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問いが溢れちゃう読書会「ブッカソン」の様子の音声を公開

こんにちは!野口です。

こちらの記事では、
問いが溢れちゃう読書会「ブッカソン」(ブックマラソンの略)
の様子を紹介します!
月1くらいの頻度で開催しています。
会場は僕の住んでいるコミュニティハウス「アオイエ」です。

そもそもブッカソンって何ー!という方はこちらの記事をご覧ください!

忙しくて上の記事が読めない方のために簡単にブッカソンとは何かを説明すると、

「本をたくさん読んで、シェアして、議論して、知的好奇心を満たそう!」というコンセプトの問いが溢れちゃう読書会です。
1日で大体5~6冊読んで、みんなに内容をシェアします。
(完璧に読まなくてもOK!)
10人参加者がいれば、50冊分の知がその場に集積されるという
なんとも素敵な空間になる読書会です。

さて、ブッカソンの楽しみは、たくさん本を読めることの他に、
シェアする事で、問いが生まれ、議論が始まる
というところにあります。

今回はその様子を4人分、紹介したいと思います!

1人目:菊と刀/社会はなぜ左と右に分かれるのか

1人目は、まず僕です!
この2冊を読み、みんなにシェアしました。
日本人特有の道徳感、そして利己主義的な面と集団志向的な面の二面性を持ち合わせている人間の本質を紹介し、
その後、
日本人と西洋人の寄付にまつわる価値観がの違いは何か
というテーマで議論が進みました!

ぜひご視聴ください。(音量が少し小さいため、聞き取り辛い部分もあるかと思いますが、ご了承ください。)

いかがだったでしょうか。
いやあ、改めて聞いてみても中々面白い議論だったと思います。
属しているコミュニティーに寄付するのだとしたら、
帰属意識が高いコミュニティーの範囲をいかに広げられるかが寄付が広がる鍵になるかもしれませんね。

次に行ってみましょう!

2人目:ハマりたがる脳

2人目は会場となっているシェアハウスのコミュニティーマネージャーをしているいっちーによる選書です!

人が対象を好きになる構造を紹介してくれたのち、
①そもそもなぜ人は好きになるのか
②どういったものを人は好きになるのか
という二本のテーマで議論は進みます。

ギャップのある人がモテる理由がなんとなくわかってきましたよね。。
僕も精進していきます。

それでは次に3人目です!

3人目:プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神

なんともまあ難しそうなタイトルですが、
こちらは東大院生のゆきちゃんによる選書です。

プロテスタントの精神構造が、資本主義を加速させたと分析するマックスウェーバーの考察を紹介してくれました。
普通、キリスト教と言えば、利益追求のために行動するとは教えに反しているような気もするので、資本主義とは相反する価値観とも言えそうですが、
どのような相関があるのか、気になりますよね。

その後はアンパンマンとキリスト教の関係にまで議論が発展し、思わぬ盛り上がりを見せました。

この議論を通して、改めてアンパンマン見返したくなったのではないでしょうか、、

さて、次で最後です!4人目!

4人目:人は何故かくも高い知性を持ち、かくも豊かな感情を持ち合わせながら、かくも残酷で愚かな悪事を為してしまうのか。

さて、最後に紹介するのは大手IT企業で働き、休日は海や山で過ごしているゆきちゃん(2人目のゆきちゃんとは別人です)による選書です。

満州事変の日本軍による人体実験の展示を見に行ったりした著者の体験から、悪とは人の記号化であるとテーゼを出してくれました。

その後、囚人を番号呼びすることは悪なのか?というテーマや、サイゼリアの注文方式に隠れている悪など、
悪とはなんだろう?という問いで議論が展開されました。


さて、いかがだったでしょうか。
以上で4人の紹介は終わりです。

他にも紹介したいくらい面白い問いに発展したテーマや時間はあったのですが、また機会があれば紹介したいと思います!

「三人集まれば文殊の知恵」というように、一人で読書するのでは得られない学びや問いが生まれるのがブカッソンの面白いところです。

月ほどの頻度で開催していますので、興味ある方はお気軽にDMください!

次の開催は、2022/9/25(日)になります。
今回は趣向を変えて、新しい試み、テーマを絞ってのブッカソンをしたいと考えています。
テーマは「責任とは何か」です。

・自分の言動のどこまでが自分の責任なのか。
・意思と責任の関係とは
・社会的マイノリティーを救い上げる責任はどこにあり、誰が負うべきなのか。
・ウイルスが蔓延したときの責任は、政治か?科学者か?
・「愛する」ための責任の負い方とは何か
・AIや科学が暴走したときの責任は誰にあるのか

などなど、、、
日常生活から、社会問題まで、様々な部分で「責任」の問題は蔓延っております。

そこで、今回は
責任にまつわる書籍を読み尽くして、責任について語ろうではないか
という趣旨のブッカソンになります。

ご自身で気になる書籍を用意していただいても構いませんし、
いくつかこちらで用意がありますので、手ぶらでの参加も可能です。
この機会にぜひお声がけ下さい!


その他のブッカソンレポートはこちらから

後編では議論の様子を紹介しています。


【その他】
Well-beingについての思索をしています。
マガジンで読めます。

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