見出し画像

家庭内環境から受ける影響

人は環境から知らず知らずのうちに影響を受けています。日常の習慣、要は日常生活や家庭生活そのものから人格が形成されるのは周知の事実であって繊細な子どもが親から受ける影響は一番身近であり大きなものだと思うのです。
だからこそ気をつけておきたいこと、備忘録のように書き留めておきたい気持ちもあったのでここに記しておこうかなと思います。
皆さんのお役に立てれば幸いです。

さて、環境から受ける影響について。

わたしに関して言うと母から受けた影響がとてもおおきかったなぁとアラフォーの今になってそう思います。(というか自己啓発、カウンセリング、心理学など様々学ぶうちに気づきました^^;)

20歳すぎには実家を出たので幼少期から高校卒業すぎくらいまでが当たり前のことなんですが実家の思い出として自分の脳に記憶されています。で、思い返してみたんですよ。母親はとにかくポジティブで、なんというか能天気。本人が自分でも言うんですがあまり物事を深く考えたりはしないタイプ^^;でもだからかやっぱりいつもあっけらかんとしてなんでもこなしていくんですよね。接客業をずっとしていたので人とのコミュニケーションが上手で身内との関係性も良好。母親あるあるでよく聞くような天然の感じも多くあって、それが母の良さでもあるんでしょうが、話が噛み合わなかったりで娘であるわたしや妹は一緒に住んでる時はよくそんな母の言動にイラっとしたりもしました^^;
一見するとポジティブなわたしの母なんですが、やはり家族となれば日常生活を共にするわけで上のようなネガティブなことも起こります。
自分の意識で起こった行動に対しての捉え方も変わってしまうということが理解できている今となってはどんなイライラだって自分が巻いた種というのがわかるのですが、若い頃にそんなことはわかるわけもなく。。。自分をコントロールもできるはずもなく起こる出来事に一喜一憂していました。
ただ母もそれを噛み砕いてわかっているようではいないし、人間だから嫌なことがあればコントロールできなくなってネガティブなことをアウトプットをしてしまうわけです。で、家族というのはそういう影響をやはり受けやすいですよね、日常を共にするんだから。

実家は田舎なもので昔ながらの親戚付き合いの多かった家庭なんですが、人当たり良く接することができる母もやはり嫁として入った家庭で感謝はあれど、新しい環境に気を使うのも、円満に行くようにうまくやろうとするのも当たり前と言えば当たり前でそれが母の人柄なんだと思います。でもやっぱりうまくやろうとすると人はどこかでしんどくもなる。祖母と同居だったこともお互い様ではあるけれどそりゃあストレスにもなってたと思います。で、いつもポジティブな母もたまに愚痴とかも言うわけです。あの人はこうだからこうなんだとか要は人のことをジャッジしてしまってる発言。陰口を知らず知らずのうちに言ってしまってる。親でなくとも仕事やプライベートな付き合いでも皆心当たりがあるような結構あるあるな話だと思います。母はあっさりしてるので延々と愚痴を言うタイプではないんだけれど、わたしのそんなに多くない記憶に残ってしまってるということはそこから少なからず影響受けちゃってた証明だと思います。

で、これを普段ポジティブな母として映ってるにもかかわらず、そんなに多くない機会で影響受けてしまってるってことはネガティブな要素のエネルギーってすごい色濃く残るものなのかなって。(ちなみに今の一連の母のエピソードをわたしの人間形成の要因にするつもりはないです。誰しも自分が創り出した世界で生きていますし、すべて自分が選択したことです。受けた影響ですら、自分でそれを選べるにも関わらず選べることを知らなければ選ぶということができないってことで。それもわたしの人生ですし今は捉え方が変わってるので誰かのせいにはしない。ここで話すことはあくまで振り返り生かすためです。ちょっと話がそれました)

だからやっぱり、家庭環境の中で特にお子さんがいる家庭では親の影響って絶大。ということを考えるとことばのチョイスや親が常にポジティブ、肯定し自分以外の他者を許せる余裕を持つことが大切だと思います。
笑えないような時でも笑ったりするのは自分が辛い時には大変なことですが、落ち込んでも自分も周りも辛い状況を更に増幅させるだけです。余裕があれば受け流すってできるし、家族であれ何であれ人とのコミュニケーションの中で目の前の相手はもちろんその先にいる人のことも誰のことも悪く思わない意識が人を許せる。その上で
・家族も自分も笑っていたいならまず自分が笑う
・幸せに目を向けること
・ポジティブなことばを出す
とかっていう日常の習慣を家庭の習慣になるように親自身が心がけることって大切だなって。
アウトプットに関しては日頃の習慣なのでまた別の話ですがネガティヴなことはポジティブに変換させる癖をつければポジティブなことばは自然と出るようになります。
わたしは身近な人でもなるだけ傾聴に意識を向け素直に家族の良い面を見たり、心地よい、言われて嫌に感じない、嬉しい、あとは共感。アウトプットに関してはそんなことばを出すようにしています。
よく自分のことを落として人を立て尚且つ笑い話で終われるような高度な技を使う人もいますが、わたしはまだあれはできません^^;できないことを無理してやるよりも自分に今できることを積み重ねています。
子どもは何事も吸収する力が高いのでなるだけポジティブな環境でいてあげたほうが大人になってこじれずに済むなぁと思うんです。それはうつや発達障害、家庭生活や様々な人との関係などの経験からわたしが思うことです。
わたしも子どもに様々な影響を与えてきただろうと詫びる気持ちもあるし、それでも優しく逞しく育ってくれてることに感謝する気持ち、様々なのですが、やってしまったものは事実としてあるのでそれを取り返すとかじゃなく、今できることでポジティブをまた積み上げていくしかないなぁと思って日々生活しています。

この発信がなにか気づきや参考になれば幸いです。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?