見出し画像

【家計管理のコツ】#16 生命保険の補償額はいくらにすればいい?

こんにちは、森大です。

医師をしながらFPとしても活動しております。

今回は家計管理のコツシリーズ第16弾
「生命保険の補償額はいくらにすればいい?」
というテーマでお話させて頂きます。

保険に入る時に必ず迷うのが補償額

「いくらにすればいいんだろう?」
「適当に2000万くらい?」
「一生同じ額でいいの?」

補償額の考え方はとても大切です。

なぜなら補償額を厚くしすぎれば
保険料がどんどん上がってしまい、
「保険料を払うために仕事をする人生」
になってしまいます。

かといって少なすぎれば万が一に備えられません

多すぎても少なすぎても良くないですね。

「補償額はいくらにしますか?」

保険の営業マンに提案してもらうのも手ですが、
保険会社としては貯蓄型の保険にできるだけ
大きな額で入って欲しい
わけですから、
鵜呑みにして良いものかは疑わしいところです。

また、保険会社お抱えのFPも難しいところです。
保険会社から給料をもらっているわけですから。

やはりあなた自身が最低限の考え方を
知っていることが大切
です。


***

家計管理シリーズでは

我慢せずにお金を貯める方法

をお伝えしています。

毎月固定でかかる保険費を減らすことで
日々の生活を我慢することなく節約ができます

保険に月5000円以上かけている方は
このシリーズを読んでぜひ一度
見直してみてください。

それでは参りましょう!

【シリーズ記事】
〈基礎編〉
#6 保険料の払いすぎに注意しよう
#7 入るべき保険の条件とは?
#8 本当に入るべき3つの保険
#9 生命保険が必要な人、不要な人
〈不要な保険〉
#10 貯蓄型生命保険をおすすめしない理由
#11 民間医療保険をおすすめしない理由
#12 個人年金保険をおすすめしない理由
#13 外貨建て保険をおすすめしない理由
〈解約編〉
#14 元本割れする保険を解約すべきか?
#15 払い済み保険を契約するべきか?

―――――――――――――――――

1.生命保険に入る目的は?

あなたが生命保険に入る目的はなんでしょうか?

細かい違いはあるにしても、
本質的には次の答えになると思います。

自分が亡くなった時に、
自立できていない家族の生活を守るため。

例えば会社員の夫、主婦の妻、子1人だった場合、
夫が亡くなると妻と子の生活費がなくなって
しまいます。

生活費というのは具体的に上げると

・一般生活費(食費など)
・家賃
・教育費

が主な項目となります。

つまり生命保険の目的をより具体的に示すと

自分が亡くなった際に
経済的に自立していない家族の
生活費、家賃、教育費を補填すること。

と言えます。

2.必要保障額はライフステージで変わる

「家族を守るためって、それは分かってるよ!」
「結局いくらにすればいいってこと?」

はい。
でもそこを確認するのが大切だったんです笑

あなたが亡くなった時に家族が必要とする金額を
「必要保障額」と言います。

この必要保障額が、そのまま保険の補償額です。

ここで大切なことは

必要保障額はライフステージによって大きく変わる。
*ライフステージ:一生における各段階のこと。

ということです。
次の図を見てみましょう。
一般的なモデルで見ていきます。

そもそも自分が独身で守るべき家族がいない場合、
生命保険は不要です。
必要保障額ゼロということですね。

一般的にはこの後上昇フェイズに入ります。

結婚すると必要保障額が増えます。
妻が働いていない場合は将来の生活費が
必要保障額
です。共働きの場合は不要な場合も
あるでしょう。

子供が生まれると、
子供の生活費や教育費が上乗せになります。
多くの場合ここがピークで、下降フェイズに入ります。

次に家を買うために住宅ローンを組んだとします。
この時団体信用生命保険に入りますので、
夫名義のローンで夫が亡くなった場合は家が残ります。

将来の家賃が浮きますし、
仮に2000万円で売却できるならその分必要保障額は
減ります。

さらに子供が独立すれば子供の分の必要保障額が
ゼロに
なります。

妻が年金をもらい始めれば、生活水準と貯金額に
よっては必要保障額がゼロになります。

また、全てのステージにおいて
夫の遺族年金も受け取ることができます。
そこそこの額を受け取れることが分かります。

いかがでしょうか?

①ライフステージで必要保障額が大きく変わる。
②思ったよりも必要保障額は少ないかもしれない。

このように感じて頂けたでしょうか?

3.どんな保険に、いくら入れば良いのか?

それでは、結局いくらの補償をかければ良いのか?

おそらくここまでの話で感じて頂けたと思いますが、
状況に応じて変化するので各々で考えるしか
ありません。

ライフステージだけでなく、貯金額にも左右されます。
貯金ゼロの場合と比べて、貯金500万円の場合は
必要補償額が500万円減ります。

極論を言うようですが、貯金額が必要保障額を
上回っていれば保険は不要
です。

***

大切なことをまとめましょう。

①保険は入りすぎも入らなすぎも良くない。
必要な分だけ入ること。
②ライフステージによって必要保障額は変わる。
③貯金額によって必要保障額は変わる。

ここではお勧めの保険を3種類挙げて
終わりましょう。

◆定期保険
◆逓減(ていげん)定期保険
◆収入保障保険

これらの保険に入っておけば大きな間違いは
ありません。

定期保険はみんなが良く知っているタイプの
掛け捨て保険ですね。

逓減定期保険と収入補償保険については
また別に解説しましょう。

おわりに

今回は家計管理シリーズ第16弾、
「生命保険の補償額はいくらにすればいい?」
というテーマでお話しさせて頂きました。

まとめます。

◆生命保険に入る目的は「経済的に自立していない家族の
生活費、家賃、教育費などを補填すること」。

◆必要保障額はライフステージ、貯金額で大きく変わる。

◆お勧めの生命保険は「定期保険」「逓減定期保険」
「収入保障保険」の3つ。

以上です!

次回は「おすすめの生命保険3種類」について
掘り下げていこうと思います!

ぜひまたご覧下さい!

【参考記事】

***

今後もお金のテーマを中心に
役に立つ記事をお届けします!

もし「面白い、役に立つ」と思って頂けたら
いいね、フォローなどお願いします。

コメント欄への質問もお待ちしてます。

Instagramやstand.fmなど
各種リンクはこちら ↓

#お金 #勉強 #お金の勉強会
#投資 #投資初心者 #資産形成 #資産運用
#投資信託 #株式 #債券 #預金 #貯金
#家計管理 #支出 #節約
#保険 #保険費 #保険料
#掛け捨て #貯蓄型
#生命保険 #医療保険 #個人年金保険 #外貨建て保険
#火災保険 #自動車保険
#解約 #返戻金 #払い済み保険
#必要保障額 #ライフステージ


もしよろしければサポートをお願いします! 今後の活動をより一層頑張らせて頂きます!