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私のシンギュラリティ

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2021年12月の記事一覧

メタバースで「会う」「存在する」日常が当たり前に!二重生活と属性による克服度の違い。2021年振り返りと22年の抱負 - 蘭茶みすみ

メタバースで「会う」「存在する」日常が当たり前に!二重生活と属性による克服度の違い。2021年振り返りと22年の抱負 - 蘭茶みすみ

 2021年の私の活動は、授乳カフェに始まりメタバースに終わった。ソーシャルVRを本格的に始めてから初めて経過した満1年。最大の変化は「家に帰るとみんながいる」「私は蘭茶みすみである」日常が当たり前になったことだ。VRにより私が実質的に「蘭茶みすみ」として存在している状態の比率が大きくなり、互いに存在として認識できるようになった。現実と仮想の二重生活の感覚と、今年の振り返りとメタバースで出会った素

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メタバースで要求される「プロ存在」!?存在が自由なアバターVRで疲弊する前に - 実存主義

メタバースで要求される「プロ存在」!?存在が自由なアバターVRで疲弊する前に - 実存主義

 アバターVRで自由な存在になれる「VRChat」などのアバターVRのメタバースでは、「プロ存在」を要求されて苦しむことがある。オンとオフの差が小さくなっていくメタバース。私も「ママ」「人類の救世主」などの「プロ存在」を期待されて苦しむことがある。自分から見た自分の存在と、他人から見た自分の存在を両立させるバランス感覚が、楽に生きるために必要かもしれない。

 私はアバターとVRでメタバース生活を

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「100年後のメタバース」では経済も信用も解消するかもしれない。各個人に世界が最適化「人の定義の拡張」 - 肉体廃止

「100年後のメタバース」では経済も信用も解消するかもしれない。各個人に世界が最適化「人の定義の拡張」 - 肉体廃止

 「未来のメタバース」では、経済も信用も解消するかもしれない。インスタンス(世界線のような概念)と3次元仮想空間の自由な共有で、人類が距離の概念がある単一空間に縛られなくなったとき、ほとんど意味を為さなくなるからだ。メタバースの普及で社会がどう変化するのか?完全に人類が肉体を捨て、メタバースに移住するまでを段階ごとに考えていきたい。

 ①ソーシャルVR「なりたい存在になる」時代(2020年代前半

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メタバースとMMОゲームの違いは権利の帰属かもしれない。ユーザーかプラットフォーマーか? - ソーシャルVR

メタバースとMMОゲームの違いは権利の帰属かもしれない。ユーザーかプラットフォーマーか? - ソーシャルVR

 ソーシャルVRをはじめとする、最近「メタバース」と言われる「VRChat」や「cluster」などの3D仮想空間を共有するサービスと、3D仮想空間を活用し多人数が遊べる、「FF14」や「Minecraft」のようなMMOゲームやオープンワールドゲームの違いは、権利の帰属先かもしれない。

 ソーシャルVRもMMOゲームも、インターネット上に構築された3D仮想空間という意味では、広義のメタバースと

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メタバース基本権宣言草案

メタバース基本権宣言草案

メタバース基本権宣言草案

【前文】メタバースは、人類が初めて実質的に手にした、存在と空間の自由を実現する技術的手法である。人為的に作られた実質的な空間においても、個人としての基本的な権利が保障されることと、既存の物理社会的空間由来の原則により、個人の存在と空間の自由が抑圧され、メタバースが実現しうる個人としての基本的な権利が制限されることが無いよう宣言する。

【第一条】メタバースにおいても、す

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メタバースで声も変身「バ美肉紅白」を見てきた!かわいい声を技術と筋肉で実現する歌姫たち - cluster

メタバースで声も変身「バ美肉紅白」を見てきた!かわいい声を技術と筋肉で実現する歌姫たち - cluster

 VTuberバーチャル美少女ねむさんが開いた「バ美肉紅白2021」を見てきました。2021年12月4日にメタバース「cluster」で開催したイベントで、出演者は全員、アバターやVRでかわいくなる「バ美肉」をしています。男声か女声に変換する技術を競っており、ボイスチェンジャーで機械的に変換するボイチェン組と、発声技術により変換する両声類組が戦いました。勝敗は会場で参加者がアバターの動きで投票する

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