崩れたハンバーグ
この記事を読ませていただいて
思い出したことがあり
どーしても書きたくなったので
よろしかったら読んでおくんなせー🫡
数十年前、ファミレスでバイトしてたことがあるんです。都会の忙しいお店でした。
ど新人のころは、皿洗い(洗い場)だけが、らぎらぎの仕事でした。
その日もお店は大繁盛。洗っても洗っても、下げられてくるお皿は増えていくばかり。
「早く洗え!」
「遅い!」
「お皿がなくて料理出せない!」
「こんなデキない新人初めて!」と
まぁ、たくさんのエール?を浴びていたわけです。
何時間も立ちっぱなしで、膝もガクガク。腹減った〜。こんなバイト辞めてやる〜。と思いながらも、目の前に積み上がるお皿と格闘していたとき…
一人の先輩が洗い場にスーッときて、奥に何か置いて、去り際に「腹減ったろ?食え。社員に見つかるなよ。」と小声で言い、また持ち場へと戻っていったのです。
何かと見てみると、形の崩れたハンバーグがライス用のお皿に乗っていて、ソースまでかけてありました。
焼く段階で形が崩れてしまったハンバーグはお客さんに出すことは出来ません。従業員が食べるか廃棄(もったいな〜い)。従業員が食べるにしても、社割ではありますが、お金を払って食べなければいけません。
悪いことだとは思いながらも、あまりの空腹に耐えきれず、見つからないよう奥に隠れて、一目散に食べました。(すみません)
そしてそのハンバーグが…
うまーい!😭
何このハンバーグ✨
ちょー旨いんですけどー!😭
ハンバーグの美味しさと、先輩の優しさに感動😭。込み上げる涙。それを堪え、ハンバーグと一緒に飲み込み、また皿洗いを再開。無事、その日は終了したのです。
さっきまで辞めやると思ってたけど、あんな先輩になることを目指すのも悪くないな。と思いました。
その先輩は直に、(また別の件で)社員と喧嘩し、辞めてしまうのですが
その先輩と仲の良かった先輩Bに「崩れたハンバーグ」の話をしたところ
「それ多分、わざと崩したんじゃない?お前に食わせてやりたくて。テンパってるお前があまりにも可哀想に見えたんだろ。そういう奴だから」
えー!Σ(゚∀゚ノ)ノ
あの忙しさの中で、それが出来るって、どんだけ仕事できる〜ん?ていうか…
どんだけカッコいい〜ん?
それから、らぎらぎは6年間そのバイトを続け、辞める頃には社員不在時の責任者。新人に優しい?先輩😊。そしてマネージャーからも「社員にならないか」と声をかけていただくまでになったのでした(断りました)
でも、それもこれも、あの「崩れたハンバーグ」とカッコ良すぎる先輩に、あのとき会えたからだなと思うのです。
大ちゃんさんの記事を読ませていただいたとき、大ちゃんさんにも味方が一人でもいてくれたらいいなと思いました。
一人いるかいないか、それを実感出来るか出来ないかで、全然違いますもんね。
フレッ!フレッ!大ちゃん✨
でも、無理したらいけんよ🙂
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