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【家計管理のコツ】#7 入るべき保険の条件とは?

こんにちは、森大です。

医師をしながらFPとしても活動しております。

今回は家計管理のコツシリーズ第7弾
「入るべき保険の条件とは?」
というテーマでお話させて頂きます。

「月々の保険料が高いと感じている。」
「どんな保険に入ればいいのか知りたい。」
「不要な保険で損をしたくない。」

そんな方にはとっても役に立つ内容です。

家計管理シリーズでは

我慢せずにお金を貯める方法

をお伝えしていきます。

あなたの月の保険料はいくらでしょうか?
5000円以上になっている方はこのシリーズを読んで
ぜひ一度見直してみてください!

それでは参りましょう!

続編となっておりますので、
まだ前回の記事を見ていない方は
ぜひそちらから
ご確認ください!

1.入るべき保険の条件とは?

前回のまとめはこの内容に尽きます。

保険の期待値はマイナスなので、入るほど損をする。
必要最小限の保険に入ろう。

入るほどに損をするというと「入るな」と
言っているように感じるかもしれません。

しかしそうではなく、
保険は必要な分だけ入るべきです。

では入るべき保険の条件とは
どのようなものでしょうか?

セミナー資料より

この2つの条件を満たすものに入るべきです。

反対に生活が破綻しないものや社会保険で
賄えるものには入る必要がありません。

どういうことなのか、1つずつ説明します。

2.条件① 生活の破綻を防ぐとは?

まずは条件①について考えてみましょう。
僕たちは生活が破綻しないイベントに対して
保険に入る必要はありません。

生活が破綻するとは
例えば家が火災で燃えてしまうとか、
車の事故で多額の賠償金を必要とする場合です。

数千万円というお金を一括で支払える人は
多くないでしょう。

このようなケースに対しては

「確率は低いけれど、もし起こったら生活破綻する。
だから保険に入ろう。」

と考える必要があります。

***

では反対に生活破綻しないケースを見てみましょう。

僕は以前スマホの「故障安心パック」という保険に
入ったことがあります。

故意でない故障や破損などを起こした場合に無料で
修理できるというもので、月々700円程度でした。

そしてその後、僕は端末を解約するまでの3年間
1度もその保険を使うことはありませんでした。

700円 × 12か月 × 3年 = 25,200円

これだけの保険料は無駄になりました。

「それは故障が起きなかったからで、故障していたら
もっと費用がかかったかもしれないじゃないか。」

そのように感じる方もいらっしゃるかと思います。

もちろんその通りですが、
実際にはそれが起きない確率が圧倒的に高いので
「故障した場合に支払う平均値」は低いのです。

仮に故障したら5万円支払うとして、
故障する確率が10%だとしましょう。
これでもそれぞれ高く設定していると思います。

そうすると支払う平均値は

50000円 × 10% = 5,000円

です。

一方で保険の場合は確定で25,200円
支払います。

このように保険に入るべきか検討するには
平均値で測る必要があります

正確な計算をするのは難しいことが多いですが、
意味合いだけでも掴んでおいてください。

***

しかしいくら確率が低いとしても生活破綻する
可能性があるなら保険には入るべき
です。

では故障したとしていくらかかったのでしょうか?

修理の達人HPより

機種によって変わりますが、
ガラス割れやパネル交換で1~3万円程度です。

この金額で生活が破綻する人はまずいないでしょう。
先の火災や事故と比べると違いが良く分かります。

このようなケースに対しては

保険に入らず貯金で対応する。

というのが正解です。
なぜなら、保険の期待値は常にマイナスで、
入るほど損をするから
です。

3.条件② 社会保険で賄えないとは?

僕たちは国の運営する社会保険に入っています。
その保険料を給料から天引きされていることは
ご存じのとおりです。

では給料の何%程度引かれているかを
ご存知でしょうか?

セミナー資料より

天引きされているとあまり気にしたことのない方も
いらっしゃるかと思います。

しかしその割合はかなり高く、
一般的な会社員で給与の15%程度引かれます。

ここで言いたいことは

高額な保険料を払っているのだから
社会保険はしっかり使おう。

ということです。ではあなたは
どんな社会保険に加入しているのでしょうか?

これだけの保険に入っています。
お金だけ払って使わないのはもったいないと
思いませんか?

***

では健康保険を例にとってお話しします。
健康保険には以下の通り様々な機能があります。

あまりに多機能なため、全ては解説できません。
詳しく見たい方はこちらのHPをご確認ください。

民間の医療保険に入っている方も
多いことと思います。しかし結論として

ほとんどの方にとって民間の医療保険は不要です。

なぜなら
①生活破綻せず
②社会保険で賄える

からです。

例えば僕は腰椎椎間板ヘルニアという病気で
手術のために入院しました。

入院期間は約2週間。
その間は当然欠勤しましたが、
有給休暇を利用して解決できました。

詳細は割愛しますが、
長期間働けない場合は「傷病手当金」というものを
最長1年6カ月受け取ることができます。

治療費に関しては入院費と手術代などを含め
全額なら100万円を超えていましたが、
「高額療養費制度」を利用して結局
13万円程度の支払いで済みました。

このように、民間の保険に入らずとも
社会保険でかなりのことはカバーできています。

高額な保険料を払っている社会保険は
しっかり利用しましょう。
社会保険でカバーできる範囲の民間保険は不要です。

おわりに

今回は家計管理シリーズ第7弾、
「入るべき保険の条件とは?」
というテーマでお話しさせて頂きました。

まとめます。

◆入るべき保険の条件は2つ。
①生活破綻を防ぐための保険。
②社会保険で賄えない内容の保険。

◆生活が破綻しないレベルのイベントには
貯金で備えよう。

◆高額な保険料を払っている社会保険を
しっかり利用しよう。

◆民間の医療保険はほとんどの方にとって不要。

以上です!

次回は本当に入るべき3つの保険について
お話する予定です!
ぜひご覧ください!

***

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