持ち、丁寧に接することを心掛けている。彼女たちに花を贈ったり、レストランに連れて行ったり、深い会話をすることもあるし、彼女たちの生活や希望についてもよく知っている。僕にとって彼女たちは、体の関係はあるけれど、同時に友達としても大切な存在なんだ。

相手選びは慎重に

セックスフレンドとの関係は、シンプルに見えて意外と複雑だよ。とくに親しくなりすぎると、境界線を保つのが難しくなってくることがある。たとえば、お互いに別の相手がいたとき、嫉妬とかでなく「その男性の振る舞いはよくない」と指摘すると、「あなたは彼に嫉妬しているからそんな言い方をするんだ」と言われることがある。でも、そうじゃない。

僕は、友達として彼女たちのことを本当に大切に思っているから、彼女たちを傷つけるような男性との付き合いには気を付けてほしいと思っている。同時に、自分の嫉妬心で彼女たちの恋愛の邪魔をしたくはない。

一度、相手の男性について指摘したことが原因で離れていった友達が、数か月後に「あなたのいう通り、あの男はひどい奴だった」と言ったこともある。人によっては、気軽にセックスフレンドとの関係を始める人もいるかもしれないけど、相手が自分のことを尊重してくれる人なのかどうかは、ちゃんと確かめてからのほうがいいと思う。

彼女ができたらどうなる?

もし僕が、セックスフレンドではなく彼女を持つことになったら、それは寂しいからとか不安だから誰かと一緒にいたいとかの理由ではなくて、心から好きな人ができて、その人と一緒にいたいと思えるときだろうね。

彼女ができたら、セックスフレンドとの関係はすべて解消するよ。これまで彼女がいるときは一度も浮気をしたことがないし、これからもするつもりはない。もし僕が浮気をしたら、たった一人の大切な女性を傷つけることになるから絶対にしない。彼女はもちろんのこと、誰に対しても、常に誠実であることを心掛けている。

僕は、今は将来の夢のためにビジネスに集中する時期だと思っている。そのため彼女は作らない。たまに会ったり、食事をしたり、体の関係を持つ特定の友達がいれば、それで十分。人によっては、この関係について不誠実だとか、不快と感じる人もいるかもしれない。ただ、僕にとっては今の状態がベストなんだ。それは誰に判断されるものでもないし、お互いが理解して、尊重し合っていたらいいと考えている。

【編集後記】セックスフレンド、日本と海外の驚きの違い

日本では、セックスフレンドという関係に対して、抵抗感を持つ人が多いのかもしれません。多くの人は、体の関係があれば、それが自然に一対一の恋愛につながるべきだと考えがちです。でも、アメリカなど海外の異なる文化圏では、少し違った捉え方をされています。身体的な関係があっても、それが必ずしも恋愛に発展するわけではないし、むしろお互いが納得した上で別の形で愛や親密さを追求することもあります。

こういった関係性を「軽い」とか「無責任」と片付けてしまうのは、ちょっと短絡的かもしれません。むしろ、それは自分にとって一番心地よい形で愛やつながりを見つけるための一つの選択肢であり、自由だからこそ成り立つものかもしれません。

異なる文化に触れることで、自分たちが当たり前だと思っている恋愛観や価値観が、実は絶対的なものではないことに気づかされます。それぞれの文化や背景が違えば、同じ出来事でも全く違う意味を持つことがあります。こうした多様な視点を持つことで、新たな人間関係や愛のあり方について考えるきっかけが生まれるかもしれません。


フィリピンセブ島の孤児院で出会った子どもたちをサポートします😊✨✨子どもたちが大人になったとき、今度は誰かをサポートしてあげられたら素敵ですね❤️