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Vol.24 【🎥映画コレクション】年をとるのが怖くなった時…

🎬 『人生フルーツ』(2018)
⭐️KEYWORD: 人生、生き方、感動、豊さ、自然、生と死、気付き
                                美しい年の取り方、美学

🔶**見所:こういう生き方もあるのかと私達に老いに対しての恐怖を消して                       くれる同時に愛と希望と感動を与えてくれるそんな映画です。

**
❕**『何でも自分でやってみると、見えてくることがある』

「長く生きるほど、人生は美しくなる」(フランク・ロイド・ライト)**

このドキュメンタリー映画を観た後に、本当にこの映画に出会えたよかったな、この二方の事を映画を通して知れてよかったなと素直に思いました。

一人一人経験している事は違うし、人の数だけの生き方があると思います。
ただ誰かの生き方からエッセンスからの気付きや学びもたくさんあるのです。

人生自体が映画のような気がします。
始まりがあれば終わりもある。
長いようで短い。たくさんの事が凝縮されている。
悲しい事もあれば楽しい事もある。
その人の美学や思想、生き方が全てその中に体現されている。

英子さんと建築家の修一さんの日常を描いたものになります。
ナレーションは樹木希林さんのお声で聞いててとても心地いいです。


修一さんは建築家として自分のポリシーに沿ってバリバリ働いていたのですが、晩年彼らはスローライフという選択をとる事を選びます。

「すべての答えは、偉大なる自然のなかにある」 ー アントニオ・ガウディ

この言葉は修一さんの生き方も表しています。
彼は生涯自然をとても重要視されていて、自然と人との本来の関わりの大切さを見出しておりました。
彼らのお家には70種類の野菜そして50種類の果物を育てています。

そして自分で出来る事は自分でやる。
ちょっとずつやれば必ず何かになって物になる。
と修一さんはよく英子さんに言ってたそうです。

『コツコツ』それが美しくお二人の生き方として体現されてらっしゃるなと思いました。

修一さんはちゃんと自分の尺を持って生きているなという印象を受けました。
会社に急に行かなくなったりもした。でも1週間後誰もが期待以上の設計図を持って来てたらしいです。
そして建築の仕事をしなくなって長い間経って、誰かが助けを求めてきた際にパッと道具を持って来てすぐ描き初め、
社会にとって意義がある事ですごく価値がある仕事だと言い報酬も一切受取らなかった。
すごくプロだな思いました。そして常識に縛られず自由に自分らしく生きているってかっこいいですよね。

英子さんはそんな自由に生きる修一さんを献身的に支えてきた生き様がまた美しいなと感じました。

当時若い頃二人ともお金がない時に、修一さんが4万円しかないのに
7万円のヨットが欲しいと言いました。
そして英子さんはどうにか買えるだろうと彼がしたい事には全部やってみなとか試してみなと言うそうです。
そして影で英子さんは自分のお金になりそうな物を内緒で売っては最終的にヨットを買ったそうです。
この撮影中その事も彼は始めて知ったのです。

英子さんにとって修一さんに尽くす事によって、その幸せが自分にも回ってくる。自分は毎日すごく幸せに生きていると語っていた。
そして修一さんがいなくなってからも、
他の人に料理を配ったり、自分が出来る事をコツコツやる事によって
彼女の止まった時間を取り戻したのだった。

深い愛とそして人生の豊さについて考えさせられた映画でした。

人生の中で大切な物をきちんと認識していて、
それに囲まれて生きていく幸せと豊さ
自分をいう人間を貫く事でまた素晴らしい果実が出来ていく。
種を撒けば実もなる
コツコツ自分が出来る事をやっていけば
必ず道は出来て行ってあなたが行きたい場所に行けるだろう

二人の生き方と二人の見えない絆と愛を観て
何故か安心感を覚え、そして年を取る事も悪い事ではないと
思えたそんな映画でした!

何か人生の気付きが欲しい時や、何か考え事をしたい時や、一人でリラックスしながら観る映画を探しているのであれば
このドキュメンタリーおすすめです!
恋人を観るのもいいかもしれませんね!

是非映画を御賞味になれ!

愛を込めて♡

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