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23 Jul, 2024


SNSにはたくさんの〝憧れ〟が溢れている。インスタグラムを開けば美容、旅行、恋愛だのとキラキラした非日常のような日常が羅列されているから、ついついないものねだりになってしまいがちだ。


そりゃそうだ。
だって〝欲望が刺激されるように〟作られてるんだもん。ネットの世界は。
 
 

SNSが幸福度を下げる?

私も来年イギリスにワーホリに行く予定なので、興味深く読ませていただきました。かつて〝世界一幸せな国〟と呼ばれたブータンは、いかにして幸福度が下がってしまったのか。

最近「スマホのない時代はどうしてたの?」といった内容のテレビ番組を観た。インターネットやスマホで利便性や自由度も高くなった。でもそのぶん適切な距離感がとりづらくなって、依存症に陥りやすくもなった。対面でのコミュニケーション量も減った。自由の裁量権が個々人に与えられた時代だからこそ、各々が〝適切な距離感を心がける〟ことが求められているんだろうなと思った。

 
 
そんなわけで最近はなるべくSNSとの関わり方を変えるようにしている。インプットよりはなるべくアウトプット。頭の中を整理整頓して伝えることに力を入れていきたいなと。でも別に「フォロワーさん〇〇人増やす!」「△△の情報を発信するインフルエンサーになる!」とかそういう大きな目標があるわけではなくて、どこかの誰かに刺さればラッキーだなって思う程度。
 
 
 
   やまとうたは、
   人の心を種として
 
   よろづの言の葉とぞ
   なれりける。
 
   (古今和歌集・仮名序)
 
 
 
 
芸術なり音楽なり共感できる作品には、同じ〝心の種〟が蒔かれているような気がしてしまう。彼らがアウトプットした作品を、インプットして、それを私なりの形でアウトプットして誰かに繋げていけたらいいな。たった一人でいい。孤独を感じている誰かに「一人かもしれないけど独りじゃない」と伝えられたらなと思う。
 

 
でもあくまでSNSはツール。実際に生きているのはリアルの現実世界だから、目の前にある幸せを大切にしながら、ネットも人間関係も〝適切な距離感〟を心掛けて関わっていけたらなと思う。

   

 

 
  
写真: 圓徳院えんとくいん
(〒605-0825 京都府京都市東山区下河原町463-12


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